HSPさんは悪口が苦手な人が多いです。
私も悪口を言い合っている時間や空気感は嫌い。
なんか心がチクチクと、何かに刺されているような居心地の悪さを感じます。
今回はそんな『悪口が苦手な繊細さん向けの対処法』について考えて行きましょう。
なぜHSPだと悪口や陰口が苦手なのか。
そして悪口ばかり言う人へのトリセツや、あなたが悪口を言われたときの対応を紹介します。
HSPが悪口が苦手な理由3選
なぜ繊細さんは悪口を言う空間が嫌いなのか。
相手への嫌悪感や、自分が攻撃される不安など、苦手意識の理由を見ていきましょう。
① 悪口や陰口を言い合うギスギスした空気感が苦手
悪口や陰口を言い合う空間ってギスギスしていませんか?
その場にいる人が、一人ずつ悪口をネチネチ言っている。
そんな場所にいると、その重い空気を察知しすぎて辛くなってきますよね。
普段の生活の中でも、周りの微妙な変化を感じ取ってしまうHSP。
悪口や陰口を言っている時間や空間は、すごく心が痛んで疲れ切ってしまいます。
② HSPだと自分にも悪口を言われてる気がする
また日頃から悪口が多い人を見ると、欠席裁判をしていることがほとんどです。
相手がいないときに相手の悪口を他の人と言い合う。
この法則に従うと、あなたがいない時にあなたの悪口を言っている可能性もありますよね。
なので相手が悪口を言っているとき、自分にも向けられている気がして病んでしまう。
もともとHSPだと想像力や共感力が高い傾向にあります。
なので悪口を言われている相手の気持ちを感じ取って辛くなることも。
『自分にも影でコソコソ言っているのではないか』
このように考えることで、悪口を言っていない時間も精神的な疲労が蓄積されていきます。
③ 実際に悪口を言われたらそれが真実だと思って辛い
実際に面と向かって言われたり、自分への悪口を聞いてしまったら?
HSPでなくても心にダメージを負うことになりますが、繊細さんへの負担はより大きくなります。
もともと繊細さゆえに自己評価が厳しく、他者評価が高い傾向にあるHSP。
相手の言い分をそのまま鵜呑みにしてしまい、自分を責めてしまうんですね。
なので反論したり、『勘違いされてるな』と思わず、自分が間違っているんだと思い凹む。
こうなると相手の悪口をダイレクトに受け取ることになりしんどいです。
悪口を言う人の心理は、『自分への自信のなさ』が原因だったりします。
そういった人とは物理的な距離をとる方法を考えましょう。
(詳しい対処法は後で解説しています)
また繊細さんの場合は、相手の気持ちを間違って読み取ることも多い。
例えば相手は悪気がなかった場合でも、悪口だととらえてしまうこともあるんですね。
飛躍しすぎる傾向とは?
- ミスを指摘された⇒嫌われているんだ
- 仕事で怒られた⇒社会人として半人前だ
こういった認知の歪みは誰にでも起こりえるもの。
普段から取り越し苦労が多い人は、以下の記事を読むと良いですよ。
HSPが悪口が苦手な理由
- ギスギスした空気感が耐えられない
- 自分に悪口を言われている気がする
- 実際に言われたら相手の意見が100%正しいと思う
HSPが悪口や陰口を言う場所に遭遇したときの対応
ではその場で悪口を言い合う流れになったとき。
どのような対応をすれば、スムーズに話題を切り替えられるのでしょうか。
ケースバイケースで、取り組めそうなものを事前に用意しておくと良いですよ。
① その場を離れて悪口が収まるまで待つ
理想なのはその場を離れることです。
何かと理由をつけて、その場を離れられないか考えましょう。
その場を離れる理由
- トイレへ行く
- 自動販売機へ飲み物を買いに行く
- 電話を折り返す(嘘)
- その場にいない人に話しかけにいく
物理的にその場所を離れられれば、相手の悪口や陰口を耳にすることはありません。
一時的な対処法であれば、これは一番有効です。
休憩時間や飲み会など、悪口が起きやすい場所が特定されているなら、その場に行かないのも良いですね。
“少しでも減らせないか”というミニマリスト思考で考えると、毎日が少し楽になりますよ。
② いつも悪口を言う人がいたら避ける
特定の人がいつもネチネチと悪口を言う場合。
その人自体を避けられないかも考えましょう。
一緒にいる時間を0にすることは難しくても、減らすことはできます。
苦手な人の避け方
- 相手が苦手な人と仲良くなる
- その人の上司と一緒にいる
- 電話がかかったフリをする
露骨に避けると、相手の標的があなたになるリスクもあります。
毎回避けるというより、たまに避けて心のストレスを減らす方が良いですね。
よく怒る人にも物理的な距離をとるのが有効ですよ。
③ 話題を逸らす強いテーマとは?トレンドがおすすめ
その場を離れることができないときは、上手く話題を逸らせられないか考えます。
弱いテーマだと話題が変わることはありません。
悪口を言うより強いテーマで、何か周囲の気を引けないか考えます。
トレンドや噂話などがおすすめですね。
テーマを変えられるかも?
- 上司の昇進・転勤の噂
- 相手が好きな芸能人の話題
- 以前に話し合った話題の続き(車の買い替えとか)
相手が好きそうな話とか、お金の話とか強いテーマを考えましょう。
全く違うテーマに無理やり切り替えると、周りも違和感を覚えます。
“そういえば”とか”それで思い出したけど”と言えば、話題も変えやすいですよ。
【注意】同意や同調をすると悪口仲間の一員になるので辞めておく
逆に避けたい行動が同意や同調です。
相手の悪口に反論すると、あなた自身が悪口の標的になるかもしれない。
ただそうはいっても相手の悪口に同意するとリスクもあるんですね。
例えば悪口を言った相手に伝わり、あなた自身にも怒りの矛先が向くとか。
また仲間だと思われて、毎回のように誘われ悪口の言い合いに巻き込まれるなど。
なので話を聞くときは、反論もせず同意もしないのが一番です。
“そうなんだね”とか話を聞いているけど、そこに反論も同意も含めない返事を心がけましょう。
そして”ここだ”というタイミングで話題を変えるか、その場を離れるタイミングを計ります。
どんな意見でも強く反論すれば、相手の反感を買うので注意しましょう。
参考⋙HSPは嫌われる?嫌われやすい繊細さんのタイプやNG言動
悪口を言う流れのとき
- その場を離れる
- よく悪口を言う人を避ける
- テーマを逸らす(トレンドが有効)
- 同調して仲間になるのは辞める
HSPが悪口を言われたときの対応
万が一、悪口の矛先があなたに向いたとき。
繊細さんは防御力が弱いので、精神的にダメージを負ってしまいます。
そこで以下のようなことを心掛けて、自分自身を守りましょう。
① 悪口を言う相手の心理とは?
なぜ相手は悪口を言うのか。
その心理を見ると、悲しいというか、むなしい事実が見えてきます。
悪口が多い人って以下のような性格を持っています。
悪口を言う人の心理
- コンプレックスがある…自分の弱い部分を隠したい
- 嫉妬心がある…幸せそうな人の悪口を言う
- 過去のトラウマ…いじめなど標的にされないため
- 病気…性格や人間性の問題
悪口を言う人の心理で、羨ましいものはありませんよね。
相手がなぜ悪口を言ったか、その背景を考えると、スルーして良いことがわかります。
② 悪口を言われたら事実と主観を切り分ける
ミスを注意されたり、怒られたことから悪口に発展することもあります。
仕事であれば事実と主観に切り分けるのが大事。
例えばミスをしたことが事実であれば、そこは修正する必要がありますよね。
でもその後の悪口に関しては、上司や先輩の”個人の意見”となります。
事実と主観を切り離すことで、悪口だけをスルーすることが可能に。
言い方がひどければ、ハラスメントになるので専門の機関への相談も検討しましょう。
③ 悪口を言われたイライラを発散する場所を作る
どれだけ俯瞰して冷静になったとしても、何か小言を言われたらイライラするもの。
そのイライラを『もう大人だから』とか溜め込むのは良くないです。
積もりに積もったストレスが、いつかどこかで爆発するかもしれないから。
なのでイライラを感じたら、その都度に発散する場所を作っておきましょう。
発散する方法
- 相談できる人に話を聞いてもらう
- 紙に書きこんでビリビリに破る
- カラオケに行き大声で歌う
- ボクササイズでサンドバックを殴る
- 爆笑できる動画をストックしておく
- 好きなものを食べる
大食いとかギャンブルなど、不健康だったり不健全なストレス発散法は控えましょう。
体を動かす・本音を表現するなど、健全なストレス発散法を試してみてください。
悪口を言われたら?
- 相手の心理を知り真に受ける価値がない意見だと思う
- 職場で注意されたのなら”事実”と”個人の意見”に分ける
- イライラは感じるので溜めずに発散する
HSPにとって悪口は相性が良くない!離れるのが先決
HSPにとって悪口というもの自体の相性が良くありません。
誰かが話しているだけでも、その重い空気に疲れてしまいます。
なのでまずは日頃から、悪口が発生しやすい条件を特定しておくのがおすすめ。
休憩時間×悪口を言いたがる人など、悪口が発生する場所には傾向があるもの。
そういった場所を事前に避けることでも、ストレスはずいぶん減りますよ。
対人関係でストレスを感じやすいのは繊細さゆえのものです。
ただ仕事やプライベートでは人間関係は必須でもありますよね。
なので相手への接し方や、自分を活かせる仕事なども同時に考えておくと良いですよ。
コメント