HSPだと日常生活で騒音に悩まされることが多いですよね。
非HSPの人はスルーするような些細な音も気になってしまう。
そんな聴覚が過敏な人向けのアイテムとして役立つのが耳栓です。
ただ耳栓といっても、用途によって選び方は変わります。
そこで今回は『HSP向けの耳栓のおすすめの選び方』を紹介。
まずは耳栓を使うシチュエーション別で、選び方を見ていきましょう。
その後に状況に応じて、おすすめの耳栓を紹介していきますね。
100均などの耳栓も使い捨て目的なら、候補に入りますよ。
HSPの耳栓におすすめの選び方
聴覚が過敏な人には、どんな耳栓が合っているのでしょうか?
私自身が過去に役立ったシチュエーションだと、以下の3つになります。
① HSPが睡眠で使う耳栓の選び方!長時間でも使いやすい
睡眠時は小さい音も気になって眠れなくなることはありませんか。
エアコンの音だったり、外で車やバイクの音が聞こえると目も覚めてしまいます。
そんなときに使えるのが睡眠時に向いている耳栓。
選ぶポイントは長時間使用しても、耳が疲れないことです。
プラスチック製だと寝返りを打ちにくいので、スポンジタイプがおすすめ。
また毎日のように使うなら、衛生面を考えて洗えるものか、安価で使い捨てできるものも良いですね。
夜中にすごい騒音があるわけではないので、遮音性はそこまで気にしなくて大丈夫。
目覚ましアラームは聞こえるくらいの方が使いやすかったですよ。
② HSPが仕事で使う耳栓の選び方!騒音だけカットして会話は聞こえるタイプも?
仕事で使う時は、周囲の声は拾う必要があります。
雑音だけカットできるデジタルタイプの耳栓を検討しましょう。
雑音をカットして、呼びかけなど人の声は聞こえるタイプになります。
(完全に雑音をシャットアウトするというより、聞こえにくくするというイメージですね)
仕事中に使うなら、上司など周りの理解も得た方が使いやすいです。
了解を得たあとも、デザインは黒やオレンジなどシンプルで目立たないものが良いですね。
③ HSPが学校で使う耳栓の選び方!目立たないのがいい
学校で使う場合は、周囲の音を遮断できるタイプがおすすめ。
授業中は先生の声しか聞こえないので耳栓はしないかと思います。
休憩時間やお昼休みなどで、遮音性の高い耳栓を使いましょう。
毎日使うなら衛生的に洗えるものか、使い捨てでコスパの良い耳栓がおすすめ。
もしくは音楽を聴くのが好きなら、ノイズキャンセリングのイヤホンも良いですね。
定期的に充電をする必要はあるし、値段も高いので慎重に選びましょう。
耳のフィット感を確かめるために、家電量販店で試してみるのをおすすめします。
耳栓の選び方
- 睡眠時…スポンジ製で遮音性は低くても大丈夫
- 仕事中…人の声は聞こえるデジタルタイプがいい
- 学校(勉強中)…ノイズキャンセリングのイヤホンも検討
HSPの耳栓におすすめ【睡眠】
では先ほどの選び方を参考に、繊細さん向けの耳栓を見ていきます。
睡眠時は遮音性より『フィット感』を重視しましょう。
① 名優 クオリネ
睡眠時はずっと耳栓を付けていることになりますよね。
もともと夜は静かなので遮音性にこだわるより、フィット感を重視しましょう。
ずっとつけても違和感がなく、耳が疲れないものが理想です。
その点で言うとクオリネは長時間、付けやすい耳栓。
フィット感もあるので、寝返りをしても外れにくい。
また水洗いが可能なので、毎日使ったとしても洗えて衛生的です。
周囲の音を完全に遮断するというより遠ざけるといったイメージ。
あとでお話しする仕事中や学校でも使いやすいですね。
耳栓自体が小さいので横向きで寝ても、耳が圧迫されませんよ。
② MOLDEX 使い捨て耳せん
水洗いもいいですが、使い捨てタイプの耳栓もコスパが良いです。
1ペア当たりの値段が安いので、何日か使って捨てることも可能。
モルデックスのウレタン製の耳栓は柔らかいので、フィット感が高い。
たまに夜寝るときに、周囲の音が気になるという繊細さん向けです。
もし周囲の音以外で寝れない原因がある場合は、以下の記事も参考にしてください。
睡眠時の耳栓におすすめ
- 毎日使いたいなら水洗いできるクオリネ
- たまに使うなら使い捨てできるモルデックス
HSPの耳栓におすすめ【職場】
次は職場に向いている耳栓を紹介します。
社会人が付けやすいシンプルなデザイン。
そして人の声は聞こえるタイプの耳栓が理想です。
① KING JIM デジタル耳せん
高価でも構わないならデジタル耳栓がおすすめ。
こちらはノイズキャンセリング機能なので、人の声が聞こえるからです。
周囲のガヤガヤとした雑音だけを減らしてくれますよ。
スポンジタイプより重いし、長時間つけていると耳は疲れます。
なので睡眠時は向いていませんが、仕事で短時間使うシチュエーションであればオススメ。
家電量販店などで試着をしてフィット感を確かめた方が安全ですね。
② Crescendoの耳栓シリーズ
クレッシェンドは特許取得済みのフィルターにより耳を守れる耳栓。
人の声や注意喚起は聞き取れるようになっています。
商品ラインナップが豊富なのが特徴。
工場・建設現場、オフィスなど、使用用途により分かれているので選びやすいです。
そもそもHSPの場合は、パチンコ屋や工事現場など職場環境自体が合わない可能性もあります。
そういった場所ではなく通常のオフィスであれば、耳栓で対応できますよ。
仕事中の耳栓
- 人の声は聞きたいならキングジムのデジタル耳栓
- 細かく使い分けしたいならクレッシェンドの耳栓
HSPの耳栓におすすめ【学校】
最後は学校で使いやすい耳栓について紹介します。
勉強に集中したいときや、できるだけ学生が買いやすいコスパを重視しました。
① Quietide耳栓 Q4
遮音性もありつつ、柔らかい素材で勉強中も使いやすい耳栓です。
少し「自分の声が響く」という感じはあります。
ただ勉強中は自分が話す機会はないので、あまり問題にはならないでしょう。
学校で会話ごと遮断したいときに使える耳栓となります。
② お試しやコスパ優先なら使い捨て可能なダイソーの耳栓
ダイソーなど100均にも耳栓はあります。
ダイソーであれば3ペアで110円というコスパのよさ。
お試しとして買ったり、使い捨てで清潔感を保ちたいときにオススメ。
タンダードな形や素材なので、誰の耳にもフィットしやすいよう作られています。
外の音を遮断するので、勉強でひとり集中したいときに使いやすいですね。
学校での耳栓
- 遮音性ならQuietideの耳栓
- 使い捨てならダイソーの耳栓
HSPで耳栓以外で騒音を減らすためのアイデア
最後は耳栓が使えないときや、耳栓以外での騒音対策を紹介します。
こちらも学校・仕事・睡眠で分けて見ました。
安価で取り組めるものもありますよ。
① 学校や仕事なら聴覚が休める場所を確保する
学校や仕事だと周りの目もあり、耳栓を付けられないときもあります。
教師や上司の許可をもらえたらいいけど、そこまでは頼みづらいとき。
そんなときは聴覚が休める場所を確保して、耳を休ませてあげましょう。
例えば学校であれば図書館、仕事であれば屋上など静かな場所を見つけておく。
昼休みは誰もいない部屋を使ったり、個室トイレを利用するのも良いですね。
少しでも耳の負担を減らせないか考えてみましょう。
また繊細さんの負担を減らすという意味では、嫌いな人を避けるのもおすすめ。
大声や怒りっぽくて苦手な人がいたら、物理的に距離を取るのが理想です。
② 騒音が消せないならホワイトノイズで打ち消す
騒音を消すときは、遮音するとは逆の対策があります。
それが別の音で騒音をかき消すという方法。
ただ通常の音楽であれば、歌詞やメロディが気になってしまいますよね。
そこで学校や仕事でおすすめしたいのがホワイトノイズです。
自然音などリラックスして集中力を高める音楽を流して騒音を減らす。
勉強や仕事を集中して行いたいときは、無音より自然音がおすすめ。
耳栓とは別で、ノイズキャンセリング機能のイヤホンも用意しておくと良いですよ。
③ 睡眠時はほかの防音グッズを使う
睡眠時は耳栓を長時間つけていると、耳が痛くなることがあります。
そこで試したいのが、他の防音対策。
少し高いですが防音カーテンなどは検討する価値があります。
同時に遮光機能もあるカーテンだと、朝日が気になる心配もありません。
また家族の生活音がうるさいなら、防音シートを使うという手段もあります。
ホームセンターにあるシートは安いので、効果があるか試しやすいですよ。
もちろん音楽プレーヤーを使って、先ほどのホワイトノイズを利用するのもおすすめ。
家族の小さな生活音などは、鳥のさえずりなどの自然音で打ち消すことができます。
耳栓以外の騒音対策
- 学校や職場では静かな場所を見つけておく
- ノイズキャンセリング機能のイヤホンで自然音を流す
- 部屋では防音カーテンや防音シートを検討
HSP向けの耳栓は多い!安価なものから試すのがおすすめ
HSPで騒音が気になるときは耳栓を使いましょう。
睡眠時はフィット感を重視。
学校や仕事であれば、人の声は聞こえるタイプがおすすめです。
もし迷っているなら安価な耳栓から試した方が金銭的な負担が少ないですよ。
ダイソーであれば100円(税抜)で耳栓を買うことができます。
使い捨てできるコスパの良さなので、衛生面も問題ありません。
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