HSPは勉強できない?疲れて集中できない繊細さん向けの勉強法

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HSPだと勉強できない HSPと仕事

HSPの体質が原因で勉強できない状況はあります。

私も学生時代に勉強や試験では苦労しました。

教室で集中できないことや、試験当日に頭がごちゃごちゃしてしまうことも。

ただHSPという体質を理解して対応すれば、今より勉強に集中できるようにはなれます。

この記事でわかること

  • HSPが勉強に集中できない理由
  • 繊細さん向けの勉強法
  • 試験や受験があるときの効率的な勉強法

HSPだから勉強ができないわけではありません。

むしろ繊細さや慎重さを活かせば、学力もグイッと引き延ばすことはできますよ。

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HSPは勉強できない?集中できない理由

なぜHSPだと勉強ができない状況になりやすいのか。

集中できない理由は次の3つのどれかに当てはまります。

① 刺激が多い環境だと勉強したくても集中が続かない

図書館

HSPは五感への刺激を過敏に受け取る人が多いです。

この繊細さを持っていると、勉強するときも試験のときも集中できない状況になりがち。

集中できない環境

  • 教室がうるさい
  • 隣の人の香水がくさい
  • 部屋が明るすぎて目が疲れる
  • 教室が寒い・暑い

こういった外部環境が原因で集中できないんですね。

ただこの刺激に関しては、私たちHSP自身がコントロールできるものがあります。

詳しくは後で話しますが、静かで集中できる場所を探すこと。

そして試験など会場が決められているときは、マスクや眼鏡で刺激を減らすこともできます。

② 繊細さゆえ頭の中がごちゃごちゃして疲れる

1つの情報を掘り下げて考えこんでしまうのもHSPさんあるある。

これは勉強中(インプット)も試験中(アウトプット)も雑念が浮かぶ原因となります。

勉強しているときは細かい場所が気になってしまい先に進めない。

試験中も『計算ミスしてないか?』とか『さっきの問題やっぱりAかも』など頭の中がごちゃごちゃして疲れます。

試験中であれば問題を解くスピードが落ちて、時間配分などが乱れることにもなりますよね。

この場合は事前に雑念が浮かぶことを前提に対策しておくのがおすすめ。

例えば勉強中は雑念メモを用意して、頭の中に浮かんだ疑問はそこにメモしておく。

試験中であれば時間配分を先に決めたり、記憶系の問題を先に解くなどして対応できます。

③ 真面目さゆえ完璧主義になり勉強したくない病になる

HSPは他人の言動の変化を感じる能力も高いです。

共感力もあるので真面目な人が多い印象。

ただ真面目が行き過ぎて完璧主義になると勉強にも支障が出てきます。

例えば友達や同級生と学力を比べて一喜一憂してモチベーションを保ちにくい。

私も試験で結果ができるのが怖くて、努力すること自体に不安を感じる時期がありました。

こういったときは注目する場所を変える必要があります。

脳は『◯◯するな!』という命令を聞くことはできません。

なので失敗や比較とは別の場所に意識を向ける工夫が必要になります。

私の場合は成長日記を作ったり、失敗ノートを持つことで対応していました。

(詳しいやり方は後述しています)

参考⋙HSPだと同世代が苦手になる?接し方について

HSPが勉強できない理由

  • 勉強や試験の環境が集中できない
  • 雑念が浮かび効率が下がる
  • 完璧主義で劣等感や失敗への恐怖が強い
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HSPさん向けの勉強法!集中力とモチベを維持しよう

HSPの体質自体を変えることはできません。

でもHSPを理解すれば、工夫次第で効率的に勉強することはできます。

私が勉強するときに心掛けているのは次の3つになります。

① 勉強(インプット)するときは専用の環境を探す

HSP向けの耳栓

勉強するときの環境探しから見ていきましょう。

ワイワイガヤガヤするところは雑音が気になりHSPさんは集中できません。

なので静かな場所だったり、周りが集中して勉強している環境がおすすめ。

候補となる勉強場所

  • 学校の図書館
  • 市の図書館の自習室
  • 市が管理するフリースペース
  • 勉強カフェ
  • 公園や神社のベンチ

私はこれらの場所に加えて、教科別に勉強する場所を変えていました。

例えば神社のベンチに座って歴史の平安時代を覚える。

そして河川敷のベンチでは歴史の江戸時代について記憶する。

このように科目や項目ごとに勉強する場所を変えていたんですね。

場所ごとに暗記するものを変えていると、試験当日も思い出しやすくなりますよ。

また数学など机が必須の勉強は図書館など周囲が勉強している空間が向いています。

特にHSPさんは他人の言動にも影響を受けるので、周りが勉強していると、良い緊張感を保って集中できるでしょう。

勉強は家でしなければいけないというルールはありません。

自分の部屋やリビングで勉強できたら理想ですが、親の理解が得られなくても代案はあります。

参考⋙HSPは親の過干渉で悪化する原因になる?

② 勉強中の雑念はメモして保管!イフゼンルールが使える

勉強中に雑念が湧いてきて集中できない。

こんなとき有効なのはイフゼンルールという考え方です。

これは事前に『もし○○になったら△△する』とルールを決めておくこと。

事前にルールを作ることで、いちいち迷ったり決めたりする手間を省くことができるんですね。

私は勉強中に雑念が起こったときに、このイフゼンルールを使っています。

『もし勉強中に雑念が湧いたらメモ用紙に記録しておく』

こうすることで頭の中に浮かんだ疑問は全てメモ帳へ。

すぐに勉強に意識を戻せるので、この雑念メモをカバンに入れて勉強していました。

雑念メモは私のルールなので、そこはあなたが代わりにルールを作っても構いません。

③ 勉強とは学びのこと!成長に注目する習慣を作ろう

つい周りを比較してしまう

このように完璧主義から勉強に意識を向けられないときはどうすればいいのでしょうか。

私もつい人と比べて劣等感を感じるタイプです。

でも成長に意識を向けることで、この比較クセを改善することができました。

私が行ったのは勉強したときに成長日記をつけること。

勉強して学んだことや気づいたこと、昨日の自分ではわからなかったことを記録します。

こうすれば後で見返したときに、すごい成長できていることを実感できるんですね。

勉強へのモチベーションも保てるし、他人と比べる回数も減らせました。

勉強とは本来は学ぶこと。

その本来の目的に意識を向けるため、寝る前に成長日記をつけるのはいかがでしょうか?

スマホのメモ帳に記録するだけならお手軽で続けやすいですよ。

HSPさん向けの勉強法

  • 静かで勉強できる環境をいくつも探す
  • 雑念メモを使って勉強に意識を向け直す
  • 寝る前に成長日記をつける
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HSPで受験失敗した私を反面教師にしてほしい

学生時代、私は大学受験に失敗してしまいました。

この時期はまだHSPという自覚もなく、とにかく勉強時間だけ作っていた時期。

今振り返ると当時の勉強法をとても後悔しています。

当時の私に声をかけることができるなら、次の3つを伝えたいですね。

① 間違えたノートを作った方が効率的

今日からできる効率的な勉強法として『間違えたノート』があります。

そもそも受験の目的は、試験当日に合格点を出すことですよね。

つまり試験前日までにやることは、『過去に解けなかった問題を解けるようにしておくこと』の繰り返しになります。

どの問題が解けないか知るために小テストや模試などがある。

そういったテストでミスした問題だけを、自分のノートに書き写していくんです。

そうすればそのノートは自分が過去に間違えた問題だけが乗っている超効率的に勉強できる問題集になるんですね。

この『間違えたノート』はルーズリーフで作った方が、あとで整理しやすいですよ。

② 試験当日を想定して、あえて雑音がある環境に慣れておく

勉強するだけなら静かな場所の方がHSPさんは集中できます。

ただ受験となるし試験当日は会場で試験を受けることになりますよね。

なのである程度の雑音など五感への刺激は避けられません。

そこで普段からそういった場所で勉強して慣れておく必要があります。

耳栓や光を遮断する眼鏡などで、少し雑音がする場所で勉強する。

慣れてきたらそういったグッズも辞めて、図書館の自習室などで問題を解く。

このように試験当日のシミュレーションをすれば、当日にパフォーマンスを落とす心配もありませんよ。

最初は刺激がある場所が慣れないので疲れやすいかも。

慣れるまでは休息もこまめにとって、リフレッシュしましょう。

参考⋙休むと罪悪感を感じるHSPへ!上手な休息を取るコツ

③ 人間関係の悩みがない学習法を選ぶ

受験となると塾や家庭教師などを選ぶこともあるでしょう。

ただHSPさんにとって大人数がいる塾は人間関係のストレスにも繋がります。

友達関係を維持しようとしたり、相手の言動に気を遣って疲れてしまうんですね。

塾で勉強したいのに人間関係で疲れていたら元も子もありません。

そこであなたが勉強に集中できる学習法を選ぶ必要があります。

例えば家庭教師であれば1対1なので、あなたのペースに合わせて勉強が進みます。

塾でも少人数制や個別対応のスタイルもありますよね。

低料金がいいならスタディサプリなど配信で勉強することもできます。

もしいくつか候補があるなら費用が安いものから試してみましょう。

受験対策のコツ

  • 間違えたノートを作る
  • 試験会場を想定した場所で勉強する
  • 勉強方法は人間関係のストレスを感じないものを選ぶ
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HSPだから勉強できないわけではない!集中できる環境作りから始めよう

HSPは過敏さや慎重さゆえ勉強に集中できないこともあります。

でもだからといってHSPだから勉強ができないわけではありません。

まずは自分が集中して勉強(インプット)できる環境を探すことから始めましょう。

そうして勉強して学んだのなら記録日記をつけるのがおすすめ。

あとで見返したときに自分がどれだけ成長したかわかり自信に繋がります。

受験があるなら『間違えたノート』を作ると効率的。

過去に自分が間違えた問題のみ見返せるので、勉強が捗りますよ。

次はこちら⋙考えすぎて返信できないHSPさんは多い?

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