HSPは五感だけでなく、第六感にも優れているという話は聞きます。
ただ診断方法が確立されているわけではありません。
そこで今回は私が直感を感じるシチュエーションを3つ紹介します。
嗅覚や視覚など五感ではない『何かを感じる』とき、それが本当に第六感なのか。
HSPとして第六感に優れているのかを確かめたり、不快な感覚への対応もお話ししますね。
HSPは第六感にも優れている?第六感について
まずは第六感について簡単にまとめていきます。
第六感とは一言で言うと、五感以外の感覚のこと。
視覚・聴覚・嗅覚・味覚・触覚
こういった五感ではないけど、何かを感じるときに第六感という言葉が使われます。
理屈ではないけど何となく感知する能力のことで、直感とか嫌な予感とか言い方はさまざま。
インスピレーションとか勘・霊感・虫の知らせというような言われ方もありますね。
こういった第六感は人間だけでなく動物にも備わっています。
HSPが感じやすい第六感 ① 人への共感
ここからは私が感じる五感以外の感覚についてお話しします。
まず1つ目が人の感情について。
相手の感情や本心といったものを受け取ることが多いんですね。
『HSPで他人の言動が気になる』という人は多いと思います。
【体験談】共感性が高い・他人への感覚が鋭い
HSPさんはカウンセラーに向いているとか、サービス業に向いていると言われます。
これは相手の立場に立って物事を見ることができるから。
共感性が高いとか、気配りができるというメリットに繋がりますよね。
あと私の場合は、『この人には何となく近づかない方が良い』といった警戒心もありました。
いつもニコニコしてるけど『信用できないな』と思っていたら、共通の友人がマルチに勧誘されたケースも(笑)
このように人の顔や仕草を見ていて、何となく相手の本音や本心が見えることはあります。
ただこの他人への直感が、メリットだけかというとそうではありません。
例えば電車でイライラしている人がいたら、自分も理由なくイライラしてしまったり。
周りが焦ってると、自分には関係ないのにソワソワしてしまったり。
あとは映画の登場人物に感情移入しすぎて、観るのがストレスになるなど。
他人の表情や言動が自分に影響しやすいことで、デメリットも出てきます。
【対策】苦手な人とは心と体の距離を取る
職業に活かすのは素晴らしいことだと思います。
ただ普段の生活で共感性が高くてストレスになるのは避けたいですよね。
そこで私が心掛けているのが、適切な距離感を取ること。
- 全ての人に優しくしようとしない
- 自分の大切な人に誠実に接する
- どうでもいい人からの判断はスルー
人間関係に優先順位をつけて、自分にとってどうでもいい人との心の距離を取るようにしています。
電車や街中などで危なそうな人がいたら、物理的に距離を取る。
参考⋙HSPと合わない人を避けて波長が合う人との巡り合う方法
職場や家の近くで苦手な人がいたら、会話をすぐ切り上げる。
こんな感じで深入りしないように心がけるだけでも、ネガティブな感情は減っていきました。
HSPの第六感② 直感が当たる?嫌な予感の確かめ方
私が五感以外で感じていたのが、未来への予感です。
正夢を事前に見ていたり、嫌な予感が当たったりすることがありました。
こういったことが本当にあるのかの確かめ方も紹介します。
【体験談】 正夢も嫌な予感も当たったことがある
普段通りの生活を送っていると、『あれっ。この景色どこかで見たことがある』という感覚に襲われます。
よく考えてみると、それが『夢』だったことを思い出しました。
仕事内容や職場の人員、職場に流れていたBGMが、以前に見た夢の通りだったんです。
こういった正夢は多くの人が経験あるかもしれません。
またある日だと、朝起きたときに『なんか嫌な感じがするな』ということがありました。
体調が悪いわけでもないのに、なぜか出社する気分になれない。
それでも仕事をサボるわけにもいかないので無理やり出社。
すると電車で足を踏まれたり、会社で身に覚えのないミスを追及されたりと嫌な一日になりました。
このような正夢や嫌な予感というのは、多くの人が体験したことがあるはず。
ではHSPだから予感が当たるということはあるのでしょうか?
【診断方法】 未来への直感が当たるかは日記でわかった
予感が実現すると『また当たった』と、自分の直感が優れている気分になります。
これが勘違いなのか真実なのか、確かめる方法を友人から教えてもらいました。
それが『予感日記』をつけるという方法。
普段から嫌な予感とか、夢をスマホのメモ帳に記録しておくんですね。
そして実際に予感と現実が重なったときに、メモを見返すという診断方法。
これで何がわかったかというと予感の外れた回数でした。
嫌な予感や正夢になったことより、圧倒的に外れたものの方が多かったんですね。
- プレゼン当日に嫌な予感がしたけど無事に終わった
- このエレベーターには乗らない方が良いと思ったけど何も起きなかった
- 朝起きて嫌な感じがしたけど、むしろ良い一日だった
こんな感じで嫌な予感が外れた回数の方が圧倒的に多かったんです。
つまり私たちは普段から予感をしているけど、それを忘れているんですね。
嫌な予感を思い出すのは、その予感が現実になったときだけ。
現実にならなかった予感は忘れるので、嫌な予感が当たった気になるんです。
参考⋙HSPは被害妄想をしやすい?思い込みが激しい妄想癖を自力で解決
もしあなたが自分の予感が当たっているか知りたいなら、日記をつけましょう。
的中率が高ければ未来への直感や第六感が優れているということになります。
残念ながら私は気のせいでした。
HSPの第六感③ 磁気や周波数について
最後は予感や直感とは少し違いますが、磁気や周波数があります。
聴覚に近い感覚ですが、こういった感覚に悩まされた経験はありませんか?
スマホや通信機器の電磁波
私が普段から気になってしまうのが磁気。
スマホなどの端末を使っていると、疲労感が溜まりやすいんですね。
周囲の人は普通にスマホを使っているので、『私だけかな?』と言えずにいました。
HSPという言葉を知って、おそらく磁気が苦手なんだろうと推測。
そこから意図的に、スマホや通信環境から離れる時間を作ることにしました。
例えば寝るときはスマホを機内モードにして寝る。
もちろん家のWi-Fiもコンセントから抜いています。
これで明らかに体調が良くなったわけではありません。
ただ何となく感じる疲労感や、頭や耳の詰まった感じは無くなったんですね。
あと普段から心掛けているのが、休日のスマホ断捨離をしています。
休日にスマホを家に置いて、神社や公園に散歩に出かけるだけ。
自然の癒しを感じながら、スマホで消耗しないような時間を作っているんですね。
苦手な周波数・音波がある
街中を歩いていると、苦手な周波数があります。
よくあるのがコンビニのモスキート音。
私はアラサーなのでモスキート音は聞こえない年齢のはずですが、バリバリ聞こえます。(泣)
耳が圧迫されるようなキーンという音が不快で、夜のコンビニには近づきません。
また商店街に多く設置されているのが、動物避けの超音波。
動物にお店が荒らされないための防犯対策として、動物が嫌な音を出しているんですね。
これも周囲の人は聞こえないようですが、私には聞こえてしまいます。
5秒おきくらいにキーンと耳にくる嫌な音波がキツイ。
なのでこの商店街を夜に通るときは耳栓をしたり、ノイズキャンセリングのイヤホンをつけています。
こういった苦手な周波数などは、自分自身で対処するしかありません。
多くの人が気にならないどころか、知覚できない刺激。
だからそういった刺激が苦痛なら、自分で対応しないと苦痛は減らないんですよね。
モノと同じでヒトについても苦手な刺激を相手に理解してもらう必要もあります。
参考⋙HSPは人と暮らせない?同棲や同居がしんどい原因と負担の減らし方
HSPなら第六感にも注目!直感は大切だけど惑わされないようにする
五感以外の感覚と言われる第六感も、HSPには不快と感じることはあります。
他人への共感性が高い場合は、苦手な人と距離を取るように意識しましょう。
物理的な距離を取れば理想ですが、心を開かないといった精神的な距離を取るだけでも楽になります。
また周波数や音波などが苦痛なときも対応が必要。
スマホを機内モードにしたり、耳栓やイヤホンを使った対応をしています。
一般的にHSPは五感の刺激に敏感な人が多いですが、五感以外の刺激に繊細な人もいます。
直感などの第六感が自分に良い影響を与えるなら問題なし。
ただマイナスの影響を与えるなら、できる範囲内で、その刺激から自分を守る方法を考えましょう。
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