HSPが人と関わりたくない原因とは?一人になりたいときの工夫

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人と関わりたくない HSPと人間関係

HSPだと、人と関わりたくない衝動に駆られる時があります。

他人といると、どうしてもイライラしたりモヤモヤして疲れてしまう。

そんなストレスをため込んでいると、急に一人になりたくなってしまうんですね。

そこで今回は、HSPで人と関わりたくないと感じたときの対応についてお話しします。

  1. 人と関わりたくないと感じる原因
  2. 原因別の対処法
  3. 一人になりたいからと独りを選ぶリスク

この3つのポイントを抑えれば、他人に感じるストレスに悩まされることが減ります。

何の対処もしなければ、これまでのようにイライラが溜まってしまうので今日から改善しませんか?

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HSPで人と関わりたくないと思う原因

まずはなぜ人と関わりたくないと感じてしまうのか。

そのキッカケや原因について見ていきましょう。

原因を突き止めれば、自然と対処法もわかりますよ。

① 苦手な人と一緒にいる時間が長い

相性が悪い人の特徴

対人関係にヘトヘトになる理由は、苦手な人といる時間が長いことが関係しています。

特にHSPの場合は、他人から受ける影響は大きくなりがち。

苦手な人を避けることができず、一緒にいる時間が長いとストレスも大きくなります。

溜まりに溜まったストレスが限界を超えて、『もう人と関わりたくない』と思ってしまうんですね。

職場や学校など、人間関係をコントロールできない状況で生まれやすいです。

② 誰かといる場所が苦手な場合

車の騒音

人ではなく、場所に疲れてしまうのがHSPの特徴。

例えば好きな友達といるけど、カラオケなどの騒音で疲れてしまう。

また気の合う恋人と一緒だけど、混雑したショッピングモールでストレスが溜まるなど。

外出先の空間が苦手でストレスとなり、『もう一人になりたい!』となってしまうケースです。

“人と関わりたくない”というより、”一人になりたい(家に帰りたい)”というニュアンス。

誰と会うかも大切ですが、HSPにとっては”どこで会うか”も大事なんですね。

③ 初対面の相手が多くて疲れてしまう場合

飲み会をする

はじめまして。○○です

こんな挨拶から始まる交流が多い場も、HSPにとってはストレスを感じやすいです。

  • 婚活の場
  • 異業種交流会
  • 友達の友達と会うとき

相手からどう思われているか気になるのは誰でも同じ。

でもHSPは相手の些細な言動から推測して、自分に好意的かどうかを見極めます。

そんな初対面で会う人が多い場所にいると、視線が気になりすぎて『もう人と関わりたくない』と感じてしまう。

私自身、これまで何度も『早く家に帰って一人になりたい』と思う場面がありました。

参考⋙HSPと合わない人を避けて波長が合う人との巡り合う方法

④ 親密な人間関係にも疲れてしまった場合

HSPは家族といると疲れる

他人への共感力が高いHSPさんは、長期的な人間関係を築きやすいです。

相手の立場に立って考えることができるので、お互いに心地よい関係性でいられる。

でも長期的な人間関係でも、自己主張ができないと少しずつ関係も変わってきます。

  • 察してほしい
  • 何でわかってくれないの

このように相手に理解してもらおうとしても、相手はあなたの考えに気づけません。

だんだん不満が募って、お互いにズレを感じるようになり、一緒にいてもストレスとなる。

家族や恋人や友達といても『なぜか疲れる』というのは、このパターンが多いです。

HSPで人と関わりたくないと感じる原因

  • 苦手な人から離れられないとき
  • 苦手な場所に長時間いるとき
  • 初対面の交流が多いとき
  • 上手に自己主張ができないとき
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HSPで一人になりたいときの工夫

『人と関わりたくない』からと、衝動的に人間関係を切るのはおすすめしません。

まずは先ほどの原因別で、対人関係のストレスを減らす方法を考えて行きましょう。

① それぞれの場所でHSPの緊急避難場所を作る

目が覚める

苦手な人と一緒にいないといけないときは、避難場所を作るのがおすすめ。

トイレとか公園など、一人でゆっくりできる場所をたくさんリストアップしておきます。

そしてその避難場所に行き、違和感のない範囲で苦手な人といる時間を減らしていきましょう。

あとは満員電車などでも、イライラしている人からは離れた方が良いですね。

他人のイライラも共感してしまい、あなた自身がストレスを感じてしまうからです。

苦手な人とは一生会わないようにするのが理想。

ただ学校や職場など、人間関係を切るのが難しいときは”減らす工夫”をしましょう。

参考⋙HSPは人間関係リセット症候群に注意?人間関係の断捨離

② HSP対策グッズを使って刺激を減らす

音楽を聴く

友達や恋人と遊びに行く場所で、苦手な空間があるときはどうすればいいのでしょうか。

対策は2つあって、まずはあなたが遊び方の提案をするという方法。

自分の家や公園など、あなたが安心して過ごせる場所で遊ぶ提案をするのが1つ目の対策。

2つ目の対策は、HSPの刺激軽減グッズを活用すること。

例えばブルーライトカットの眼鏡を使えば、端末の強い光を軽減できます。

耳栓やノイズキャンセリングのイヤホンを使えば、騒音に悩まされなくなる。

マスクにアロマを使えば、不快な匂いもシャットアウトできます。

不快な刺激を0にはできませんが、少し減らすことは今日から可能。

まずあなたがどんな刺激に弱いのかを知ることから始めましょう。

書籍なども読めば、HSPの中でどのタイプかを知ることができますよ↓↓

参考⋙HSPにおすすめ本15選【テーマ別の良書】

③ 初対面の人の評価が気になるとき

他人の評価が怖い

初対面の人が多い場所が苦手なときは、行動に集中するという方法がおすすめ。

HSPの場合は相手の些細な言動から、自分がどう思われているのか気になってしまいますよね。

でもいくら推測しても、その推測が正しい保証がどこにもありません。

例えば『嫌われている』と思ってたけど、相手は緊張しているだけだったとかもよくある話。

このようにHSPだからといって、予測が必ず当たっている保証はないんです。

だから初対面の人が多い場所で心掛けたいのは、推測よりも行動。

現時点で相手からどう思われているかより、これから相手に好印象を持ってもらう行動に集中しましょう。

好印象に繋がる行動

  • 相手の名前を呼ぶ
  • 笑顔で挨拶をする
  • 相手の話をよく聞く

特にHSPさんは、相手の立場に立って考えられる人が多いです。

なので聞き上手だったり、ちょっとした気配りで高評価に繋がりますよ。

参考⋙HSPの女性はモテる?モテる女子とモテない女子の違い

④ 長期的な関係性でモヤモヤしているときの交渉

夫婦喧嘩

長期的に続く関係でストレスを感じる場合は、対処方法が2つあります。

まずはその人と会わないようにすること。

恋人や友達なら家族とは違い、『サヨナラ』をすることができます。

ハッキリ伝えなくてもLINEの返信を遅くするなど、間接的に離れたいことを伝えることは可能。

まずは少しずつ相手との時間を減らしていき、あなたがどれだけ心が軽くなるかを確かめてみましょう。

もう1つの方法は自己主張をするというもの。

あなたが抱える相手への不満を伝えて、関係性を改善しようとする行為です。

相手に要求するといっても『○○してほしい!』と頭ごなしに言われると、相手もイラッとします。

そこで交渉するときは、相手のハードルが下がるように言い換えましょう。

交渉の例

  • タバコをやめて欲しい
    ⇒タバコは換気扇の下かベランダで吸って欲しい
  • いびきがうるさい
    ⇒いびき軽減グッズを試してほしい

交渉してもムダなときは、1つ目の対策を取ります。

家族と相性が合わない場合も、一人の時間を増やすことは可能。

ひとり暮らしが理想ですが、仕事や習い事で食事の時間をズラせば、会話の時間も減らせますよ。

⑤ 家や近所で一人の時間を作る

念願の一人暮らし

ここからは対人関係の悩みに関係なく、HSPさん全員に当てはまる心のケアについて。

“人と関わりたくない”という思いは、言い換えれば”一人になりたい”ということ。

その願いを叶えるために、一人でゆっくりする時間を作りましょう。

フリーランスになるとか、一人暮らしをするといった決断は不要。

そうではなく1日の中で、定期的に一人になれる時間を作るんです。

私がしている行動も参考として紹介しますね↓↓

一人の時間の作り方

  • 神社に参拝する
  • 公園のベンチに座る
  • 河川敷を歩く

※スマホは機内モードにする

おすすめは自然に囲まれる空間に行くこと。

人も少ないし空気も美味しいので、HSPさんでも居心地よく過ごせます。

参考⋙HSPだと人と会うと疲れる!話すと消耗する原因と回復方法

⑥ 対人関係のモヤモヤ感情を吐き出す

人と関わりたくないということは、人と関わったときにストレスを感じたということ。

そのストレスをそのまま体に溜め込んでいると、心身に悪いです。

そこで私が行っている発散方法が、モヤモヤした思考や感情を全部外に出すという方法。

スマホのメモ帳を日記代わりにしたり、SNSで別アカを作ってもいいでしょう。

小さい不満が溜まったら我慢せずに、それを吐き出していく。

外に出すだけで、心に溜め込むよりもスッキリしますよ。

人と関わりたくないときの対処法

  1. 苦手な人との時間を削る
  2. 苦手な刺激にはグッズを使う
  3. 初対面の人には好かれる行動をとる
  4. 家族や友人に不満があれば1つだけお願いをする
  5. 家や近所で一人の時間を増やす
  6. 日記やSNSなど愚痴を吐き出せる場所を作る
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HSPが一人になりたいときの注意点!間違った対処法

最後は人と関わりたくないと思ったときの間違った対処法を見ていきましょう。

以下の2つの方法は、私はオススメできません。

人間関係のすべてを断つ

孤立する

人と関わりたくないからと、人間関係をリセットするのは危険。

いきなり一人になると、誰にも助けてもらえないし、良好だった人間関係も切り捨てることになります。

転職や引っ越しをすれば、確かにリセットはできるかもしれません。

ただ失うものも多いので、減らす人間関係は苦手な人だけでOK。

少しずつ嫌な人を避けて、別の人間関係にシフトした方が良いですよ。

急に一人になろうとすると、周りとの距離感もギクシャクしてしまいます。

参考⋙HSPは人に興味がないと思われがち!?距離感の取り方

人間関係を我慢して続ける

高圧的な上司

誰もが100%良好な人間関係ではない

そう思って今の人間関係を維持しようとするのも辞めましょう。

確かにあなたにとって、完璧な人間関係だけで人生を過ごすのは難しいです。

でもだからといって苦手な人と我慢してい続けたり、家族への不満を言わないままでいると何も解決しません。

そうやって少しずつ溜めた不満が爆発すれば、周りもビックリしちゃいますし。

参考⋙HSPは怒ると怖い?怒りっぽい繊細さんの怒り爆発のキッカケ

なので先ほども言ったように、まずは嫌な人との時間を減らすことから始めましょう。

そして一人の時間を確保して、余裕ができたらまた新しい人間関係を作っていけば良いです。

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HSPだと人と関わりたくないと思う瞬間はある!サインに早く気づこう

HSPだと他人の言動や刺激から、人と関わること自体を辞めたくなる瞬間はあります。

ただ衝動的に人間関係を切ったり、一人で居続けることはおすすめしません。

誰かと一緒にいることで感じる幸せを味わうチャンスを逃してしまうからです。

まずはどの人間関係でストレスを感じるか、その原因を特定しましょう。

そして苦手な状況や嫌いな人といる時間を少しずつ減らしていきます。

別の人間関係にシフトするにしても、まずは心を休める時間を作るのが先。

自然が多い場所に足を運んでみたり、イライラを全て吐き出す日記をつけるのも良いですね。

嫌な人間関係を少しでも減らせば、人間関係リセット症候群も少しおさまりますよ。

参考⋙HSPは優しくない?繊細=優しいという誤解に悩む

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