HSPだと同世代と一緒にいる方がストレスに繋がることがあります。
年上や年下といた方が立場が明確でスッキリするんですね。
私も同年代だからこそ共感しすぎたり、周りと比較してモヤモヤすることがありました。
そんな同世代への苦手意識をどのように改善できるのでしょうか?
この記事でわかること
- 繊細だと同い年が苦手な理由
- 苦手意識を薄める3つの戦略
- それでも嫌ならコミュニティを変える
HSPだと同世代が苦手な3つの理由

普通は年上とか年下の方が気を遣うはずなのに…
なぜHSPだと同世代への苦手意識があるのか。
共感力や真面目さゆえ、同年代といるのが辛いと感じるときがあるんですね。
① 境遇を理解できるので共感力が働き過ぎてしんどい

私が同世代が苦手な理由は、共感しすぎてしまうからです。
例えば同じ学校で同年代だと、相手の立場と同じことが多いですよね。
そうなると境遇が似てるから共感しやすいはず。
ただHSPの特性として共感力の高さがあるので、相手に共感しすぎて辛くなることがあります。
相手の悩み事や文句を聞いていると、まるで自分が経験したかのような感情になる。
これがストレスになり、同世代の悩み相談を聞くのが苦手になるんですね。
② 同世代だからノリを合わせないといけないプレッシャー

同世代だとプレッシャーを感じることもあります。
“同級生だから仲良くしないといけない”とか”同期だから理解できないといけない”など。
こういったプレッシャーがあると、同世代と行動を合わせるのがストレスになるんですね。
HSPは全人口の2割と言われているので、非HSPは8割いることになります。
つまり10人で集まると、非HSPが8人となり、HSPはあなたの他に1人しかいません。
これだとグループ行動では非HSPの意見が採用されやすいです。
なので騒音や光など、苦手な場所へ行くこともあるでしょう。
ワイワイと騒がしい場所や、お酒・たばこなどの刺激が負担になることもあります。
同世代の間では楽しいことも、繊細さんにとっては苦手なケースはあります。
このように同年代で行動を共にするのに苦手意識を持つこともありました。
③ 同期など立場が一緒だから比較して劣等感になる

同世代だと立場が同じなので、何か取り組むタイミングも一緒です。
受験とか就職活動とか仕事などでも、一緒のことに取り組みますよね。
お互いに助け合って刺激になればいいのですが、私には逆効果でした。
なぜなら相手と比較してしまって劣等感を感じてしまうから。
年上や年下だと立場がハッキリしているので楽。
でも同学年だとどうしても成績などを比べて、一喜一憂してしまうんですよね。
同年代だからこそ意識して、それが優越感や劣等感に繋がる。
自分を卑下することに繋がるので、同世代といるのが嫌になることがあります。
同世代が苦手なワケ
- 相手の立場を共感しすぎて辛い
- 団体行動で苦手な状況に行く
- 相手と比較して劣等感を感じる
同世代が苦手なHSPさん向けの対話のコツ3選
ではどのように工夫すれば、同世代への苦手意識を変えられるのでしょうか。
私が同世代と対話するときに意識しているのは次の3つになります。
① 同世代と接するときの意識を変える

共感しすぎて辛い
こんなときは相手を立場をもっと細かく分けてみましょう。
年齢が同じだからといって、そのほかの条件も同じということはありません。
性別・出身地・出身校・親の子育て・仕事etc
細かく分けていけば、『意外と違う部分が多い』ことに気づけます。
なので相手に自分を投影しすぎないようになるんですね。
またネガティブな言動が多い同級生から距離を取るのも大切です。
ある程度の年齢になれば、自分の機嫌は自分で取るのがマナー。
同世代でも感情の起伏がなく落ち着ている人と仲良くするとストレスはなくなりますよ。
参考⋙HSPだと話がまとまらないことがある?
② 1つのテーマで語り合える同世代をたくさん作る


相手に合わせるのが辛い
こんなときはテーマ別でわかりあえる同級生を作る意識を持ちましょう。
例えばずっと行動を一緒にしていると、どこかで好みが食い違うことはあります。
なのでテーマ別で相性を見ると、人間関係のストレスが減るんですね。
全てを理解し合える親友を作るというより、『○○のテーマで盛り上がる友達』を作るイメージです。
テーマ別の友達をたくさん作る
- 同じ部活の同級生
- 同じゲームが好きな友達
- 仕事の愚痴を言い合う同期
- 同じ趣味を持つネット上の知人
こんな感じでテーマごとに作ると、苦手な状況を避けやすいですよ。
もし無趣味なら、仲良くなりたい人がやっている趣味に参加するのがおすすめです。
やりたいことがないなら、仲良くなりたい人が参加するものから始めませんか?
③ 同級生と比較して劣等感を感じるなら過去の自分と比べよう

同級生と比べて自分が嫌になる
いくら気を付けても他人と比べないようにするのは不可能です。
私も何冊も本を読みましたが、劣等感や比較クセから逃れることはできませんでした。
でも比較する対象をズラすことはできたんですね。
その比較対象が『昨日の自分』です。
昨日の自分と比べて成長したり学んだ部分を日記として書き残していく。
そうすれば日数が経つほどに、成長している自分を実感できるようになりました。
他人と比較したことに気づいたら、すぐ過去の自分と比較するようにしましょう。
そうすれば劣等感ではなく、『どうすれば成長できるか』という前向きな思考になりますよ。
卑下しなくなれば、コミュニケーションを取るときに変に緊張することも減ります。
参考⋙HSPで目を合わせられないときどこを見れば良い?
同世代への接し方
- 相手の立場を細かく分けて感情移入しすぎないようにする
- 感情の起伏が激しい同級生とは距離を取る
- テーマ別で盛り上がる人をたくさん作ると苦手な状況を避けられる
- 相手と比較する回数より過去の自分と比較する回数を増やす
それでも同世代が苦手なとき繊細さんはどうすべき?

どうしても同世代といるのが苦手
そんなHSPさんはどのように日常生活を過ごせばいいのでしょうか?
① 回復する時間を増やして同世代といる耐久力をつける

苦手だからといって、関係を0にすることは難しいですよね。
学校でも会社でもプライベートでも同世代とのコミュニケーションは避けられません。
なので苦手で疲れるなら、別の時間で回復する必要がありますよね。
休息とは『疲れた行動の逆』を取るのが基本となります。
例えば勉強したら休憩で体を動かすとか、運動で疲れたら休憩で横になるとか。
人間関係で疲れたときは、一人になる時間を作るのがおすすめ。
HSPであれば特に騒音やまぶしい光など刺激がある空間も避けましょう。
一人の時間を過ごす
- 公園のベンチでボーっとする
- 図書館の自習室で読書をする
- 地元のカフェでのんびりする
おすすめはデジタル端末もオフモードにすること。
スマホやPCを持っていると、強制的に人との関りが増えてしまいます。
1日15分ほどで良いので、一人で休憩できる時間を取ると良いですよ。
これをしないと人間関係リセット症候群のように、関係を断ち切りたくなります。
参考⋙HSPに友達はいらない?縁を切るリスク
② 先輩や後輩など接する世代を変えてもいい

減らせる人間関係は減らしても構いません。
無理に同世代とずっと一緒にいる必要はないですよね。
特に職場であれば先輩といたり後輩といても不思議ではないです。
同世代を避けるというより、別の世代と一緒にいる時間を増やす。
そうすれば同世代といる疲れも軽減します。
先輩と一緒にいる方が楽なら先輩と。
後輩と一緒にいる方が楽なら後輩と一緒にいるようにしましょう。
③ 世界が広がれば同世代で気の合う人とも巡り合える


できれば同世代とも一緒にいたい
そんな思いから今の人間関係を我慢するのはストレスのもと。
ではどうすればいいかというと、世界を広げてみましょう。
いつもと違う暮らしをすれば、行動範囲も変わりますよね。
そうすれば一緒に過ごす人も変わるし、周りの人間関係も変化が起きます。
行動を変える
- 趣味のコミュニティに参加する
- ネットでHSP同士で繋がる
- オンラインゲームを始める
- マッチングアプリを使う
こんな風に世界を広げれば、同世代で気の合う人と巡り合えるかもしれません。
今ある人間関係を改善しようとするのも素晴らしいこと。
ただどう頑張っても相手が変わることはありません。
変われるのは相手ではなく自分。
なので別のコミュニティを作る努力をした方が、成果が出やすいですよ。
同世代といるのが辛いとき
- 一人の時間を確保して心身のケアをする
- 先輩や後輩といる時間を増やす
- 視野を広げて別のコミュニティを作る
同年代が苦手な繊細さんは多い!無理せず距離感を保とう
同世代と一緒にいるのが苦手なHSPさんはいます。
つい比較してしまったり、境遇が似ているからこそ共感しすぎるのが原因。
まずは苦手な同世代の相手から、適度な距離を取ることから始めてみましょう。
一人でボーっとする時間を作って心身のリフレッシュをすること。
その上で苦手な原因別で、思考のクセや行動を見直していきませんか?
“同世代とは仲良くすべきだ”という”○○すべき思考”は自分自身にストレスとなります。
性別や年齢での先入観を薄めて、もっと肩の力を抜いてくらせるように心がけましょう。
次はこちら⋙HSPの男はしんどい?繊細男子の苦労
次はこちら⋙HSPは予定が苦手!急な予定変更が嫌
コメント