HSPって睡眠時間が長い?よく寝る原因や睡眠過多の改善

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HSPと睡眠時間 HSPと暮らし

HSPだと睡眠時間が長い傾向があります。

それは日常生活で疲労したり、対人関係で消耗しやすいから。

心身が疲れるので、周りの人よりたくさんの睡眠時間が必要になるんですね。

ただ極端なロングスリーパーだと、学校や仕事にも影響が出ます。

今回は『HSPの睡眠時間が長い原因や質の高め方』を解説。

最適な睡眠時間は個人差があるので気にしなくて大丈夫。

大切なのは寝る時に、どんな寝室を作るかです。

今日から少しずつ試していって、睡眠の質を高めていきませんか?

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HSPは睡眠時間が長い?平均と比較してみよう

まずはあなたが睡眠時間が長いのかを確かめていきます。

日本人の平均の睡眠時間や、理想とされる睡眠時間。

この2つと比べて、あなたの睡眠時間を比較してみましょう。

① 日本人の睡眠時間の平均は?

厚生労働省の調査で、日本人の平均睡眠時間が判明しました。

もっとも多いのは6時間以上7時間未満の割合。

次に5時間以上6時間未満の人が多くなっています。

ただこれは『実際の睡眠時間』であり、他国と比べると短い傾向にありました。

世界中の計30カ国の1日の平均睡眠時間を比較したところ、日本では7時間22分。

これは調査国中で睡眠時間が最も短い国となったんです。

つまり日本人の平均の睡眠時間より長いことは問題ではありません。

むしろ日本人は睡眠時間を確保できていないことがわかりますよね。

② 理想の睡眠時間は?健康でいられる目安

医師に相談

理想の睡眠時間も個人差があるもの。

ですが統計で目安と言われているものはあります。

それが7時間前後。

これはアメリカが約110万人超の男女を対象に約6年間追跡調査を参考にしています。

睡眠不足は生活習慣病や精神疾患、認知症など、さまざまな疾病の発症リスクを高める。

ただ8時間以上寝ている人もまた、7時間の人と比べて死亡率が高くなるとのこと。

つまり”寝れば寝るほど長生きする”というわけではないことがわかりました。

なので最初は、”ぐっすりと7時間寝る”ことを目標にした方がいいですね。

その上で自分に合った睡眠時間を探していくのが良いでしょう。

③ HSPだと睡眠時間が長くなる?

目が覚める

HSPさんは人より繊細な特性を持ちます。

つまり非HSPの人と比べて、1日で疲れやすいということ。

なので必然的に、必要な睡眠時間も長くなります。

非HSPの人と比べて、睡眠時間が長いことに悩む必要はありません。

ただ睡眠過多で日常生活に支障が出る場合は別です。

次は睡眠障害になる原因と、HSPの特性の繋がりを見ていきましょう。

睡眠時間について

  • 日本人は6~7時間が多い
  • ただこれは世界的に見ると少ない
  • 理想は7時間~8時間が目安
  • 日常生活で疲れが溜まる人は睡眠時間が長くなる
  • HSPもロングスリーパーが多いと言われている
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HSPでよく寝るのはなぜ?睡眠過多や過眠の原因

睡眠障害には2つのタイプがあります。

それが不眠と過眠。

今回は過眠について見ていきましょう。

① 過眠症とは?睡眠過多のリスク

過眠症とは、眠っているにもかかわらず、日中に強い眠気が生じること。

日中の眠気という点では不眠症と同じですね。

患者の中には夜間睡眠が10時間以上と長い場合もあります。

ただこういった睡眠障害自体は、珍しい病気ではありません。

逆に睡眠の悩みが1つもなく、毎日ぐっすり寝ている人の方が少ないでしょう。

睡眠障害の原因は以下のようなことが挙げられます。

睡眠障害の原因

  • ストレス
  • 生活習慣
  • 体の病気
  • 心の病気
  • 薬やお酒、たばこ
  • 周囲の環境

起きているときの刺激が大きくて、その分だけ睡眠時間が長くなるか。

もしくは睡眠の質が悪いので、必要以上に時間が必要になるのかですね。

今回は自分で今日から取り組める睡眠の質の高め方を紹介しています。

ただ自力で改善できない場合は、睡眠外来などの利用も検討しましょう。

② HSPだと睡眠の質が低下しやすいワケ

セルフチェック

なぜHSPだと睡眠時間が長くなるのか。

まず1つ目の原因である睡眠の質について見ていきましょう。

HSPの特性の1つに過敏さがあります。

これは視覚や嗅覚など五感の刺激に敏感ということ。

睡眠中に寝室で刺激が強いと、ぐっすりと安眠できなくなります。

なので過敏な人は、睡眠の質を高めにくいんですね。

この場合はまず、あなたにとって居心地がいい寝室を作ることから始めます。

不快な刺激を少しでも減らして、安心して眠れる空間を作りましょう。

(詳しい方法は後で解説しています。)

部屋の明かりを無くして、消臭ケアをする。

できれば寝室に1人で入れるようにするのが理想です。

ものが多い部屋も気が散るので、収納ボックスなどを活用すると良いですよ。

参考⋙HSPはミニマリストがいい?部屋の片づけコスト

③ HSPは日常生活で疲れやすいから睡眠が必要になる

喜怒哀楽

2つ目の理由は日中で疲れが溜まりやすいこと。

HSPの特性の1つに細かい情報も受け取るというものがあります。

他の人が見逃すような情報や、他人の仕草や癖も見つけてしまう。

そうすると情報量が多くなるので、負担が大きくなるんですね。

頭を休める暇がなくなるので、結果的に夜になるとヘトヘトになる。

こうなると非HSPの人より睡眠時間が必要になるんです。

この場合はまず神経の高まりを抑えること。

さらに人間関係などを整理して、苦手な人を避ける勇気も必要になります。

こまめに一人でいられる時間を作るのも大事ですね。

参考⋙HSPは一人暮らしがいい?気を付けたいこと

HSPは睡眠障害になりやすい?

  • 睡眠障害は日中と夜間の原因に分けられる
  • HSPは日中に受けるストレスが多く疲れやすい
  • HSPは寝室で刺激を受け睡眠の質が下がりやすい
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HSPが睡眠時間を適切にする方法!睡眠の質の高め方

HSPだからと睡眠時間をたくさん確保するのは難しいですよね。

そこで適切な睡眠時間に保つために、次の3つのポイントを押さえましょう。

今日から取り組めるものばかりなので、今から実践してみてください。

① HSPにとって寝室の苦手な五感を遠ざける

マイペース

まずは寝室の環境を整えていきます。

寝室を整えるときに大切なのは、マイナス要素を取り除くこと。

もちろん肌触りの良いパジャマや、体に合う枕に変えるのも大切です。

ただそれよりまずは効果を実感しやすい、苦手な刺激を遠ざけていきましょう。

寝室の苦手な刺激って?

  • 視覚…部屋の明かり
  • 聴覚…家族のいびき
  • 嗅覚…エアコンの臭い
  • 肌…化学繊維の服で汗が溜まる

このように五感で不快な刺激となるものをリストアップしていきます。

そして不快な刺激を少しでも減らす方法を検討しましょう。

例えば明かりは真っ暗の方が、睡眠の質は高まると言われています。

いびきも”いびき防止テープ”を貼ってもらうか、寝室を別にするのも良いですね。

パジャマも綿100%のモノにした方が、通気性がよく汗をかきづらくなりますよ。

どれも安価で対応することができます。

不快な刺激を減らした後に、あなたが好きな五感の刺激を取り入れます。

例えば肌触りの良いパジャマを探したり、好きな香りのアロマを試すなど。

睡眠用の耳栓などもあるので、試しに使ってみるといいかもしれません。

参考⋙HSPの耳栓におすすめ!睡眠時や仕事中に活用できる

② HSPが受ける日中のストレスの減らし方

満員電車で疲れる

次は日中で受けるストレスの減らし方を見ていきましょう。

日常生活で受けるストレスが減れば、それだけ睡眠時間を適切に保てます。

まずは先ほどと同じく苦手だと思うものをリストアップしていきましょう。

HSPが苦手なもの

  • 満員電車
  • 職場の上司
  • スーパーの混雑
  • 苦手な友人からの誘い
  • 飲み会
  • 街中の不快なニオイ
  • パチンコ屋などの騒音

こういった刺激も減らせるものは減らしていきます。

仕事などはストレスが大きいですが、0にはできませんよね。

一方で移動中の苦手な刺激はすぐに対応できます。

満員電車やスーパーなどの混雑は、利用時間や車両・店舗を変えれば改善可能。

臭いはマスクにアロマを使ったり、騒音はノイズキャンセリング機能のイヤホンで対応できます。

完璧に対処するのは難しくても、苦手な刺激を減らすことを心がけましょう。

むしろ全てのストレスに対応しようとすると、その考え自体で疲労します。

参考⋙HSPは完璧主義になりがち?リスクについて

③ 睡眠の質を高めるための生活リズムの作り方

最後はHSPとは関係ありませんが、睡眠の質を高める生活リズムの作り方について。

人間は生活リズムを整えると、自然と寝る時間帯に眠気が来るようにコントロールできます。

決まった時間に寝て、決まった時間に起きる

当たり前ですが、平日も休日も同じ時間に起床することでリズムを保てます。

ただ毎日同じ時間に寝ようとすると、それがプレッシャーになってしまいますよね。

そこでオススメの方法が寝る前のルーティンを作ること。

お風呂に入ってから寝るまでの流れを習慣化することで、自然と眠りやすくなるんです。

ルーティンの例

  1. お風呂に入る
  2. お風呂上りにヨガ
  3. 頭皮マッサージ
  4. ストレッチをする
  5. ココアを飲む
  6. 布団に入る
  7. 腹式呼吸をする

気を付けたいのは夜にテレビやスマホなど強い光を避けること。

ブルーライトカットの眼鏡を使ったり、スマホの影響を暗くして対応しましょう。

私のおすすめは、副交感神経が高まるようなマッサージやヨガを習慣化すること。

眠気はコントロールできませんが、ヨガやマッサージで寝付きやすくなりますよ。

睡眠の質の高め方

  • 寝室の不快な刺激を減らす
  • 日中の不快な刺激を減らす
  • 入浴から寝るまでのルーティンを作る
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HSPは睡眠時間が少し長くても気にしない!質を高めよう

HSPだと、どうしても繊細さが原因で疲労が溜まりやすいです。

なので非HSPの人と比べて睡眠時間が長くなるかもしれません。

ただ疲れている人が睡眠時間が長くなるのは自然なこと。

なので日中に眠気があるなど支障がなければ、そこまで気にする必要はありません。

それよりも日常生活を少し改善していくことをオススメします。

例えば日中の不快な刺激を減らすこと。

寝室の居心地もよくして、ぐっすり眠れるような空間を作ること。

耳栓やアイマスクなどは、100均のグッズもあり気軽に試すことができます。

ヨガや頭皮マッサージもYouTube動画を見れば、無料で学ぶことができますよ。

次はこちら⋙HSPのいいところって?繊細さを活かす

次はこちら⋙HSPだと映画が苦手?ジャンルや見方を気を付ける

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