3人以上で話せないのは、HSPが関係しているかもしれません。
2人だと落ち着いて話せるのに、3人以上になると急に会話に入っていけない。
私も繊細さや過敏さがキッカケで、複数人での会話が得意ではありませんでした。
ただ苦手なりに会話のコツなどを意識すると、精神的に疲れることなく乗り切れますよ。
この記事でわかること
- 繊細だと3人以上での会話が苦手な理由
- 次に複数人で雑談するときのコツ
- 日常生活で必要以上に人間関係で疲れない工夫
無理に主役になってトークしたり、周りを笑顔にする必要はありません。
繊細さを活かして聞き役に回ることで、3人以上での会話に疲れずにすみますよ。
3人以上で話せないのはHSPだから?
2人だと平気なのに、なぜ3人以上になると上手く会話に入っていけないのか。
そこにはHSPならではの体質や思考のクセが関係しているかもしれません。
① 相手の会話や表情など情報量が一気に多くなる
2人だと集中する相手は1人だけですよね。
相手の表情や会話に集中して、落ち着いて対応できます。
ただ3人以上になると、一気に情報量が増えてしまう。
繊細さんの場合はとくに周囲の人の細かい言動にも反応してしまいます。
だから3人以上になると混乱したり、気遣いをして疲れがち。
特にグループの中に感情の起伏が激しかったり、子供っぽい人がいると大変ですよね。
ネガティブな感情に共感してしまい、こちらのメンタルにも影響が出てきます。
苦手な人とは同じ空間にいないようにすること。
また一人の時間などを確保して脳の休息を取るように心がけたいところですね。
② 発言すると注目度が高くなるので主張できない
3人以上で会話をするとき、話す人と聞く人にわかれます。
仮にあなたが発言するタイミングになったら、あなた以外は全員あなたに注目します。
自然のことですが繊細さんによっては、注目を浴びるのって苦痛ですよね。
全員がこちらを見て、話す内容に耳を傾けている。
そんな状態を想像するだけでドキッとして冷や汗が出てくる人も。
私も全員の視線を集めるのが嫌で、グループだと急に発言できなくなります。
自分の言ったことに反対されたり同意されないのも嫌。
そんなことを考えていると話すタイミングも失った黙ってしまいます。
この場合は無理に発言をしようとするのを辞めましょう。
私はグループでは聞き役に回って質問することで、自分に注目が集まりすぎるのを回避しています。
参考⋙HSPは目を合わせられない?どこ見て会話する?
③ 会話のスピードが上がる!熟考しているとついていけない
2人だけの会話だと、お互いの話したいテーマについてじっくり話せますよね。
ただ3人以上のグループになると、なかなかゆっくり話すことはできません。
会話のテンポも上がるし、テーマも行ったり来たりしてくる。
熟考するタイプが多いHSPだと、そのテンポ感についていけなくなります。
私も10人くらいのグループで話すときは、全く会話についていけないことがあります。
この場合は大人数の中で小さなグループを作るのが効果的。
もしくは先ほどと同じで聞き役に回り、質問して相手の会話を掘り下げることを心がけています。
無理に会話に慣れて、自分で話をする必要はありません。
特定のテーマで深く語り合うのは少人数のときに行えば十分ですよ。
参考⋙考えすぎて返信できないのはHSPだから?
3人以上で話すのが苦手なワケ
- 情報量が多くなり脳に負荷がかかる
- 自分に注目が集まるのがストレス
- 会話のテンポが上がりついていけない
3人以上で話せないときのHSPさん向けのコミュ術
では今後3人以上で話すとき、何に気を付ければ良いのか。
私は次の3つを意識することで、大人数での会話のストレスを減らせました。
意識を変えたり、会話の役回りを考えるのがおすすめです。
① コミュニケーションの目的を考えよう
まずはあなたのコミュニケーションの目的を考えます。
自分が主役になって気持ちよく話したいなら、大人数でも主導権を持たないといけません。
でもそんな目的があるときって稀ですよね。
ちなみに私は、『その場の雰囲気を守る』ことを目的にしています。
こういった目標であれば、必要以上に緊張することもありません。
打ち解けるとか仲良くなるという目的は、2人で会話するときでOK。
その場の雰囲気を守るには?
- 質問されたら答えるくらいでいい
- 上手く話せないときは誰かに話を振る
- 共感したり相槌を打って聞き役に回る
このようにHSPでも無理をせず会話を続けることができます。
完璧主義にならず、苦手なシチュエーションでは最低限の目標を持っておいた方が気が楽ですよ。
② 発言が嫌なら聞き役に回ろう!インタビュー
大勢に注目されるのが嫌だ!
そんな悩みを持っている繊細さんが、無理に話す必要はありません。
3人以上で話すときは聞き役に徹しましょう。
誰か話すのが上手い子を見つけて、その人の話を聞きます。
共感したり質問したりすれば、グループとしての会話は成立。
あなたに注目が集まることもありません。
聞き役をするコツ
- リアクションを取る
- 相手の感情に共感する
- 前のめりになって話を聞く
人は自分の話を真剣に聞いてくれたり、共感してくれる人に好意を持ちます。
無理に話さなくても、周囲の人からの好感度を上げることはできますよ。
参考⋙大人数が苦手なHSPさんはどのように振舞えばいいか?
③ 大勢いるグループから1対1を作る
大きなテーブルで大人数で話すとなると、会話に入るのも難しくなります。
そんなとき繊細さんにおすすめなのは、近い人同士で1対1の会話をすること。
私も懇親会など大勢で話すときに、こういった手法を使います。
誰かポツンとなっている人を見つけて話しかけに行く。
そうすればその場に馴染むこともできるし、一人で孤独感に襲われることもありません。
3人以上で話すのが苦手なとき
- 最低限の目標を設定して緊張をほぐす
- 聞き役に回って自分が注目されないようにする
- グループ内で少人数の会話を楽しむ
それでも3人以上で話すのが苦手なとき!繊細さんの処世術
話し方を工夫しても、苦手意識が0になることはありません。
なので3人以上で話す機会があるときは、次の3つも同時に行うのがおすすめ。
私も次の3つを意識することで人間関係がだいぶ楽になりました。
① 一人になれる時間の確保する
3人以上で話して疲れたら、自分を癒す時間も作ってあげましょう。
1人になってボーっとする時間を確保するだけ。
これだけで精神的なストレスを解消できます。
ぼーっとできる場所
- 神社
- 公園
- 河川敷
- 図書館
ストレスを解消すれば、また大人数で話すときも前向きな姿勢を取れます。
溜まった疲れをそのままにしておくと、『もう人間関係いらない』とリセットしたくなるので注意。
参考⋙HSPで友達いらないと感じるのは危険!縁を切るリスク
② “○○友達”をたくさん作る
大人数が苦手なときは、その場で無理に友達を作る必要はありません。
ただ学校にしても職場にしても、そこに友達がいるかどうかはとても重要。
そこでおすすめなのがテーマ別で”○○友達”を作ることです。
◯◯友達を作る
- ゲーム友達
- 部活友達
- 趣味友達
- SNS友達
- 習い事友達
何でも話せる親友を作るのはすごくハードルが高いこと。
ただ1つのテーマで意気投合する友達は、意外と簡単に作れます。
何個も居場所を作っておくと、孤独感を感じないで日常生活を楽しめますよ。
参考⋙HSPは同世代が苦手になりがち?
③ 繊細さんと仲良くなる
自分の繊細さを理解してほしい
繊細さや過敏さを理解し合える友達がいれば、一気に過ごしやすくなります。
理解者がいるのはお互いにとって心強い味方。
そこでHSP同士で仲良くなれないか考えてみましょう。
HSPの体質を持つ人は全体の20%と言われています。
つまり学校や職場にもけっこうな確率でHSPの人はいるんですね。
それにSNSを使えばHSPのコミュニティにも参加できます。
できれば友達の中でHSP同士のテーマで語り合える人がいれば理想的。
その子とならお出かけをしたり旅行をするのも苦ではなくなります。
日頃の人間関係の工夫
- 一人になれる時間を作ってメンタルケア
- 1つのテーマで語り合える友達を何人も作る
- HSP同士の友達を作れたら一気に過ごしやすくなる
3人以上と話すのが苦手なら聞き役に回ろう
繊細さや過敏さが原因で、3人以上と話すのが苦手なHSPさんは多いです。
無理をして話をしたり、ムードメーカー的なポジションにいる必要はありません。
聞き役に回ってリアクションをしっかりととっていれば問題なし。
聞き役になると自分に注目を集めることもないので、精神的にも楽ですよ。
それでも大人数で話すのは刺激が強いので、繊細さんは疲れてしまいます。
なのでひとりでいられる時間を作ったり、少人数で何か1つのテーマで語り合える友人をもちましょう。
参考⋙HSPのせいで話がまとまらないときどうする?
参考⋙HSP男性の恋愛傾向ってどんな感じ?
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