HSPの私が持つ趣味の1つに読書があります。
HSP関連の書籍で言えば、過去に30冊ほどは読みました。
ストレス対策やコミュニケーションスキルの本も合わせると、100冊は余裕で超えています。
そんな『趣味=読書』の私が、『HSPにおすすめの本』を厳選してみました。
書店に行けばHSPの本が多すぎて、何を選べばいいかわからないですよね。
なので今から話す書籍の選び方や、おすすめの本を参考にしてください。
- HSP関連の本の選び方
- HSPにおすすめの本【知識編】
- HSPにおすすめの本【テーマ別】
この3つのポイントを抑えれば、あなたのHSPのタイプや悩みに合った本が見つかります。
まずはHSPの本を効率的に選ぶ方法についてお話ししていきますね。
HSPの本の選び方!あなたに合ったおすすめの書籍
今は本屋に行けば多くのHSP関連の書籍があります。
逆に数が多すぎて、どの本から読めばいいかわからないですよね。
私は読書が趣味と言うこともあり、自分の健康やメンタルに関する全ての本を読んでいます。
(睡眠や自律神経など、HSPに少しでも関連する本も好き。)
そんな私がおすすめするHSP関連の本の選び方は、『手元に2冊持っておく』というもの。
数あるHSP関連の本の中でも、次の2つのポイントを抑えた本だけ読めば問題ありません。
まず1つ目は『HSPをわかりやすく解説している本』
誰が読んでもわかりやすく解説された本で、『自分の身体や心の状態』を知るための本です。
そして2つ目は『あなたが悩んでいる特定のテーマとHSPをからめた本』
HSPと言っても恋愛や仕事・睡眠など、悩むシチュエーションはバラバラです。
そのテーマに絞ったHSP関連の書籍を選んで、具体的にどう対策すればいいかを勉強するんですね。
- HSPの知識を深める本
- HSPにどう対応するかを知る本
この2冊だけ読めば、他の本は無理して読む必要はありません。
当ブログでも、この2つの選び方に分けて、おすすめ書籍を紹介していきます。
HSPの本でおすすめ!読みやすい&わかりやすい書籍3選
まずはHSPについての知識を深める本を見ていきます。
- HSPってよくわからない
- 自分がHSPか確かめたい
- どんな症状があるのか知りたい
そんな人の疑問をスッキリさせてくれるのが、次の3冊です。
『とりあえずこの中から1冊を読めば大丈夫』という、簡単で読みやすい本を紹介します。
① 世界一受けたい授業で紹介された繊細さんの本
以前、テレビ番組の『世界一受けたい授業』で紹介されたHSP。
放送ではHSPを”繊細さん”というニュアンスで内容がまとめられていました。
そのときの放送で紹介されたのが『繊細さんの本』
武田友紀さんというHSP専門カウンセラーが書かれた本です。
本の内容
- HSPのチェック項目
- 五感の刺激への対応
- 人間関係への対応
- 仕事の選び方
- HSPの活かし方
このようにHSPで悩んでいるなら、まず最低限知っておきたいことが書かれていました。
HSP関連の書籍で、どれか1冊読んでみたいなら、この本を選びましょう。
② 海外のHSP心理療法士が書いたランキング上位の本
HSPの自分が普段の生活をどう過ごせばいいのか?
これからの暮らしの工夫について知りたいなら、『鈍感な世界に生きる敏感な人たち』がおすすめ。
この本は海外で心理療法士をしている人が書いた書籍になります。
本の内容
- HSPかのチェックリスト
- HSPの能力・特性について
- HSPがかかえるネガティブな感情
こちらは先ほどの本よりも、HSPのポジティブな面に注目しています。
どうすればHSPの特性を活かせるかや、普段の暮らしを安心して過ごせるかに着目。
また罪悪感などHSPが持ちやすい感情へのアプローチも描かれていました。
③ 周囲の人に理解してもらうときにおすすめのHSP書籍
家族や恋人にHSPを知ってもらいたい。
そんなときにおすすめの書籍が『HSPの教科書』。
本の内容
- HSPの種類とタイプ
- HSPの生活あるある
- 人間関係の悩みと対応
- 自分を好きになる方法
- HSPの恋愛・結婚
- HSPの子育て
あなた自身がHSPへの理解を深めるためにも使えます。
ただこの本は生活や結婚など、リアルな側面にも目を向けているのが特徴。
なので家族に読んでもらって、HSPを理解してもらいたいときにもおすすめです。
どちらかというと女性向けという印象を受けました。
HSPのおすすめ本3選!【仕事に関する書籍】
ここからはテーマ別でHSPに関連した本を紹介します。
まずはHSPと仕事をテーマに書かれた書籍について。
HSPが居心地が良くなる職場を作る工夫や、働き方の改善方法などが書かれた本を紹介します。
① HSP会社員で日常の過ごし方を楽にしたい人向けの本
正社員や派遣で働く人向けの本が『私はHSPで会社員~楽に生きるために心掛けている簡単な方法~』
特に職場の人間関係で苦手な状況が多い人が、どうやって対処すればいいかが書かれています。
まずは何が苦手なのかなど自分を知ること。
そしてスケジュール表の書き方や、満員電車のストレスの減らし方なども書かれています。
サラリーマンやOLとして働き、HSPであることからストレスを感じる人向けの書籍。
② 今の職場で苦手な作業があったり、楽に働く工夫を知りたい人向けの本
今の職場で少しだけ楽に働くための工夫が書かれているのが、『繊細な人の心が折れない働き方』です。
見開きで完結するように書かれていて、サクサク読み進めていける本になります。
内容はHSPながら、会社で働く人の辛さや対策についてまとめられていました。
冒頭は漫画でHSPが働くときの辛さや、嫌なシチュエーションが描かれています。
『わかる!わかる!』と共感して読み進めていけますね。
そして中盤からは『HSP自体を変えず、付き合い方を変えよう』というメッセージが込められています。
電話対応・仕事のTODOリスト・嫌な気持ちになったときetc
仕事をしていると避けられない状況で、どのように自分を苦しめないかを知ることができます。
営業、事務、接客など代表的な職種で悩んでいる人向けの書籍となります。
③ HSP社会人の体験談を知りたい人に呼んで欲しい本
- 将来、働くことが不安
- これから社会にでるHSPの学生
そんな男性の繊細さんに呼んで欲しいのが『HSPサラリーマン』という書籍。
タイトルの通り、HSPを持ちながらフルタイムで働くサラリーマンの体験談が書かれた本です。
本の要点
- 職場の人間関係で辛いこと
- 仕事で結果がでないときのとらえ方
- 今日を少し楽に生きる考え方のコツ
タイトルにはHSPと書いていますが、HSPのチェックリストや対処法は書かれていません。
本は著者の実体験に基づくストーリーで、『少し生きやすくなる考え方』をまとめられたもの。
なのでHSPを中心に知識を深めたい人向けの本ではありません。
本を読み進めながら『わかる。わかる』と共感して、主人公と一緒に自分の世界を少しずつ変えていくモチベーションになります。
特に営業をしていて取引先の顔色が気になる、言動に惑わされるという会社員向けの本です。
HSPのおすすめ本3選!【恋愛ジャンルの書籍】
次はHSPさんが悩みやすい恋愛について。
周囲の人より繊細で敏感なゆえ、恋愛や結婚にも躊躇してしまうシーンはありますよね。
そういった恋愛を主テーマとした書籍を見ていきます。
① HSPで自分らしく恋愛したい人向けの本
HSPの繊細さんが恋愛で悩む状況や対策について書かれているのが『ひといちばい敏感なあなたが人を愛するとき』という本。
これはHSPの提唱者である、アメリカの心理学者が書いた書籍となります。
繊細なHSPだからこそやりがちな恋愛での失敗や、恋を長続きさせる方法が書かれていました。
恋愛の実践的なアドバイスなど、「HSPな自分を受け入れ他人を愛する」がテーマです。
海外の本なので言い回しなど少し難しい箇所があり、ボリュームもあります。
ただHSPで恋愛をするときの教科書のような本なので、悩んでいる人は読む価値がありますね。
② 片想いや好き避けをしてしまう人向けの本
好きな人はできるけど、距離を縮められない
そんな悩みを持っている人におすすめなのが、『親しい関係からなぜか離れたい』という書籍。
これはHSPのベストセラーとなった『鈍感な世界に生きる敏感な人たち』の著者イルセ・サンの本になります。
なぜかいつも上手くいかない恋愛を自分で選んでしまう人向けの内容。
こんな人におすすめ
- いつも冷たい人と付き合う
- 手の届かない恋ばかりする
- 相手に完璧を求める
- 恋人がいる人を好きになる
無意識に幸せにならない選択肢を選ぶ原因や、それの対策が書かれている本です。
好き避けや距離を近づけられないときは、失敗を恐れているというのが本音であるという主張。
HSPなど繊細な人は特に「自己防衛」のため、人と距離を近づけられないんですね。
そんな状況を抜け出すために、自分の本当の感情に気づき、自分を受け入れ、他者を受け入れる方法が書かれていました。
今の彼氏・彼女や夫婦関係を良好にしたい人向けの本
すでに恋人がいたり、結婚して夫婦関係である人におすすめなのが『夫婦・カップルのためのアサーション』という本。
こちらはHSP向けに書かれた書籍ではありません。
ただ人間関係を長期的に良くしていくために、どういった話し合いが必要かが書かれています。
この本ではアサーションという自分も相手も大切に扱うコミュニケーションスキルがテーマ。
自分と相手の違いを受け入れ、お互いの気持ちを尊重し合って理解する方法が書かれています。
今お相手がいるけど上手くいっていないという人向けの恋愛本になります。
HSPのおすすめ本3選!【メンタルの書籍】
HSPで繊細がゆえに、メンタルなどネガティブな感情に悩むも多いです。
書籍ではそういったメンタル面に注目して書かれた本もあります。
もしネガティブな感情で悩んでいるなら、以下の本が参考になります。
① HSPでうつっぽい人向けの本
周囲の刺激に過敏に反応してしまうがゆえに憂うつになりやすい。
そんな人におすすめなのが『HSPとうつ 自己肯定感を取り戻す方法』です。
著者はHSP(過敏性症候群)とうつ病は、自己肯定感が希薄になる点で共通項があると主張。
だからこそHSPの人がうつ病と間違え、治療を受けるケースもあると警告していまました。
本の内容
- HSPとうつの違い
- HSPとうつの共通点
- 自己肯定感を高める方法
著者自身もうつに二度なったことがあるみたい。
ただ最近ではHSPだったのではと疑うようになったと話しています。
このように自分に自信がなく、抑うつで悩んでいる繊細さん向けの書籍となります。
② HSPから不安が強い人向けの本
過敏で繊細さゆねに普段から不安感が強い。
そんな人におすすめなのが『HSPと不安障害』という書籍です。
こちらは不安を抱えやすいという共通点から、HSPと不安障害について書かれた本。
不安要素をコロナ・お金・人間関係・女性などテーマ別に分けて、それぞれの不安への対処法が書かれていました。
初心者向けに書かれているので、すでにHSP関連の本を何冊も読んでいる人には不向きです。
ただ特に2020年以降は自粛期間もあって、健康や将来に不安を持つ人が増えていますよね。
漠然とした不安はもちろん、原因がハッキリしてる些細な不安にも対応する。
そうして全体で見たときに心身の負荷を下げようというのが本書のテーマです。
③ メンタルを強くしたいと思っている人向けの本
憂うつや不安など、社会の刺激に対して反応しやすい自分を変えたい。
そんな人におすすめだったのが『マインドフルネスストレス低減法』という本。
マインドフルネスとは瞑想の一種で、Google社員も実践しているといわれるリラックス方法です。
周囲の刺激や自分の思考を否定せず受け入れることで、余計なストレスに繋げない効果があります。
マインドフルネスを8週間続けると、不安に反応する脳の偏桃体が小さくなったという研究があるほど。
この本は、そんなマインドフルネスの教科書と言える書籍となります。
本の内容
- マインドフルネスの効果
- マインドフルネスのやり方について
この本では1日40分を8週間やりましょうと書かれていますが、いきなり始める必要はありません。
寝る前の5分とか、朝起きたときの5分から始めてOK。
周囲の刺激そのものではなく、刺激への自分の対応を変えるというアプローチになります。
HSPのおすすめ本3選!【家族の書籍】
最後はHSPと家族について書かれた本を紹介します。
子供がHSPの場合や、HSPの母親の子育てなど、家族をテーマにした書籍になります。
① HSPでひきこもりの人向けの本
HSPで刺激に繊細だと、外に出ないようになります。
そのまま引きこもり気味になった人におすすめなのが『HSPでひきこもりだけど私は元気です。』という書籍。
この本はHSPで引きこもりのイラストレーターと、HSP専門カウンセラー武田友紀さんの対談を書籍化したもの。
漫画と文章で書かれていて、初心者でも理解しやすい内容となっています。
外出が怖いと感じるときの対策や、疲れた自分の癒し方などが主なテーマ。
引きこもりに限定せず、家の外からの刺激にビクっとしやすい人のための書籍です。
② HSPで子育てをしている人向けの本
HSPで子育てをしている人におすすめなのが、『ひといちばい敏感な親たち 子育てとHSP気質』
敏感すぎるHSP気質の親が、どうやって子育てをしていけばいいかについて書かれています。
子育てはHSP気質が強い人にとっては、人一倍のストレスになるもの。
子供の怪我や病気に心配になったり、非HSPの親とのママ友関係などの対処法がテーマ。
本の内容
- 子育て中の刺激への対処方法
- 子育て中のネガティブな感情への対処法
- 社会との関わりや摩擦への対処法
この本ではHSP気質の親は、素晴らしい親になる可能性があると書かれています。
過度なストレスを緩和しつつ、自分の特性を活かした子育ての方法が書かれていました。
個人的には「感情を受け入れる」「嫌な感情はいずれ対処できる」という言葉が響きましたね。
③ 子供がHSP(HSC)の場合
お子さんが敏感で繊細な場合は『HSCの子育てハッピーアドバイス HSC=ひといちばい敏感な子』がおすすめ。
「どうしてうちの子だけ、こんなに傷つきやすいのだろう」と疑問なら、お子さんがHSCである可能性が高いです。
この敏感さや繊細さを個性ととらえて、どのように育てていけばいいかが書かれていました。
「思いやり」「愛」「親切」「芸術」「お笑い」といった感受性が高いプラス面を見る。
言葉にすると綺麗ごとに聞こえますが、繊細なお子さんは可能性に満ちているといった主張でした。
一貫していたのは『子供の味方になろう』というもの。
HSCの知識を得て子育てをしたい親御さん向けの本となっています。
漫画やイラストが多いので、スラスラと読み進めることができますよ。
HSPの本選びでおすすめなのは2パターンある。
今回はHSP向けの書籍についてお話ししました。
まずはHSPについてわかりやすく書かれた教科書的な本を1冊、手元に置いておくこと。
そして2冊目は特に悩んでいるテーマについて書かれているものを選びましょう。
HSP関連の書籍はたくさんありますが、手元に置くのは2冊で十分です。
『教科書として使う』『特に悩んでいるテーマを読む』
この2パターンで意識すれば、数あるHSP書籍の中から、あなた向けの本が見つけやすいですよ。
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