当日になると行きたくなくなるのはHSPだから？直前になると憂鬱になるナゾ

当日になると行きたくなくなるのは、あなただけではありません。

私も行きたかったはずの遊びの予定なのに、直前になると憂うつになることがあります。

もしかするとHSPの繊細さや過敏さが原因かもしれません。

意外と行ってみると楽しかったり充実した時間が過ごせるもの。

そうわかっていてもなぜ行きたくなくなるのでしょうか？

当日になると行きたくなくなるのはHSPだから？

一度は受け入れた約束や予定。

なぜその日が近づくにつれて行きたくなくなるのか。

HSPの繊細さゆえ、モチベーションが低下することがあります。

① 当日に起こる刺激が憂鬱になる

約束の日が近づくと憂鬱になる症候群

※めっちゃわかる pic.twitter.com/cEWqU32GHg

— あるあるbot (@maccha9n) November 6, 2019

繊細さんは楽しいはずの場所でも、刺激が強すぎると疲れます。

私も映画館やショッピングモールなどの混雑や密集地帯は苦手。

光も音も過剰だし、HSPにとって心地いい環境ではありませんよね。

遊びの予定が憂うつになるのは、こういった刺激が避けられないからではありませんか？

友達とは会いたいけど苦手な刺激やシチュエーションがある。

こうなると『行きたいのに行きたくない』という矛盾を抱えてしまいます。

私の場合は友人関係であれば途中参加や途中帰宅などをして負担を軽減します。

もしくは私が負担のない遊びを提案して、それに友人に付き合ってもらいますね。

② 人間関係への配慮を考えると行きたくなくなる

負担になるのは五感への刺激だけではありません。

HSPは他人の言動や表情・態度の変化にも過敏に反応してしまいます。

なので苦手な人がいたり、気を遣う人がいたら、ドッと疲れてしまいますよね。

私も以前はよく”断る理由がないから”という後ろ向きな”OK”をして予定を立てていました。

でもそういった約束や予定は当日になると自然と行きたくなくなるもの。

苦手な人がいるなら、理想は約束をキャンセルすることになります。

相手を不快にさせない伝え方を確認しましょう。

(例文は後で解説しています)

今後は断りづらいという理由でYESと言わないことも重要ですね。

誘われたときに『嫌われない断り方』もできた方がいいですよ。

③ 義務感がある予定は直前になると落ち着かない

HSPは繊細さや過敏さゆえ生真面目な人も多いです。

周りから『真面目過ぎ』と言われたことはありませんか？

そういった人に多いのが予定当日のプレッシャーです。

例えば自分から誘った予定や、デートの誘いなど失敗できないと考えてしまう。

上手くいく妄想は楽しいけど、予定日が近づくと失敗が怖くて行きたくなくなる。

このように当日の期待値と失敗への恐怖から、逃避したくなるんですね。

この場合は『もし○○になったら△△しよう』と行動を決めておくと落ち着けます。

当日にアクシデントがあっても迅速に対応できるし、当日までの不安も減りますよ。

参考⋙HSPは急な予定変更が苦手！対応力をつけよう

HSP向け！直前になると行きたくなくなる現象への対処法

では次の予定が近づいてきてモチベーションが下がっているとき、どうすればいいのか。

最終的には予定をキャンセルすることも視野に入れて、対策を練っていきましょう。

① 実際に参加したら楽しい？ノートにメモ

以前から当日になると行きたくなくなる現象があった場合。

このときはノートを用意して、予想と結果を比較していきます。

日付	約束	直前の感情	当日の結果
1/1	友達と初詣	いくの面倒くさい	久しぶりに会えた友達がいてうれしかった
5/3	日帰り旅行	移動時間が憂鬱	友達と愚痴を言い合ってスッキリした
6/3	カラオケ	騒音が不快	最初は楽しかったけど途中から耳が疲れた

このように過去の予定と結果を記録すると、面白いことがわかります。

それは行きたくなくなったからといって、その予定が面白くないわけではないということ。

私も実際にやってみて、事前の予想と、当日の結果に何の関係性もないことがわかりました。　

なので今あなたが行きたくないと思っていても、実際に当日は楽しんでいる可能性もあります。

『思考=現実』とか『感情=結果』ではないことを知ると、行きたくないまま参加してもいいことに気づけました。

② 苦手な状況やヒトを避けよう！約束の変更はできる？

過去にあった予定と結果を見返すと、満足度が低いものがあるかもしれません。

それはあなたが苦手としている状況や人がいる可能性が高い。

似たような体験をすれば、また同じようにHSPにとって不快な時間になります。

もしそんな予定が近づいてきているなら、まずは予定が修正できないか考えてみましょう。

キャンセルするのは申し訳ないとしても、予定の修正ならできるかもしれません。

急な仕事や家族の世話が入ったと言えば、周囲の人にも受け入れてもらえます。

特に苦手な状況や人がいるなら、その苦手なモノとの接触時間を減らせないか考えてみましょう。

参考⋙買い物で疲れるのはHSPだから？できない理由

③ 失敗が怖くてプレッシャーがあるときは『もし』で準備

あなたから誘った場合や、失敗が怖くて行くのが怖いとき。

そんなときに有効な準備は『もし』を考えることです。

あらかじめ『もし○○になったら△△しよう』と想定しておく。

そうすれば当日もスムーズに対応できるし、不安も軽減しますよ。

参考⋙HSPだと旅行は疲れるから嫌い？苦手意識の薄め方

【最終手段】ドタキャンするときの伝え方

直前であれば予定のキャンセルは相手を嫌な気分にさせてしまいます。

なので極力はキャンセルせず参加したいですよね。

ただどうしても嫌なときは無理をして行く必要はありません。

もしドタキャンするときは伝え方が重要になってきます。

急にキャンセルするときに必要なのは相手が納得する理由です。

当日にドタキャンするときはその日に外に出ない方がいいです。

誰か共通の知人に会ってバレたら関係が終わるかもしれません。

HSPが約束の日が近づくと憂鬱になるとき【今後の対策】

今後もまた同じような状況になるのを避けたい

そんなときはどのように周りの人と約束や予定を立てればいいのでしょうか？

① 自分からノリで誘う！『今会いたい人』と会う

事前に予定を立てると、その日が近づくにつれて行きたくなくなる

これは約束した日と、約束の日が離れているから起こることですよね。

なので次は友達と遊ぶとき、ノリで急に誘ってみてはいかがでしょうか？

『明日行こう！』とか『今から寄ってみよう！』など誘えば、当日に憂鬱になることもありません。

今会いたい人と、今やりたいことをやる

こんな日々を過ごせたらステキですよね。

『今日は体調がいいな』とか『今日なら五感の刺激も大丈夫そう』という日に誘ってはいかがでしょうか。

② 断る勇気を持てば”行きたくない”と悩むこともなくなる

こんな事態を減らすには断る勇気が必要になってきます。

ただ断ると相手から嫌われたり評価が下がりそうで怖いですよね。

なのでまずは断り方のルールを知っておきましょう。

まずは誘ってくれたことへの感謝を伝えること。

そして予定があるからダメだとキッパリ伝えて残念がる姿勢を見せます。

そうすれば相手は『誘わなければよかった』など不快にはなりません。

参考⋙HSPだと約束されるのが苦手？約束事への意識を変える

③ 疲れない人間関係を大切にする

長い目で見たら『疲れない人間関係を作ること』も大切です。

苦手な人から誘われるなら、その前に好きな人と予定を立ててしまえばいい。

断ってばかりだと孤立して一人になる時間が増えてしまいます。

なので人間関係は増やしてから切るようにしましょう。

理想はHSP同士で仲良くなることですね。

そうすればお互いにオフの日の過ごし方など似ているのでストレスを感じません。

お互いがHSP気質を理解しているので、不快な状況も避けることができます。

ゆったりと過ごし時間をともにして、居心地が良かったり楽しいと思えますよ。

当日になると行きたくなくなるのはHSPが関係しているかも！対応は可能

当日になると行きたくなくなるのは病気ではありません。

多くの人が心の中で抱えている悩みです。

まずは嫌だったけど実際に行ってみたら楽しかった経験を思い出すこと。

今の予想や感情が、将来現実になるわけではないことを確認します。

もし苦手なシチュエーションがあるなら途中参加や途中退席で避けられないか考えましょう。

ドタキャンも選択肢にはありますが、急な予定変更となるので避けた方がいいですよ。

そして今後は、また行きたくなくなることを想定して事前に断る勇気も必要になってきます。

ただ断ってばかりだと孤立して一人でいる時間が長くなるので注意。

そうならないためにも、あなたのHSP体質を理解してくれる人との関係を大切にしたいですね。

参考⋙休日ずっと寝てしまうHSPへ！休みの日を充実