私はHSPという体質は、経営者には向いていないと思います。
それは実際に私自身がHSPと向き合いながら働いてて痛感すること。
HSPさんでキャリアを築きたいという野心があるなら、出世より独立が向いています。
今回はそんな『HSPと仕事のキャリア』についてお話ししていきますね。
- HSPで成功者はいるのか?
- HSPが経営者に向かないのか?
- 年収やキャリアを上げたいときの働き方
これらのポイントを抑えれば、心身に過剰な負担をかけることなく働くことが可能。
働きやすい環境を作りながら、社会人として成長することができますよ。
HSPの成功者はいる
そもそもHSPを公表している人の中で、成功者や経営者はいるのでしょうか?
実際に著名人でHSPだと公表している人を見ていきましょう。
HSPを公表している有名人は多い
芸術や芸能の世界で活躍している人はHSPの方も多かったです。
繊細さを活かせる職業だと、HSPが仕事にもプラスに働くということ。
公表している人
- 最上もが
- 田村淳
- ベッキー
- 要潤
- ATSUSHI
HSPは国民の5人に1人の割合でいると言われています。
なのでHSPの自覚なく活躍されている著名人の方も多いことは想像できますね。
HSPの経営者はいない?
著名人でHSPを公表している方はいました。
ただ経営者という分野での成功者でHSPを公表している方は見つかりませんでした。
もちろん中小企業の社長や、独立して起業した方の中でHSPの方はいるでしょう。
ただご自身で公表されている方というのは探してもいませんでした。
HSPは経営者に向かないのでしょうか?
HSPは経営者に向かない?
HSPと言う体質や特性は、経営者には向かないのでしょうか?
実際に働いていて感じる、HSPのメリット・デメリットを紹介します。
HSPの観察力は仕事に活かせる
HSPが仕事に活かせると感じたのは、観察力や共感力でした。
- 職場で一緒に働く人が何を求めているのか
- お客さんが本当は何を望んでいるのか
他人の言動や仕草から本音を推測すると、仕事でも成果が出やすかったです。
職場の人間関係が円滑になったり、営業で成績を上げられることもありました。
『何となく○○な気がする』という直感が優れているのは、HSPの特性。
これはサラリーマンとしても、独立したり経営者になったときも必要な能力ですね。
HSPは頭が良い人もいる
オフ会などでHSPの交流会に参加すると、優秀な人が多いと感じます。
優秀というのは頭の回転の良さだったり、機転の利かせ方などですね。
周囲の変化を敏感に察知して判断するので、『仕事でも優秀だろうな』と好印象になります。
私の場合は将来への不安から事前の準備を徹底するタイプです。
- ○○について聞かれたらどうしよう
- もし上手くいかなかったら別の提案もしないと
このように未来への不安が頭をよぎるので、準備への時間を割くようにしています。
準備力があれば、相手から『真面目』や『誠実』と好印象に繋がったことも。
経営者としてリスクマネジメントするときは、この将来への不安や機転も重要ですよね。
他人の言動を気にするのはネック
ここからはHSPがマイナスに働く状況について。
先ほど周囲の言動を察して行動するのがHSPの特徴だとお話ししました。
これが逆効果になるのが、『空気の読み過ぎ』です。
相手の言動から本音を推測する繊細さんですが、それが必ず的中するわけではありません。
ときに被害妄想に近い形で、『きっと嫌われてる』とか『もうだめだ』と決めつけてしまうんですね。
出世したりポストが上になると、どうしても全員の意見を聞くことはできなくなります。
会社としての判断が、社員にとって負担になることもあるでしょう。
このときに空気を読み過ぎると、判断力が鈍る可能性も出てきます。
周囲への配慮をしすぎるというのは、HSPさんが働くときのストレスになるんですね。
参考⋙HSPは喧嘩できない?苦手な理由や正しい自己主張を学ぶ
HSPは天才肌ゆえストレス耐性が低い
HSPだと他人の言動だけでなく、周囲の刺激に過敏に反応する人もいます。
強い光が苦手とか、電磁波が苦手とか、匂いに敏感といったケースですね。
私は聴覚が過敏なのですが、電車や車や飛行機の音のせいで、働きにくいと感じることはあります。
ストレス耐性については社会人として高くて損はありません。
なので少しの刺激を過敏に反応してしまうHSPさんは、不利となります。
グッズなどを活用して、ストレスを受けにくい職場や働き方を考えると良いですね。
経営者に必要なものはHSPとは違う?
経営者に必要な資質とは何でしょうか。
冷静な判断力や、行動力なども必要かもしれません。
ただ一方で、サイコパス気質も重要なピースだと言う話があります。
会社全体の利益のために、社員に不利益になる判断ができるかですね。
- 会社を存続させるためにリストラをする
- 以前からあった制度を廃止する
- 徹底した成果主義にする
このように社員から反対され嫌われても、会社のための判断や行動ができるかということ。
これはHSPにとっては酷な状況と言えませんか?
私は想像しただけで『自分にはムリだな』と思ってしまいました(笑)
やはり社員一人ひとりの感情や気持ちを優先してしまうかなと。
HSPは経営者向き?
- 観察力や洞察力は仕事に活かせる
- リスクマネジメントも得意
- 空気の読み過ぎは逆効果
- ストレス耐性が低いときは工夫が必要
- 経営者の資質とは違う
HSPでキャリアアップや起業などで成功者に近づく方法
- HSPで経営者を目指すのはリスクがある
- それでもキャリアアップをしたい
そんなときは次の2つのステップを意識しましょう。
出世するしないに関係なく、HSPさんが仕事するときに必要なことも紹介します。
① HSPで働きやすい環境を作る
最初に徹底したいのが、余計なストレスを排除すること。
仕事をする上では、上司や取引先など避けられないストレスはあります。
ただ一方で、工夫すれば簡単に避けられるストレスもあるんですね。
なのでまずは、HSPで苦手な刺激を遠ざけることから始めましょう。
例えば私の場合は、通勤時に耳栓やイヤホンを使って聴覚の負担を軽くしています。
また重要な仕事は朝早く出社して、誰もいない時に済ませるなども心掛けています。
このように苦手な刺激を遠ざければ、その分だけ仕事に集中できる環境を作れます。
なのでまずは本なども読みながら、あなた自身がどの刺激に弱いかを把握しましょう。
繊細さんが起業や独立に興味があるなら副業から始める
もし起業など経営者に興味があるなら、目指してみる価値はあります。
ただいきなり会社を辞めて、一世一代の勝負に出るのはおすすめしません。
行動力があり未来への不安に鈍感な人なら、突き進めるかもしれない。
でも将来のリスクも考えられるHSPさんにとっては、退路を断つのは精神的な負担となります。
そこでおすすめなのが副業から始めるという働き方。
リスクがほぼ0の副業から始めて、事業を軌道に乗せる。
そして会社員として働きながら事業を進め、タイミングを見て独立するといった流れになります。
この方法だと生活費などの固定費は、会社員としての給料でまかなえるので問題なし。
副業なので失敗してもリスクは少ないし、上手くいくまで何度でも試すことができます。
HSPでも成功者はいる!ただ経営者の資質は別にある
HSPでも成功者はいます。
とくに芸術や芸能など、繊細さが活かしやすい職業で多い印象がありました。
ただ経営者になるには、別の資質が必要な場合もあります。
なのでまずは自分がHSPとして、どの刺激に影響を受けやすいかを知ること。
その刺激を職場から遠ざけて、仕事に集中できる環境作り意識しましょう。
そしてもし起業や独立に興味があるなら、副業から始めてはいかがでしょうか。
副業なら失敗しても問題ないですし、イチかバチかの道を選ばなくて済みます。
HSPさんは将来の不安やリスクについても、きちんと考えられる人が多いです。
なので副業など”小さく初めて大きく育てる”といった起業が向いていますよ。
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