
せっかくの休日なのにずっと寝てしまう
HSPだと非HSPと比べて、日常の疲れを溜めこみやすいです。
だからこそ休みの日に休息したり、来週のためにリフレッシュしたい。
それなのにダラダラと寝てしまい一日を過ごしていませんか?
この記事でわかること
- 繊細さんがずっと寝てしまう理由
- 睡眠を多く取るメリット・デメリット
- 充実した休日にするための方法
寝ること自体は悪いことではありません。
ただ必要以上に寝て、一日が終わってしまい後悔するなら危険。
まずはなぜ休日にダラダラしがちなのか、そこをハッキリさせていきましょう。
休日にずっと寝てしまうHSPのナゾ
なぜせっかくの休日なのにずっと寝てしまうのか。
HSPが睡眠過多になる理由は2つあります。
あなたはどちらが当てはまりますか?
① 繊細さんが寝ても眠い理由2パターン

なぜ繊細だと睡眠時間を多く取らないといけないのか。
1つ目に考えられる理由は、睡眠の質が低下しやすいからです。
聴覚や嗅覚など五感が過敏に反応する繊細さん。
睡眠中もささいな音や臭いなどに反応してしまい、ぐっすり眠りづらくありませんか?
私も実家で暮らしていたときは家族の生活音で何度も目が覚めていました。
睡眠の質が悪いと中途覚醒を繰り返して、布団に入る時間が伸びてしまいます。
2つ目に考えられる理由は、平日の疲れが溜まりすぎていること。
繊細さは人間関係でも発揮されますよね。
学校や仕事など人間関係は避けては通れません。
日常生活でささいなイライラが溜まり、休日になるころにはグッタリしてしまう。
こんな状態だとせっかくの休みの日も、やりたいことをやる余力はなくなります。
睡眠過多になる理由
- 睡眠の質が低下する
- 平日の疲れが溜まりすぎている
この2つについて、どちらが当てはまっているか見ていきましょう。
② 寝ても寝ても眠い理由は睡眠の質が悪いから

なぜ睡眠時間を確保しているのにスッキリと起きれないのか。
それはHSPの体質ゆえ、睡眠の質が悪い可能性があります。
以下のような状況に当てはまっていませんか?
睡眠の質が下がる原因
- 寝室は誰かと一緒
- パートナーがいびきをかく
- 家族との生活リズムが違う
- 寝る前にスマホを触る
- 寝る直前に食事や入浴をする
- 夕方以降に激しい運動をしている
まず最初に気を付けたいのは、『誰かと一緒に寝ているか』
繊細さんの場合、誰かと一緒に寝ると睡眠の質が下がりやすいです。
寝室の室温や部屋の明かりなど、好みは個人差がありますよね。
さらに家族がいびきをかくタイプであれば、そういった音も気になって寝れません。
なのでまずは睡眠時に、五感の刺激を減らせないか工夫しましょう。
(具体的な方法はあとで解説しています。)
2つ目は寝る前に、あなた自身が刺激を与えていないか。
激しい運動をしたり食事や入浴をすると、体は活動スイッチが入ります。
特に繊細さんの場合は刺激を受け取りやすいので、その後に寝づらいんですよね。
夕方以降はストレッチなど軽い運動にしたり、スマホを触らないように気を付けましょう。
参考⋙HSPは実家ストレスが!?家族といると疲れる
③ 繊細さんが平日に疲れやすいものとは?

HSPだと会話中の相手の何気ない仕草や行動も気になってしまいますよね。
私もささいな言動で傷ついたり、小さなモヤモヤやイライラと溜め込んでしまいます。
こういった人間関係のストレスはどのように減らせるのでしょうか?
私が心掛けていることの1つ目は物理的な距離を取ることです。
苦手な人や苦手なものとは、接触時間を減らせばストレスも減らせます。
苦手なものを遠ざける
- Yahooニュースを見ない
- X(Twitter)のタイムラインを見ない
- 街中でイライラしている人がいたら離れる
- 愚痴っぽい人からの誘いは断る
家族や友人だと関係を0にはできません。
ただ距離を取ってストレスを減らすことはできますよ。
あとは周囲の人に過剰に期待しないようにも心掛けています。
完璧主義だと自分にも厳しくあたるし、周囲の人にも厳しい評価をしがち。
『なんであの人は○○してくれないの?』という不満が自動的に生まれます。
なので私は完璧主義ではなく、加点主義で評価するように心がけています。
自分ができたことを評価して、相手がしてくれたことを評価する。
減点方式になりやすい完璧主義を緩めてあげると、普段のストレスも少しずつ減らせますよ。
一人になろうとして周囲との関係をリセットするのは辞めましょう。
確かに一人になればストレスはありませんが、人といる幸せも感じることがなくなります。
参考⋙HSPは友達いらない?めんどくさいと縁を切るのは危険
HSPが睡眠過多になる原因
睡眠の質が悪い
- 五感への刺激を減らす
- 夕方以降は体への刺激を無くす
平日に疲労を溜めすぎている
- 苦手な人とは物理的な距離を取る
- 完璧主義を緩めて期待値を下げると楽
- 一人の時間が必要だが孤立は危険
HSPが休日にずっと寝るメリットとデメリット
真面目な人が多い繊細さんは、充実した休日を送れないことに後悔しがち。
私も以前は寝てばかりの一日に罪悪感を感じていました。
ただ寝ることにはメリットもあります。
休んだ方がいい日と、何か体を動かした方がいい日の違いは何でしょうか?
① 休日にたくさん寝ることのメリットは?

身体が疲れていて、休日に何かをする気分になれない。
こんなときはたっぷりと寝て疲れを取ってあげましょう。
たくさん寝るメリット
- ストレス解消になる
- 平日の睡眠不足の改善
- リフレッシュできる
- また来週から頑張れる(モチベーション回復)
平日に睡眠不足であれば、休みの日はたっぷりと寝た方がいいです。
その上で睡眠の質を高めると、効率的に身体を休めることができますよ。
参考⋙HSPは休む罪悪感を感じやすい!考えを変えよう
② 休みの日に寝すぎるデメリットは?

何もやることがなく、ついつい寝続けてしまう。
こんなときは寝すぎによるデメリットの方が大きくなります。
寝すぎのデメリット
- 罪悪感を感じる
- あとで後悔する
- 良い経験ができない
まずはしっかり寝て体力的な負担を減らすこと。
その上でできる範囲内で休日に『幸せのための行動』をとる。
そうすれば充実した休日を過ごせたと満足感も高まります。
③ 休日の過ごし方は少しずつ改善しましょう
今から休日をどのように変えていくかをお話しします。
そのときに心掛けたいのは、少しずつ変化させていくこと。
いきなり休日の過ごし方をガラっと変えると、変化が起こりすぎて繊細さんの負担になります。
私もストレスを感じないように、少しずつ睡眠過多を減らして、代わりの行動を増やしていきました。
順番としては、まずは睡眠の質を高める工夫をすること。
ぐっすり眠れるようになったら、寝すぎを辞めて、休日ならではのリラックス方法を試していくと良いですよ。
寝すぎは良いこと?悪いこと?
- 体が疲れているなら、たっぷり寝た方がいい
- ついつい寝すぎてしまうなら、何か行動をしよう
- 休日の過ごし方は少しずつ変えた方が負担が少ない
休みの日にずっと寝てしまうHSPさんの対策
ではどのように休日の過ごし方を変えていけば良いのか。
睡眠の質を高める⇒リフレッシュできる行動をとる。
この流れで見ていきますね。
① 繊細でも落ち着いて寝れる寝室を作ろう
まずはHSP向けの寝室を作りましょう。
睡眠の質を高めれば、布団に入る時間を減らせます。
“ずっと寝てもスッキリしない”のような悩みも改善されます。
寝室作りのコツは五感への刺激を減らしていくこと。
HSP向けの寝室
- 一人で寝る
- 遮光カーテンを使う
- 好きなアロマを使う
- ルームウェアはコットン素材にする
- 羽毛布団など蒸れ対策もする
- 寝る1時間前からスマホ避ける
- 16時以降はカフェインを取らない
- お酒はほどほどに
五感の刺激で軽減できるものを探します。
遮光カーテンで視覚、アロマは嗅覚などで不快な刺激を防げますよね。
また体への刺激を減らすことも必要です。
カフェインやアルコールは減らすのが理想。
スマホの光の刺激も寝る1時間前からは避けた方が良いです。
ちなみに私は寝る1時間前からはルーティンを作ってスマホを触らないようにしています。
歯磨きから始まりマッサージやストレッチ・ヨガをしてボーっとする。
スマホを我慢するというより、別のことをして気を逸らすというイメージですね。
② もし休日にたっぷり寝たいなら昼寝がおすすめ

生活リズムを考えれば休日だけ寝るのはオススメしません。
休日だけたっぷり寝てると、翌日から朝起きるのが大変になります。
なので私は休日も同じ時間に起きるようにしています。
ただそうなれば疲労を取りづらいですよね。
そこでおすすめなのが昼寝です。
研究でも昼寝は夜の睡眠の3倍の効果があると言われているんですね。
14時ごろに30分ほどの昼寝をすれば、脳がスッキリしますよ。
実際に眠りについていなくても大丈夫です。
私はアイマスクをして静かな場所で30分横になるだけで効果を実感しています。
③ 午後からどんな予定を入れたらいいか?

- 睡眠の質を高める
- 昼寝をして効率的に休む
それが出来たら余った時間を休日の行動に当てていきます。
できれば平日の”逆”を意識した予定を入れるのがおすすめ。
平日の”逆”って何?
- デスクワーク⇒体を動かす(散歩)
- ストレスを感じる⇒癒し系(マッサージや整体)
- 人混みで疲れる⇒自然が多い場所で過ごす
- 孤独感を感じる⇒旧友と話す
- 身体を動かす仕事⇒何か勉強をする
平日にどんな過ごし方をしているか。
その逆を意識すると、いい気分転換ができます。
周りの人がしているリフレッシュ方法を無理に真似する必要はありません。
私も外食などは苦手なので、一人で過ごすか友人とカフェに行くような予定を立てています。
参考⋙HSPは外食が苦手?五感への刺激は強い
休日の過ごし方を変える
- まずは睡眠の質が高まる寝室にする
- 寝足りないなら昼寝の方が効率的
- 休日は平日の”逆”から探す
HSPは休みの日につい寝てしまう!後悔しない休日を過ごそう
HSPだと睡眠の質が下がりやすい。
なので休日につい寝すぎてしまうことは珍しいことではありません。
まずは睡眠の質を高める寝室を作っていきましょう。
その上で昼寝などをして効率的に休息を取ること。
そして余った時間は普段とは違うリフレッシュできる行動を1つずつ試していくと良いですよ。
無理に友達の買い物に付き合ったり、遠出をする必要はありません。
あなた自身が心から癒されたり、適度な刺激になる行動をとるのが理想です。
参考⋙HSPは買い物でも疲れる?原因と対策
参考⋙HSPには旅行嫌いが多い?遠出も疲れる
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