買い物するだけで使えるのはHSPが原因かもしれません。
私も仕事終わりにスーパーへ行くのができない日があります。
そんな繊細さんの買い物への苦手意識へのアプローチ方法を見ていきましょう。
この記事でわかること
- HSPがスーパーが苦手な原因
- どうすれば買い物ストレスを減らせるか
- どうしても買い物ができないときの代案
私は繊細さや過敏さを自覚したら、買い物への苦手意識を減らすことはできました。
買い物ストレスを0にするというより、少しずつ減らしていく工夫をすると効果的ですよ。
買い物で疲れるのはHSPだから?なぜできないか
なぜ買い物をするだけで疲れてしまうのか。
それはHSPの体質である繊細さや過敏さが関係しています。
次の5つのうち、あなたはどれに当てはまりますか?
① スーパー店内の刺激が繊細さんによっては苦手
私がスーパーに苦手意識を持っているのは刺激が強いからです。
店内に入ると大きなBGMで、果物や野菜のニオイもありますよね。
店員さんやお客さんの声も大きいし、家と比べると刺激が強いです。
こういった刺激が強い空間は、五感が繊細なHSPには不向き。
特に苦手な刺激があるなら、その刺激を軽減するグッズを使いましょう。
(具体的な対策はあとで解説しています)
② ショッピングモールの人混みも疲れる理由になる
地元のスーパーより大型ショッピングモールが苦手
そんな人は人混みや混雑で疲れているかもしれません。
人が多いと、それだけ他人の言動から受ける影響が大きくなりますよね。
これは共感力が高いHSPさんにとって負担となります。
私も行列に並んでいると、周りの人のイライラが移ってきそうで避けがち。
レジでも『早く清算しないと!』と焦ったり、ご近所さんに会うと会話が始まったりと人間関係のストレスもあります。
こういった対人ストレスがあるなら、買い物する曜日や時間帯をズラしましょう。
マイペースで買い物できる店舗や時間帯を確保できれば問題は解決します。
例えば旅行先などでも観光スポットをあえて避けることでストレスが軽減できたりしますよ。
参考⋙HSPだと旅行は疲れるから嫌い?楽しめない苦手意識の薄め方
③ スーパーは情報量が多いから体力的にきつい(特に仕事帰り)
スーパーに入ると情報量が多くて混乱することはありませんか?
前もって狙いをつけていた商品だけでなく、特価品やセールに目がいってしまう。
『キャベツの方がお得かも』とか『じゃあ今日の献立も変えないと』と頭がフル稼働します。
スーパーは商品を1つでも多く売ろうとするので、その情報量に混乱してしまうんですね。
特にHSPだと小さな情報をキャッチするし、真面目な人が多いので情報処理量が増えてしまう。
私はお得さよりも『食べたい料理』から逆算して買い物するようにしています。
そうした方が買い物時のストレスも減るし、結果的に余計なものを買わずに出費も減りました。
④ 家族とペースが乱れる!子供や妻・夫でも疲れる
買い物は1人だけで行うわけではありません。
休日であればパートナーと買い物することもあるし、平日も子供と一緒に出掛けることもありますよね。
そういった誰かと一緒に行動することが苦手だと、買い物で疲れを感じやすいです。
特に繊細さんは自分のペースを崩されると疲れやすいです。
こういった場合は店内で休憩スポットを確保するのがおすすめ。
私は自由時間を作って、スーパー内のベンチや本屋へ行き休憩するようにしています。
⑤ アパレルなど店内のスタッフさんの売り込みが嫌
買い物をすると店員さんに声をかけられることもあります。
ありがたいときもありますが、売り込みされるのが迷惑なときもありますよね。
早く切り上げて帰りたいのに、食い下がられると困ります。
特に優しい繊細さんはハッキリと断ることができない人も多い。
なので試食や試着をすると、そのまま申し訳ないからと買ってしまう。
こういった精神的な疲れがあるなら、店舗や時間帯を変えるのがおすすめ。
試食スタッフがいない曜日や時間帯に買い物をする。
もしくはネット通販などを利用すれば、ポイント還元などでお得に買い物もできますよ。
HSPが買い物で疲れる原因
- 店内の五感への刺激が負担になる
- レジの行列や混雑で対人ストレスがある
- 店内の情報量が多くて混乱する
- 複数人で買い物してペースが乱れる
- 店員さんとのやり取りで断れない
買い物が疲れるときのHSPさん向け対策
買い物するだけで疲れるとき、どうすれば疲れないで済むのか。
繊細さんにおすすめの対策を、私の経験談からお話ししていきます。
① スーパーの刺激から身を守ろう
五感への刺激が嫌なら、グッズを使いましょう。
特に苦手な刺激があれば、その刺激を軽減するグッズを使うのが効果的です。
刺激を軽減するグッズ
- 視覚…眼鏡・サングラス
- 聴覚…ノイズキャンセリングのイヤホン
- 嗅覚…アロマを付けたマスク
ちなみに私は聴覚が過敏なのでノイズキャンセリングのイヤホンを付けています。
音楽は流さないときもあるし、川のせせらぎなど自然音を流すときもあります。
刺激は0にはできないので『少し減らせないか?』という視点で考えると良いですよ。
② 空いている時間帯を狙う!平日の昼や夜
そもそも論として買い物する曜日や時間帯を見直すのも効果的です。
単純に空いている方がストレスなく買い物できますよね。
セールやポイント還元日などを逃すことになるかもしれませんが、それでも疲れは軽減できます。
例えば休日よりは平日の方が空いている。
また時間帯も午前中や夜の方がお客さんは少ないです。
店舗別で混雑状況は変わるので、Googleの混雑グラフを見ると良いですよ。
私も仕事帰りに毎日ガラガラのスーパーへ行き、少しずつ食品を買うようにしています。
仕事帰りにスーパーへ寄れる人は夜がおすすめですね。
19時以降になると急にお客さんが減るので、行列や混雑はありません。
夜に出れない場合は平日のお昼時(12時ごろ)も狙い目です。
参考⋙HSPだと目を合わせられない?どこ見れば良い?
③ 悩んで疲れるときは食べたい料理から逆算
買い物すると何を買うか迷って疲れてしまう
そんなときは逆算して買い物するのがおすすめ。
私も以前は安くてお得な食品を買ってから献立を考えていました。
でも今は日曜日にあらかじめ1週間分の献立を作成。
(鍋とかカレーなど食材の融通が利くものを週末にいれます。)
すると曜日ごとに必要な食材がハッキリするので、買い物で迷うことはありません。
お得な食材なども根菜であれば保存しますが、魚や野菜ならスルー。
結果的に”お得だから”と余計なものを買わなくなり節約にもつながりました。
その場で臨機応変に考えるのが苦手なHSPさんは多いはず。
そんなときは休日に事前に予定を決めておくと、当日に混乱せずにすみますよ。
参考⋙HSPは予定が苦手?急な予定変更も嫌だ!
④ 買い物中に回復できる場所と時間を確保する
スーパーやショッピングモールに行くとき、休憩できる場所を探しながら歩くと良いです。
私の場合は休憩スペースのベンチで誰もいないことを確認して座ることがあります。
あとは行き来するときのルートで、人通りと車が少ない道を選ぶのもいいですね。
このように買い物時間の中で、HSPさんがこまめに休憩できる場所を作っておく。
そうすれば買い物中に消耗したとしても、回復することができます。
五感が刺激されるなら、五感の刺激が少ない場所。
人混みが苦手なら人が少ない場所。
このように苦手なシチュエーションから考えて、その”逆”の場所を探しましょう。
逆を意識して心身をリフレッシュするのは、休日の過ごし方でもおすすめです。
参考⋙休日ずっと寝てしまうHSPへ!休みの日を充実させる第一歩
⑤ 買い物に行く頻度を調整しよう!
買い物の頻度を調整して、疲れを軽減する方法もあります。
例えば私のように仕事帰りに寄れるなら、夜にスーパーへ行った方がストレスは少ない。
月曜から金曜まで毎日通いますが、お客が少ないので快適に過ごせています。
逆にこういった通い方ができないのなら、買い物へ行く頻度を減らしてみましょう。
重い食品やまとめ買いするのはネット通販にします。
そして野菜や魚などは1週間分をまとめ買いすれば、買い物を週1ペースに減らせますよね。
このように買い物へ行く頻度を調整して、疲れを減らせないか考えてみてください。
HSP向けの買い物
- グッズを使って五感の刺激を減らす
- Googleを使って空いている曜日や時間帯を探す
- 買い物に迷うなら献立から決めていく
- 買い物中に休憩できる場所を探す
- 買い物の頻度を調整する
それでも買い物できないときのHSP向け選択肢
対策をしても、まだ買い物への苦手意識がある
そんなときはスーパー以外で買い物できる場所を探してみましょう。
意外と『ここなら大丈夫』と思える買い物スポットがあるかもしれませんよ。
① スーパー以外で買い物できる場所を探す
スーパー以外でも食品を買える場所はありますよね。
ショッピングモールなどは混んでいるので避けるとして、他にも候補はあります。
買い物できる場所の候補
- コンビニ
- ドラックストア
- 地元の八百屋など商店街
最近はドラックストアでも野菜やお肉を販売する店舗が増えてきました。
安いしポイントも貯まるので、私も重宝しています。
混雑を避けたいなら、こういったスーパー以外の場所もおすすめですよ。
② リアル店舗以外で買い物をする
またネットで買う人も近年では増えています。
特にお米やお水などは重いので買いづらいですよね。
そんなときにネット通販を使えば、自宅まで届けてくれるので超ラク。
ネットで買う方法
- Amazon
- 楽天
- 宅配食材
③ 料理を上手くサボるのもたまにはいい!
また料理が面倒なときは料理を運んでくれるサービスもあります。
たまにはこういった息抜きを挟むことで、日常のストレスを緩和できますよ。
料理を届けてもらう
- 宅配弁当
- お店のテイクアウト
- ウーバーイーツ
全てをネットで買う必要はありません。
ただ水やお米など重いものだけでもネットで買えば、店舗での買い物の負担を減らせます。
参考⋙HSPは実家ストレスがある!家族といると疲れるワケ
どうしても買い物が疲れるとき
- スーパー以外のお店で食材を買う
- 食材を届けてもらうネット通販を利用
- 料理を届けてもらうサービスを使う
繊細さや過敏さゆえ買い物で疲れるときは負担を減らそう!
HSPの場合、買い物するだけで疲れることはあります。
店内は五感への刺激が強いし、時間帯によっては混雑して疲れるのは当然。
我慢するというより、まずはどのシチュエーションで疲れが出やすいかを突き止めましょう。
そうすればそのシチュエーションを避けることで、買い物での疲れを軽減できます。
複数人で行く買い物も避けた方がいいですね。
たまにはネットを利用して買い物や料理をサボることも必要です。
参考⋙HSPは休むことに罪悪感がある?
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