約束をすること自体になぜか抵抗がある。
私は約束をすると、その日まで不安や焦りを感じることが多いです。
なぜか本音を向き合っていると、繊細さ・過敏さと関係していることがわかりました。
約束事にプレッシャーを感じるのは、あなたが真面目な証拠です。
ただそのままにしておくと精神的に疲労が溜まるので、上手く解消していきましょう。
HSPだと約束すること自体が苦手な理由
約束をしただけなのになぜ?
まだ未来のことなのに、約束するだけでプレッシャーを感じてしまう。
それはもしかすると繊細さや過敏さが関係しているかもしれません。
① 真面目で”すべき思考”があるとプレッシャーを感じやすい
あなたは約束について、どのように捉えていますか?
『約束は守るべきもの』というように”すべき思考”を持っていませんか?
もしこのような思考を持っていると、約束に対してプレッシャーを感じやすくなります。
強制力が発動するような思考のクセにより、普段から緊張したり不安を感じやすいタイプ。
私も常に『○○すべき』のような固定観念を持っていました。
真面目と言われやすい反面、融通が利かないとか、メンタルに疲労を感じやすいなどデメリットもあります。
もし『すべき思考』が原因なら、思考のクセを修正していきましょう。
(修正の仕方については後で解説しています)
② 日常生活の些細な変化にストレスを感じる
HSPの特性の1つに繊細さがあります。
非HSPならスルーするような小さな変化や刺激にも反応してしまう。
そんな繊細さゆえ、約束による変化に反応することがあります。
- 来週の休みに遊びにいこう
- お互いに困ったことがあったら助け合おう
このような約束を守るときは、日常生活に少し変化が起きますよね。
その変化への不安を感じやすいのがHSPの特徴となります。
この場合は具体的にどのような変化が起きるのかイメージすること。
そしてその変化に対しての対処法を事前に考えることで不安を軽減できます。
③ 押し切られることが多い?納得していない約束
本音では約束したことを納得していない
こんなケースが続くと約束自体に嫌気がさすことがあります。
主張が強い知人だったり、強引な友人が取り付けてきた約束。
確かに粘られて約束したけど納得していないのであれば、憂鬱になるのは当然です。
こういった強引な約束をしてくる人からは距離を取るのが理想。
まず最初は居心地がいい人間関係を増やすこと。
そうすれば苦手な人からの誘いを断りやすくなりますよ。
『人間関係は増やしてから切る』ほうがストレスなく関係性を見直せます。
HSPが約束を苦手なワケ
- 守らないといけないプレッシャーがある
- 約束を守ることで起こる変化が不安
- 約束自体、本当は納得していない
HSPで約束への苦手意識を薄める方法
もう約束をしてしまったらどうすたらいい?
すでにした約束への苦手意識を薄める方法は次の3つがあります。
私も普段から意識的にやっていることになります。
① 約束の修正や追加をしよう
すでにした約束の修正や追加ができないか考えてみましょう。
苦手な約束を少しだけポジティブに変化させられるかもしれません。
約束の変更
- 集合時間は駅前に15時
⇒スタバを集合場所にすれば時間を潰せる - 次のデートは映画を見る
⇒静かに楽しめる恋愛映画を選ぶ - 遠出してショッピングをする
⇒解散時間を先に伝えて疲れたら早く帰れるようにする
こんな感じであなたにとってストレスのない約束に変えられないか考えてみてください。
集合時間にプレッシャーを感じるなら、時間を潰せる場所にして集合時間に幅を持たせる。
またはデートコースを刺激の少ない場所にして、苦手な環境を避けるなどですね。
急な予定変更は相手も驚くので、早めに報告してあげるといいですよ。
参考⋙HSPは急な予定変更が苦手?おすすめの心構え
② 約束を破った相手を許すことでプレッシャーから解放される
約束は絶対に守るべきだ!
そんな考えで自分を苦しめているなら、その思考を少しだけ修正してあげましょう。
コツは過去に誰かに約束を破られたことを思い出すこと。
そのときに『約束を破られた!許せない!』と思ったら、あなた自身が『約束を守るべき』という思考にとらわれてしまいます。
なのでその当時の出来事を思い出して、相手を少しだけ許してあげるんですね。
確かに約束を破るのはよくない!でも相手にも事情があったのかもしれない。謝ってくれたし、少しは許してあげられるかも。
このように相手を許すことで、今後はあなたが『すべき思考』から解放されるんですね。
約束へのプレッシャーが強いときは、『約束を破ってしまうこともある』ことを思い出すのが有効です。
③ 約束予定日の不安はif-thenプランニングで緩和できる
約束当日のことを考えると憂うつになる。
そんなときは約束当日のプランに不安を感じているのかもしれません。
とくにHSPの場合は繊細さゆえ、小さな変化や刺激にも強く反応してしまうもの。
こんなときに私が取り組んでいるのが『if-thenプランニング』という方法です。
やり方は簡単で、まず『もし○○になったらどうしよう』という不安を書いていく。
そして次に『もしそうなったら△△しよう』と対策を考えるんです。
if-thenプランニングの例
- 人混みがすごかったらどうしよう
⇒人通りが少ないお店を相手に提案しよう - デートが上手くいかなかったらどうしよう
⇒相手の話を聞いて会話で楽しもう - テーマパークで苦手な乗り物があったら?
⇒乗車を断ってみんなの写真を撮ってあげよう
何となくボヤっとしていると不安はどんどん大きくなります。
でも具体化して対策まで考えてしまうと、不安は小さくなっていくんですね。
参考⋙当日になると行きなくなくなるのはHSPだから?
すでにした約束への心構え
- 約束の追加や修正を提案する
- 過去に破られた約束を思い出して許す
- 不安を挙げて対策を練る
今後する約束への苦手なイメージを減らすためにHSPができることは?
次からどんな約束をすれば苦手意識が薄まるか。
まずはあなたの工夫で約束への苦手意識を減らせるか試してみましょう。
それが無理なら苦手な人間関係を修正することで解決できるかもしれません。
① 約束は自分で作って方が楽になることが多い
約束はお互いのルールという意味ですよね。
なのであなたが提案すれば、自分に無理のない範囲で約束することができます。
相手の提案を断りにくい人は、自分から提案してはいかがでしょうか?
友達や恋人などに対しても、苦手なシチュエーションを避けることができます。
HSPさんが苦手な状況とは?
- 人混みで集合したり遊ぶこと
- カラオケなど騒音がある場所
- SF映画など光がまぶしいもの
- 行列に並ぶなどイライラしやすいもの
集合場所や集合時間、遊ぶ場所やデートコースなど、あなたがストレスのない約束を作る。
相手が理解してくれたら、それだけで約束当日の心配事が解消されますよね。
② リラックスできる人間関係を増やす
私の場合『約束が苦手=その相手が苦手』というケースが多いです。
100%信頼している人であれば約束を破っても関係性は崩れない。
ただ苦手な人との約束は納得もしてないし、強制的な感じがするんですよね。
こういった苦手な人からの提案は断るのが理想。
ただいきなり断る勇気を持てるほどHSPさんは主張が強いタイプではありません。
そこで私が先に取り組んだのが人間関係を増やすこと。
プライベートや趣味・ネットなどいろんな場所でコミュニティに参加しました。
そしてコミュニケーションを取る人を増やしたんですね。
そうすれば以前までのコミュニティへの依存度が減ります。
結果的に断りやすくなったり、相手の顔色を過剰に気にすることがなくなりました。
世代や性別に関係なく、まずは交流を増やすことから始めてみませんか?
③ 相手が嫌な気分にならない断り方ってあるの?
相手が約束を提案したとき、賛成できないなら断った方がいいですよね。
ただ『ごめん。それは無理』と言えば相手を傷つけるし、あなたも抵抗があるはず。
そこで意識したいのが相手を傷つけない断り方です。
理想の断り方
- 提案に感謝をする
- できない理由を伝える
- 代案を出す
代案にはあなたに負担のない約束を提案しましょう。
次の約束で意識すること
- 自分に負担のない範囲で約束を作って提案する
- 新しい人間関係を作ってから苦手な人と距離を置く
- 感謝を伝えてから断るようにする
繊細さや過敏さで約束に苦手なイメージを持つことは仕方ない
約束とはあなたと相手の間にあるルールのこと。
共感力が高かったり、繊細な人はその約束に苦手意識を持つかもしれません。
でもそれはあなたが優しかったり真面目なことが関係しています。
なので苦手意識を持つこと自体にネガティブな面はありませんよ。
まずは約束を無理のない範囲で修正できないか考えてみましょう。
それが無理ならif-thenプランニングなどで不安への対処法を事前に考えること。
また強引に約束してくるような相手とは距離を置いたり、断る勇気を持つことも重要です。
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