HSPさんのオフ会に参加すると、『優秀だな人だな』と感じる人が多いです。
それは気配りであったり機転であったり、周囲の人の気持ちを読み取る能力に長けているから。
一方で繊細さがマイナスに働いて、勉強や仕事など自分の能力を発揮できない人も見かけます。
そこで今回はHSPを活かして、勉強や仕事に取り組む方法を考えて行きましょう。
今回の内容
- HSPだと頭がいい人が多い?
- 繊細さんで頭の回転が早い人・悪い人
- 地頭や記憶力に自信がないときの対処法
この3つのポイントを抑えれば、自分を無理に変えようとせずに状況を変えることができます。
『あまり本来の実力を発揮できていない』と感じる場合は、この記事が役に立ちますよ。
HSPは頭がいい人が多い?
周囲の刺激や他人の言動に繊細に反応するHSPという体質。
5人に1人はHSPと言いますが、HSPは頭が良いケースが多いのでしょうか?
① HSPと学力は関係ない
勉強など学力に関しては、HSPと成績に関係性はありません。
未来への不安を感じやすい繊細さを活かして、勉強で好成績を残す学生はいるでしょう。
逆に未来の怯えて自分と向き合わず、遊んだり勉強をしないHSP学生もいるはずです。
HSPだからといって、勉強するかしないかは別問題。
データとしてHSPと学力に関係性があるという統計は見つかりませんでした。
② HSPさんは記憶力が良い
学力とは違いますが、HSPさんは記憶力が高いとは言えます。
そもそもHSPとは、危険を察知する扁桃体が活発に働くという特徴があるんですね。
なので危険や不安のスイッチになるようなことは、記憶に残りやすいんです。
ネガティブな感情を繊細に感じるHSPさんは、記憶力が高い人が多いとは言えますね。
私も同級生と昔のトークをしていると、『よく覚えてるね』と言われることが多いです。
③ 芸術面で成功している人は多い
勉強など成績とHSPは関係が見つかりませんでした。
ただ芸術面で成功している人は、HSPである人が多い印象があります。
芸能人や著名人でもHSPの人は多いですね。
この世界を敏感に感じ取ることが、芸術などのアウトプットに関係しているのかなと。
ビジネスなど事業では別ですが、芸術というジャンルでは繊細さは活かせます。
HSPと頭の良さについて
- 成績とは関係ない
- ただ記憶力が高い人は多い
- 芸術面で成功している人もいる
HSPで頭の回転が早い人の特徴
周囲の変化や出来事を敏感に察知するHSPという体質。
この体質を活かしている人と出会うと『頭が良いな』という印象を持ちます。
① 気遣いや気配りができる
他人の言動から本音を察する能力に長けているHSP。
それを活かして聞き役に回ったり、気配りが上手な人がいます。
周囲から誠実とか優秀という好印象を持たれるタイプのHSPさんですね。
勉強というよりも、仕事で成功したりプライベートの充実に繋がります。
参考⋙HSPの女性はモテる?繊細でモテる女子とモテない女子の違い
② 不安を勉強など行動に繋げている
また不安や恐怖を感じやすいことを活かして勉強する人もいます。
『大学に受からないかも』『まだ学力が不十分だ』
このように不安を感じて、それを払しょくするために行動するタイプのHSPさんですね。
繊細さを行動に活かせる人は、学業なども伸びるでしょう。
HSPで頭の回転が遅い人の特徴
一方で繊細さという体質が、能力にフタをしている人も見かけます。
先ほどのHSPを活かして日常生活を送っている人との違いに注目してください。
相手からの評価を意識しすぎて脳が消耗する
周囲の人の言動に影響を受けやすいHSP。
それが度を過ぎると、深読みしすぎて他人とのコミュニケーションに支障がでます。
例えば相手は何とも思っていないのに『嫌われてるはずだ』と思い込む。
または会話中に『大丈夫かな。どう思われてるかな』と心配になり、勝手に疲れてしまう。
繊細さというものがマイナスに働くと、能力を発揮するのが難しくなるんですね。
結果的に仕事で評価されず、そんな自分に嫌気が差して、さらに周囲からの視線が気になるという悪循環になるんですね。
恐怖や不安で行動できない
一般的な人より恐怖や不安を感じやすいという話をしました。
それが行動力に繋がればいいですが、行動できない原因にもなってしまう可能性があります。
例えば失敗への不安が強いと『もう少し計画を改善しよう』と考え、いつまで経っても行動しない。
周囲の評価が下がることが怖くて、挑戦ができないなどですね。
不安や恐怖を原動力にしないで、行動しない原因にいてしまう。
こうなると成果を出すのは難しくなり、結果的に評価も高まりません。
このようにHSPで頭の回転が早いと評価される人とされない人の違いは、HSPという特性を活かしているかが分かれ目になります。
HSPで頭が悪いと自覚している人の工夫
私自身、自分のことを頭が良いと思ったことはありませんでした。
ただ『生まれつきだから』と言えば、そこで終わってしまいますよね。
そこでHSPという体質を受け入れて、以下のことを意識して過ごすことに。
次の3つを意識して過ごすと、少しずつ自分の見える世界が変わってきました。
① 集中できる環境を作る
HSPが集中するときの敵は、周囲の刺激にあります。
騒音であったり光であったり、部屋の散らかり・雑念など。
まずはできるだけ集中を妨げる環境を作りましょう。
私の場合は聴覚が過敏なので、耳栓やノイズキャンセリングのイヤホンを使います。
さらに自宅では、自然音を流して外の音を気にしないように配慮。
このように外の刺激を0にはできませんが、気にならないレベルまで下げることはできます。
自分の家や部屋の環境作りは、HSPで寝れない人にも有効ですよ。
参考⋙HSPで寝れない!いびきや考え事からくる睡眠不足を解決
② 仕事や勉強はシングルタスクを心掛ける
実際に勉強や仕事に取り組むときは、シングルタスクを意識しましょう。
シングルタスクとは、取り組むものごとを1つに絞って集中する方法。
以前は同時に複数のことに取り組むマルチタスクがもてはやされていました。
ただ最新の研究だと、シングルタスクをした方が最終的に成果が出せることが判明。
むしろマルチタスクは、脳を切り替えるのにストレスがかかってしまうんですね。
なのであなたも勉強や仕事に取り組むときは、1つだけに集中しましょう。
そこで天敵となるのはスマホです。
電話やSNSの通知音で強制的に意識を奪われてしまうから。
なので勉強中は、LINEの通知が鳴らないようにオフラインにしておきましょう。
大切な仕事のときは、通信モバイルをオフにして着信だけ出られる状態にするのも良いですね。
HSPさんはLINEなどSNSの使い方を間違うと、過度なストレスとなるので注意しましょう。
参考⋙HSPだとLINEが苦手?5つの対策で”LINE疲れ”から脱出
③ 不安や恐怖で動けないときの対応
不安や恐怖を行動力に変えられる人は、成果に繋がる行動をとれます。
ただ逆に不安が強すぎて行動するのが怖いときはどうすればいいのでしょうか?
私が試して効果があったのが暴露療法という考え方でした。
暴露療法とは不安や恐怖を感じる行動を細かくわけて、少しずつ実践していく方法。
例えばいきなりプレゼンするのが怖いときは、家でプレゼンを想定して練習することから始める。
不安や恐怖に慣れて来たら、知人や同僚に聞いてもらうなど、少しずつハードルを高くしていくんですね。
行動に移すのが怖いときは、どうなるかわからないことも原因です。
そういった不安を減らすためにも、できる範囲内から少しずつ始めてはいかがでしょうか?
対人関係も怖いからと避けていたら、相手から『一人が好きなのか』と勘違いされますよ。
HSPと頭の良さは関係ない!ただ活かすことはできる
今回はHSPだと頭がいいのかについてお話ししました。
繊細さと学力は直接、関係しているわけではありません。
ただ不安を感じやすいという体質を、努力のモチベーションに変えることはできます。
人生は何を考えるのかではなく、何をするかで決まっていきます。
理想の人生があるなら、それに近づくための行動を今日から始めませんか?
もし恐怖で始めることができないなら、できる範囲内までハードルを下げて少しずつ取り組んでいきましょう。
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