HSPにとって、合わない人と一緒にいるのはストレスの元。
その場に一緒にいるだけでも、繊細なHSPさんは心を消耗してしまいます。
- 相手の言動にイライラする
- 嫌いではないのに好きになれない
- 一緒にいるだけで精神的に疲れる
今回はこのように、HSP体質と合わない人の特徴について紹介。
合わない人をハッキリさせれば、逆に相性が合う人も見つけやすいですよ。
HSPと合わない人がやりがちな特徴8選
まずはHSPの体質を持つ人が、”合わない”と感じる瞬間を紹介します。
あなたは以下のような言動や特徴を持った人が苦手ではないですか?
① 他人に威圧的な態度をとる
攻撃的な言動が多い人とは、HSPは合いません。
他人の言動に反応しやすい繊細な人にとって、こういったタイプの人は天敵です。
大きな声で乱暴な言葉を使ったり、モノに当たったりする人も同じく。
こういった怒りのコントロールが苦手な人は、HSPさんとは合いません。
街で怒っている人を見かけたら、避けるのが第一。
物理的な距離を取って心が消耗しないようにしたいですね。
② マウンティングをとる
攻撃的な人は、態度や言動だけで判断できません。
間接的にあなたを攻撃するような、マウンティングを仕掛ける人もいます。
例えば謙遜しながら自慢してきたり、旅行などの写真を見せつけてくるなど。
あとはSNSでも構ってちゃんアピールをして、周囲の視線を集めようとしてくるタイプですね。
このように隠れた攻撃性で相手をコントロールしてくる人も、HSPとは合いません。
他の友達と仲良くして、マウントを取る人との距離を取った方が良いでしょう。
③ 感情の起伏が激しい
怒りだけでなく喜怒哀楽の感情の起伏が激しい人も、HSPさんとは合いません。
さっきまで笑っていたのに急に不機嫌になる人っていますよね?
このようにコロコロと感情が変わると、HSPさんは『わたしのせい?』と気にしてしまうんですね。
実際は些細なことで感情が変動する相手の問題です。
『大人なら自分の機嫌は自分でとる』と意識して、割り切った関係になるのが大事。
④ SNSに依存している
SNSへの依存度が高い人も、HSPさんとは合いません。
相手を気にすることで、常にスマホが手放せなくなってしまうからです。
- LINEがなかなか終わらない
- Twitterやインスタで反応がないと怒る
このようにSNSにベッタリな人は、繊細さんにとってストレスになるんですね。
通知が来たらすぐに返信しないといけないと思い、心の余裕がなくなってしまいます。
あなた自身が”SNSは使わないキャラ”を定着させるといった対策も必要。
相手は変えられないので、ミュート機能などを上手く使いストレスを減らしましょう。
参考⋙HSPだとLINEが苦手?5つの対策で”LINE疲れ”から脱出
⑤ 物理的にも精神的にも距離感が近い人
人が”心地いい”と感じる距離感には個人差があります。
ただHSPさんの場合は、その距離感を遠くに設定している人が多いんですね。
これは相手の表情や言動から気持ちを察する能力が高いから。
共感力が高いからこそ、相手との距離感が近すぎると疲れてしまうんです。
なので慣れ慣れしい人とも、HSPさんは合わないです。
- すぐプライベートの質問をしてくる
- 関係性が浅いのに悩み相談をしてくる
- ボディタッチなど物理的にも距離が近い
このように距離感でズレを感じる人も身近にいるはず。
会話を減らしたりメールの返信を遅らせるなど、あなたが心地いいと感じる距離感まで離しましょう。
⑥ 自分の意見が正義だと思ってる人
“自分の意見が絶対”な人とも、HSPさんは合いません。
- サービス残業は当たり前
- 結婚すべき
- 人生には我慢や辛抱が大切だ
どんな考えで人生を生きるかは、その人の自由です。
ただその考えが絶対だと勘違いして、それを周囲に押し付ける人もいるんですね。
聞いてもないのにアドバイスをしてくる人や、『俺たちのころは~』という人は要注意。
聞いているフリをしたり、『忙しいから』と断る理由を用意しておくと良いですよ。
⑦ マナーを守れない
常識的なマナーを守れない人とも、HSPさんは合わないです。
例えば遅刻グゼがある人と友だちになれば、毎回のように遅刻されてイライラしますよね。
マナーが悪い人の例
- 約束を守らない
- 歩きたばこをする
- 電車などでも声が大きい
あとはマナーが悪い人は、街中でも周囲の視線を集めてきます。
その隣にあなたがいれば、あなたも一緒に視線を感じることになるので恥ずかしい思いをしますよ。
⑧ 休日の過ごし方が合わない?
嫌いではないし良い人なのに、なぜか合わない
そんな風に『良い人だけど合わない』と感じるときは、ストレス対策の方法が違う可能性があります。
ストレスを発散する方法は、大きく分けて2つあるんですね。
まず1つ目は、HSPさんに多い『癒しタイプ』
平日の疲れを癒すために、家にいたり自然を散歩する過ごし方を好む人です。
2つ目は『発散タイプ』
溜まったストレスを、カラオケやスポーツなどで発散する人です。
この2人はお互いに嫌いではなくても、仲良くなるのは難しいでしょう。
HSPさんにとっては、明るくてポジティブでフットワークが軽い人は合わない可能性があります。
ただこれはどちらかに問題があるわけではなく、単に相性の問題なので気にすることはありません。
HSPだと合わない人の特徴
- 攻撃的な言葉や態度をとる
- マウントをとる
- 喜怒哀楽の落差が激しい
- SNSに依存している
- 馴れ馴れしい
- 自分の意見を押し付ける
- 常識的なマナーがない
- ストレス対策が真逆
HSPで合わない人への接し方【シチュエーション別】
次はHSPにとって合わない人に、どのように対応すればいいかをお話しします。
私は日頃から苦手な人とは、シチュエーション別に考えるようにしています。
① 街で出会った合わない人にはサヨナラ
街中でクレーマーやマナーが悪い人を見つけたら、心の中で永遠の別れを告げるようにしています(笑)
『さようなら』と心の中でつぶやき、その人から物理的に距離を取るだけ。
相手に反応したり言い返したりすると、相手と一緒にいる時間が長くなってしまいます。
なのでイラっとしても許して、物理的に距離を取っているんですね。
合わないと感じる人への最強の対応は、物理的に距離を取ることです。
② HSPで合わない上司がいたら?仕事と社風も考える
サヨナラできる関係性ならいいですが、職場など離れられない人もいますよね。
職場で合わないなと感じる人には、どのような対応があるのでしょうか?
まず私の場合は、合わない原因が相手の問題か、会社全体の問題かを突き止めます。
もし他の人とは上手くやっているけど、特定の人とだけ合わない場合。
このときは自分が我慢できる許容範囲内まで、相手を遠ざけるようにしています。
職場で合わない人の遠ざけ方
- 相手が苦手な人と仲良くなる
- 相手が苦手な上司と仲良くなる
- ランチなど時間をズラす
逆に仕事内容が合わなかったり、社風が関係していそうなら転職を考えますね。
仕事内容や社風が合わない例
- 朝礼など体育会系のノリがある
- 飲み会には全員参加
- 飛び込み営業が当たり前
- 上下関係が厳しすぎる
ただ今すぐに転職するというわけではありません。
今の自分のスキルならどういった業界が向いているのかなど、選択肢を増やすイメージ。
『今の職場は嫌だけど、ここで頑張るしかない』と我慢すると、どんどんストレスが溜まります。
そうではなく『いざとなれば辞められる』と心に余裕を持てば、職場での負担も少なくなりますよ。
③ HSPが合わない恋人と付き合ってしまったとき
恋人と一緒にいても、『なんか合わないな』と感じることはあります。
付き合う前は知らなかった、ささいな価値観のズレなどですね。
恋人と合わないと感じる瞬間
- 会いたいペースが違う
- すぐ感情的になる
- 約束や時間を守れない
- お金にルーズ
- 依存しやすい
- 休日の過ごし方
このように『合わないな』と感じるときは、何度が話し合いの場を作りましょう。
ただ話し合う目的は、問題を解決することではありません。
本当の目的は、相手が話し合いをできるかを知るためです。
これからも二人で一緒にいようとすれば、今後も小さな衝突は避けられません。
だから本当に大切なのは、何度も話し合ってお互いに寄り添えるかどうかです。
相手が話し合いができない状態であれば、関係を解消した方が良いでしょう。
(自分の意見を押し付ける、感情的になって話ができないなど)
一人になるのが怖いからと、我慢して相手に合わせるのはNG。
長期的に考えたとき、あなたがより充実した毎日を過ごせるような選択肢を選んだ方が良いです。
参考⋙HSP向けの結婚相手とは?運命の人との結婚までの道のり
④ HSPが合わない人と結婚したらどうする?
結婚後に合わないと感じたら、どうすればいいのでしょうか。
“離婚”などは頭をよぎりますが、すぐにできることではないですよね。
そこで試したいのが距離感の調整です。
夫婦がお互いにイライラしない距離感に調整してはいかがでしょうか?
距離感の取り方
- 家事は家電や代行にお願いする
- 一緒にご飯を食べる回数を減らす
- お互いに一人でいれる時間を増やす
- 話し合いはお互いに余裕があるときにする
- 共働きなら休日を別々にする
周囲の夫婦を見て、その関係性を当てはめようとするのは危険です。
相手への要求が多くなるし、そうすれば相手も窮屈さを感じるから。
もし夫婦関係で不満があるなら、自分が変わった方が解決も早いです。
そのためにお互いが家にいて、穏やかに過ごせる工夫を試してみませんか?
⑤ 親や親戚など家族と合わない場合
HSPさんは親や親戚と合わないと感じるケースも多いです。
世代間のギャップや、相手が意見を押し付けてくるからですね。
ただ家族間の問題は、意外とあっさりと解決することができます。
手っ取り早いのは一人暮らし。
もし実家暮らしなら一人暮らしをすれば、一気に家族との距離を作ることができます。
(一人で暮らすと、家族のありがたみもわかるので一石二鳥)
もし未成年だったり、結婚後に同居している場合も大丈夫。
一緒にいる時間を短くすれば、ストレス自体も減らすことができます。
苦手な家族と距離を取る方法
- 習い事を始める
- ウォーキングを趣味にする
- 相手に習い事を始めてもらう
- 生活リズムをズラす
- 一緒にご飯を食べない
自己主張もいいですが、世代が上の人は素直に話を聞き入れないことが多いです。
もし相手があなたの意見を聞かないのなら、距離を取って静観しましょう。
自分と相手の間に境界線を意識して、家族単位で判断しないことが大切です。
⑥ HSPだと近所付き合いも辛い?土地や環境が合わない
義両親やご近所付き合いが合わないときは、土地柄など環境が原因かもしれません。
例えば冠婚葬祭などへの強制力も、都会と田舎で全然変わりますよね。
自分の当たり前と相手の当たり前にギャップがあると、合わないと感じるのは自然なこと。
ご近所付き合いなどは、最低ラインまで減らして構いません。
顔を合わせたときに笑顔で挨拶すれば、ネガティブな印象は持たれないでしょう。
もし食事などに誘われても、仕事を理由に断ることはできます。
注意したいのは、子供に不利益が出る場合ですね。
行事や街のイベントなど、子供が同世代の友達と仲良くなるキッカケを無くすのはNG。
親同士の時間は減らしてもいいですが、子供が仲良くなる場所は残してあげましょう。
合わない人への対処法
- 街中で会った人には許して離れる
- 職場では相手を遠ざける
- 恋愛では相手が話し合いができるかを試す
- 結婚後は二人が納得するカタチを探す
- 親や親戚付き合いは仕事で断る
- 近所付き合いも不利益にならない最低ラインでOK
HSPと合う人の特徴は?出会ったときの変化に注目
最後はHSPと合う人は、どんな人がいるのかを見ていきます。
基本的には『合わない人の特徴』の逆だと考えてOK。
HSPと合わない人の逆
- 攻撃的な言葉や態度をとる
⇒冷静な生活の人 - マウントをとる
⇒平和主義の人 - 喜怒哀楽の落差が激しい
⇒感情が安定している - SNSに依存している
⇒SNSは連絡事項でだけ使う - 馴れ馴れしい
⇒相手の立場に立てる - 自分の意見を押し付ける
⇒相手の話を傾聴できる - 常識的なマナーがない
⇒周囲の状況を判断できる - ストレス対策が真逆
⇒インドア派
① 一緒にいて楽な人とは相性が良い
HSPさんは自分の感覚にも繊細に気づく能力を持っています。
なので誰かと一緒にいて『楽だな』と感じる人とは、相性が良い可能性が高いです。
友達や恋人を含めて、新しい場所での出会いは居心地を意識しましょう。
『この人の前だと楽だ』と思える人との出会いを大切にしたいですね。
参考⋙HSPと相性の良い人の見つけ方!相性の良い悪いを見極める方法
② ストレスが成長に繋がる仕事は合う
仕事は誰だってストレスを感じるもの。
ただHSPさんにとっては、『解決できるかどうか』が判断基準の1つとなります。
例えばHSPさんが努力で解決できるストレスなら、頑張る価値はあります。
解決できるかもしれないストレス
- 転職先で職場に馴染めない
- 仕事を覚えるのが遅い
- 飛び込みの営業は緊張する
こういった問題は、時間が解決してくれることも多いですよね。
少しずつ職場や仕事に慣れて悩みを解決すれば、それが成長となり自信に繋がります。
ただあなたの努力では解決できないストレスも仕事にはあります。
解決できないストレス
- 職場のハラスメント
- 就業規則が守られていない
- 職場の騒音など苦手な刺激がある
こういった会社全体の問題は、あなた一人の問題では解決しません。
特にHSPの場合は苦手な刺激を職場で感じる場合は、対策は難しくなります。(騒音や光など)
ストレスをため込んでいると、人と会うことを避ける回避行動が出るかもしれません。
悩みが将来的に解決できるかで、職場の相性を測りましょう。
参考⋙HSPが人と関わりたくない原因とは?一人になりたいときの注意点
③ 恋愛では”合う人”と一緒にいると充電できる
HSPさんにとって、恋愛面で合う人とはどんな人柄でしょうか。
まずは刺激が少ない人であること。
感情が安定していて、穏やかで精神年齢が高い人ですね。
そして些細な意見のズレや衝突があったときに、話し合えること。
自分の意見も相手の意見も尊重して、お互いが納得できる第三の意見を考えられる人です。
(こういった接し方をアサーションといいます)
波長が合う人と一緒にいると、充電をしている感覚になります。
合わない人とは一緒にいると消耗して疲れますが、波長が合う人といればそれが癒しになるんですね。
最初からそんな関係性になるのは無理ですが、アサーションの考え方を実践すれば充実度は高くなります。
HSPの方は共感力の高さゆえモテる方も多いのですが、長期的に安定した関係でいる努力は必要ですね。
参考⋙HSPの女性はモテる?繊細でモテる女子とモテない女子の違い
HSPなら合わない人とは上手に距離を空けよう!
周囲の言動や刺激に繊細なHSPだと、合わないと感じる人は一定数います。
そこに罪悪感を持つ必要はありません。
相手に気づかれないように上手に避ければ、それだけで対人関係のストレスは減らせます。
理想的なのは物理的な距離を取ること。
家族や職場などの人間関係であれば、境界線を意識して、精神的な距離をとりましょう。
我慢し続けると人と会うこと自体が辛くなってしまいます。
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