考えすぎて動けないのはHSPだから?考えすぎて動けないときケース別の対応

HSPは考えすぎ HSPとは

HSPで考えすぎると、あらゆる面で悪影響がでます。

仕事もプライベートも睡眠の質にも、悪い影響が出てしまうんですね。

  • 相手の言動が気になりすぎて自己主張できない
  • 考えすぎて行動できず、状況が変わらない
  • 考えすぎて疲れてるのにモヤモヤして眠れない

こういったHSPの考えすぎるクセと、どのように付き合えばいいのでしょうか。

今回はケース別に、それぞれの対策を紹介します。

当てはまる状況を選んで、解決策を試してみてください。

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考えすぎて動けないのはHSPだから?考えすぎてしまうワケ

なぜHSP体質だと、つい考えすぎてしまうのか。

それは周囲の変化への察知力が高いことが関係しています。

① HSPは常に考え事をしやすいのは過敏だから

つい悩む繊細さん

HSPだと五感などを刺激するものに過敏に反応する人が多いです。

その分だけ日常生活で受け取る情報量が多くなり、それが悩み事に繋がるんですね。

  • 職場が臭い
  • 寝室がうるさい
  • 室内外の気温差が激しい

このようなストレスを受け取ってしまうのが繊細さんの大変なところ。

そしてこういった外部の変化は、人間関係でも関係しています。

  • 上司が不機嫌なのは自分のせい?
  • 恋人に嫌われたかもしれない
  • 友達に自分の意見が言えない

相手は何とも思っていないかもしれない。

それなのに敏感に相手の言動から憶測して、不安や恐怖を感じてしまう。

このように外部の変化に過敏に反応するHSPさんは、考えるキッカケが多いと言えます。

② HSPが考えすぎて起こる日常生活の問題

セルフチェック

つい考えすぎてしまうHSPさんは、いろんな面で問題が起きます。

仕事もプライベートも私生活も、悪い影響が出てしまうんですね。

  • 例えば考え事をしていて寝付けない
  • 考えすぎて動けなくなる
  • ずっと考えているから勝手に疲れる
  • 恋愛で積極的になれない

では考えすぎてしまって起こる、これらの問題にどのように対応すればいいのか。

それをケース別に考えて行きます。

もしHSPに関して全体的な知識を知りたいなら、書籍も一緒に読むと参考になりますよ。

参考⋙HSPの本でおすすめ15選!一度は目を通したい書籍

HSPが考えすぎる原因

  • 周囲の変化を察しすぎる
  • 考えるキッカケが多い
  • 推測や推論で考える時間が長くなる

※ケース別に対応していく必要がある

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HSPで考えすぎて眠れないときの対応

つい考え事をしてしまい、寝付けない

このような問題があれば、次の3つの対応をしてみましょう。

① 明日の予想をすると寝つきが良くなる

まず最初に取り組みたいのが、明日の予定を立てること。

モヤモヤする原因は未来への不安が関係しています。

だから『明日起きたら、○○をしよう』とスケジュールを立てる。

このように行動を明確に決めることで、寝付きやすくなるんですね。

私はスマホのメモ帳に午前中の予定を立て、寝る前に確認するようにしています。

朝起きてテキパキと動く自分をイメージしていると、余計な考え事をせずに済みますよ。

② HSPの睡眠を妨げるキッカケを遠ざける

寝室

次は寝室で睡眠を妨げる刺激を遠ざけていきましょう。

騒音などがあれば寝付けずイライラして、そこから悩み事や考え事をしてしまうからです。

家族と同居していて、自分で心地いい環境を作りづらいときはグッズがおすすめ。

耳栓をしたりアイマスクをすれば、騒音や光を遮断できます。

アロマや自然繊維のルームウェアを使えば、心地の良い刺激を作ることもできますよ。

③ HSPでも眠りやすくなる呼吸法に集中

考えすぎるということは思考があちこちに散らばっている状態。

そんな状態を脱出するためには、何か1つのことに意識を向けてみましょう。

私が試して効果があったのが、『呼吸』に意識を集中することでした。

特に眠気がやってくる副交感神経が高まる呼吸法がおすすめ。

眠りの呼吸

  • 4秒かけて息を吸う
  • 7秒間、息を止める
  • 8秒かけて息を吐く

息を吸う時間より、息を吐く時間を長くする。

こうすることで体がリラックス状態になり、寝つきが良くなります。

つい考え事をしてしまうなら、秒数を決めて心の中でカウントをしましょう。

数を数えることに集中すれば、無駄な考え事をしなくて眠りにつけますよ。

参考⋙HSPで寝れない!睡眠不足を解決する快眠のススメ

考えすぎて寝れないとき

  • 明日の午前中の予定を立てる
  • 寝室の不快な刺激を遠ざける
  • 副交感神経を高める呼吸に集中
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HSPで考えすぎて動けないときの対応

考えすぎて行動できない

こんなときは次の3つの方法を試してみましょう。

行動することの不安や、失敗への恐怖を取り除くことが大切になります。

① HSPで考えすぎと言われるときは”なぜ”ではなく”何”を考える

念願の一人暮らし

なぜ行動できないのかと考えると、悩み過ぎる原因になります。

『HSPだから』という結果が出ても、体質を自分で変えることはできないので解決にならないんですね。

なので考えるときは”何”で考えるようにしましょう。

  • 何があれば行動できるか
  • 何のせいで行動できないのか

こうすることで原因が自分で解決できるモノに置き換わります。

計画表を作って行動しやすくしたり、失敗したときの対策を練るなどですね。

考えるときは”なぜ”より”何”の方が具体的な解決策が思いつきやすいですよ。

② 今の自分にできることは?HSPが行動しやすいベビーステップ

ステップアップしていく

いきなり大きな行動をとるのは、HSPでない人でも大変。

つい先延ばしにしてしまうことも多いはずです。

そんなときに効果的なのがベビーステップという考え方。

今すぐにできる最小のステップにまで細分化してスタートする方法です。

例えば『転職したいけど行動できない』という場合。

理想の行動は転職サイトへの登録や、面接のアポを取ることだと思います。

でもいきなりするのは失敗のリスクも高いし不安ですよね。

そこで今すぐできる行動として『転職サイトを比較すること』はどうでしょうか?

自分に向いている転職サイトを探してみる。

これなら今すぐにできるし、転職活動の最初の一歩としても効果的ですよね。

このように目標までの行動を細分化して、とにかく今すぐできるステップに分ける。

ベビーステップという考え方が、不安を持ちやすいHSPさんには向いています。

③ もし失敗したら?失敗後の行動も決めておく

断る勇気

行動するときは失敗するリスクもあります。

そのリスクを見ないようにするというのはHSPさんには難しいはず。

つい失敗したときの自分を考えて、不安や恐怖が高まり、行動できないからです。

そこでおすすめなのが『失敗したときの行動』を事前に決めておくこと。

『失敗したらどうしよう』という悩みを『失敗したら○○する』に置き換えるんですね。

先ほどの転職活動の場合で『面接に落ちたらどうしよう』という悩みを抱えているとします。

このときにルールを決めておくことで、無駄に悩む時間が少なくなります。

もし面接に落ちたら

  • その日は映画などを見てリフレッシュする
  • 翌日に面接の改善点を3つ考える
  • 翌々日から1社目より良い条件の転職先を探す

『失敗したらどうしよう』に対する答えは出てきません。

ただ『失敗したときの次の行動』を事前に決めておけば不安が減り、行動に移しやすくなります。

参考⋙HSPの成功者はいる?経営者や責任者に向かない理由

考えすぎて行動できない

  • “なぜ”ではなく”何”で考える
  • 今すぐできる最初の行動を決める
  • 失敗したときの行動も事前に決めておく
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HSPで考えすぎて心が傷つくときの対応

普段から考え事が多くて無駄に疲れてしまう

そんなときは考える時間を減らしたり、自分を癒す時間を増やしましょう。

① HSPでつい考えてしまうなら、考える時間を予定表に書く

メモ帳

私がやって効果を感じたのが、考える時間をスケジュールに組み込むこと。

つい考えてしまうクセを無くすのではなく、考える時間を自分から作るんです。

毎週金曜日の19時~21時までは考える

このように予定を立てて、それ以外で考え事をするのを辞めるんですね。

日頃からスマホのメモ帳に悩み事をリストアップして、週に1度、本気で考える。

ついダラダラと考えすぎてしまうなら、このように事前に予定に入れましょう。

予定外の時間は考えることを辞めることができ、メリハリのある生活を取り戻せます。

② 考え事に繋がる対象物を遠ざける

つい考えるときに、何か傾向はないでしょうか?

もし『○○をしていたら考え事をする』というパターンがあるなら、それを遠ざければ考える時間が減らせます。

例えば私の場合はニュースやSNSを見た後で、考え事をすることが多かったんですね。

  • 災害ニュースを見て不安になる
  • 炎上した芸能人の立場に立って悩む
  • SNSを見て友人と比べて落ち込む

なので休日は考え事のキッカケとなるスマホを、遠ざけるようにしました。

あなたもよく悩み事をするキッカケがあるかと思います。

それがモノだったとしてもヒトだったとしても、少しだけ距離を取れないか試してみましょう。

参考⋙HSPでニュースがつらい!辛い事件など見れないときの対策

③ 考えてしまう繊細さんの脳にマインドフルネスで休息を!

マインドフルネス

考える時間を減らす工夫をしたあとは、何も考えない時間を作ってみます。

脳も体の一部。

常に考え事をして休む暇がないと、脳もオーバーヒートしてしまいますよね。

脳の休息で有効な方法に、マインドフルネスという瞑想があります。

  • 呼吸に意識を向ける
  • 意識が逸れたら気づく
  • また呼吸に意識を向ける

これを繰り返すことで雑念が消えて、脳がリラックスできるんですね。

不安や緊張しがちなHSPさんにもマインドフルネスはおすすめ。

参考⋙HSPの疲れの取り方!疲れたときに試したい疲労回復

考えすぎて疲れるとき

  • 先に考える時間を用意する
  • 考え事をするキッカケを遠ざける
  • 何も考えない時間を作る
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HSPで考えすぎて恋愛がうまくいかないとき

相手の言動が気になって恋愛が上手くいかない

恋愛の問題を交際前・交際中に分けて考えて行きます。

① 好意度の推測ではなく好かれる努力をする

気になる人がいると、HSPさんの場合は相手からの評価が人一倍気になりますよね。

ちょっとした言動から推測して、『好かれているか嫌われているか』を予想しがち。

相手の何気ない一言で一喜一憂していると、精神的に疲れてしまいます。

このときは労力を、『推測』から『努力』に切り替えるのがおすすめ。

例えば相手に好かれる努力として自分磨きをしてみる。

  • 運動や筋トレでシェイプアップする
  • ファッションで清潔感を持たせる

自分磨きは今回の恋愛がうまくいっても行かなくても、あなたを裏切ることはありません。

次回以降の恋愛でも活きてくるので、無駄になることはないんですね。

推測はあくまで推測にすぎないので、恋愛成就という点では効果が薄い。

その推測に時間と労力を使うなら、1%でも確率を上げるために自分磨きをしてはどうでしょうか。

参考⋙HSP向けの結婚相手とは?結婚生活の現実

② 交際後に自己主張できないHSPのためのコミュニケーション

無事に付き合えたとしてもHSPさんは苦労が多いです。

特に多いのが相手に嫌われるのが怖くて、自己主張できないという点。

確かに間違った自己主張はワガママと思われたり、口喧嘩のキッカケになります。

恋人と長期的な関係を作りたいときに大切なのが、アサーションというコミュニケーション。

相手と自分は対等であるという考え方を元に、お互いを尊重しながら話す方法です。

『言わなくてもわかってくれるはず』という考えは、破局への第一歩。

お互いに精神的に余裕があるときだと、スムーズに話し合いができますよ。

参考⋙HSPは泣き虫?自分のことを話すとすぐ泣く繊細さんの本音と対応

考えすぎて行動できないHSPさんへ!考える力を別のカタチで活かそう

HSPは考えすぎ

HSPという体質を変えることはできません。

なので『考えすぎないようにしよう』という対策は無意味。

それよりも考えすぎるシチュエーション別で、対策を考えて行きましょう。

社会の変化を敏感に察知できる繊細さを、活かすという考え方の方が苦しまずにすみます。

次はこちら⋙HSPだと家族といても疲れる!理解されないときの対応

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