HSPを理解されない原因は?わかってもらえないワケと接し方

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HSPは理解されない HSPと人間関係

HSPのことを全員が理解してくれることはありません。

酷な話かもしれませんが、HSPに限らず100人中100人が自分を理解してくれるというのは幻想。

ただ伝え方を工夫したり、相手への接し方を変えて対人関係のストレスを減らすことはできます。

そこで今回は『HSPをわかってもらない原因と対処法』を解説。

  • 理解されない原因を改善して努力する
  • どうしても理解してくれない人とは接し方を変える

この2つのアプローチを取れば、繊細さんの人間関係も改善します。

無神経で高圧的な人に疲労しないためにも、HSPの伝え方について考えて行きましょう。

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HSPを理解されない原因は?わかってもらないワケ

まずはなぜHSPをわかってもらえないか原因を考えてみましょう。

相手が理解してくれないときは以下の3つが当てはまるケースが多いです。

① 相手がHSPじゃないので感覚が理解できない

HSPだと性格が悪いと誤解されやすい

1つ目に考えられる原因は、あなたの説明不足の可能性。

いろいろと説明したけど、相手が『…で結局HSPって何?』と理解できていないケースです。

話がまとまっていない段階で相手に説明すると、理解してもらうのは難しいでしょう。

まずは相手に、HSPをどれだけわかりやすく伝えるかを考えることが大切です。

(詳しくは”対策編”でお話しします。)

② 相手がHSPに共感できない

家で気を遣う

HSPについて、わかりやすく伝えることはできた。

それでも相手がHSPを理解できないときは『共感できないこと』がネックになっています。

そもそもHSPは共感しづらい体質なんですね。

  • HSPな人は些細な刺激に気づける
  • 非HSPだと刺激に気づけない

↑このように『見える⇔見えない』『聞こえる⇔聞こえない』など、真逆の反応となるので共感しづらいんですね。

なのでHSP同士でも、聴覚が繊細な人と視覚が繊細な人だと共感し合うのは難しいです。

このときは、誰でも共感できるレベルで”たとえ話”をする。

もしくは相手に何をしてほしいか、具体的に伝える必要があります。

③ 相手に何を望んでいるか伝えていない

喧嘩できない

共感が難しいと、相手も『それで結局、どうすればいいの?』と困惑します。

何となく気を遣うけど、共感できないからHSPの人への態度や行動は変えられない。

つまりHSP側の人からすると、『打ち明けたのに状況が良くならない』となってしまいます。

なので共感されないことは諦めて、『相手に何をしてほしいか』を伝える必要があります。

相手に要望しないと相手の行動は変わりません。

『察してほしい』とか『わかってほしい』と願うだけでなく、言葉にするのが大切です。

参考⋙HSPは喧嘩できない?苦手な理由や正しい自己主張を学ぶ

HSPが理解されない原因

  1. そもそもHSPのことがわからない
  2. HSPの人に共感できない
  3. 相手が何をすればいいかわからない
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HSPを理解されないとき!周囲への人への伝え方3ステップ

次は周囲の人に理解してもらえる工夫について考えて行きます。

先ほどの理解されない原因を踏まえて、3つのステップに分けました。

① HSPで何が苦手かをハッキリさせる(1つに絞る)

混雑

まずは自分自身について知ることから始まります。

周囲の人にHSPを伝えるには、まず自分自身で何が苦手なのかをハッキリさせましょう。

五感が繊細であるHSPですが、特に苦手な刺激には個人差があります。

相手に伝えるとなると、最初は1つの刺激に絞った方が理解されやすいのは確か。

なので『特に繊細な五感や、特に苦手な刺激』を挙げていきます。

例えば私の場合は、五感の中でも聴覚か過敏なんですね。

その中でも振動がある音(車や電車や太鼓)が苦手。

このように『繊細な五感・苦手な刺激』をハッキリさせます。

② 相手にHSPであることを伝える

セルフチェック

次は実際に周囲の人にHSPであることを伝えていきます。

まずは伝える内容を事前にまとめておきましょう。

大切なポイントは専門用語を使わないこと。

“HSP”とか”過敏性”という単語を避けて伝える練習をします。

大きい音に弱くて、車とか電車の音が苦手なんだよね

また相手に説明するときは、事前にHSPに関する本を読むのもおすすめ。

本では読者にわかりやすいように説明されているので、参考になりますよ。

参考⋙HSP向けのおすすめ本15選【初心者・テーマ別】

話し下手なら、相手にHSP関連の書籍を読んでもらうという方法もあります。

繊細さんの本など、かみ砕いて書かれている本なら読みやすいですよ。

③ 相手にどうしてほしいかを伝える

話し合いの場を作る

相手がHSPを理解しても、共感は難しいです。

共感となるとHSP同士でも苦手な刺激が異なるので、必ずできるわけではありません。

そこで大切なのが『相手に何をしてほしいか』を伝えることです。

伝えるときのコツは『相手の負担をできるだけ下げること』

要望を何個も伝えたり、相手の習慣や生活リズムを変えてもらうのは非現実的。

変えて欲しい行動を1つ伝えるか、環境を変える交渉をするのが理想です。

私が”音”の刺激で要望したこと

  • 着信音の音量を2つ下げて欲しい
  • 防音カーテンをつけたい

このように1回行動して変わるものだと了承してもらいやすいです。

習慣となると環境を変えた方が良いですね。(聴覚だと防音対策など)

HSPの伝え方

  1. 過敏な五感と苦手な刺激を1つ選ぶ
  2. 専門用語を使わず伝えるように心がける
  3. 相手にしてほしい簡単な行動を1つお願いする
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それでもHSPをわかってもらえないときの接し方

わかりやすく伝えたし、要望も伝えた

それでも断られるケースや、『誰でもあるよ』とスルーされることはあります。

そんな鈍感さんには、こちら側から接し方を変えてストレスを遠ざけていきましょう。

HSPを理解してくれない恋人や友達に対して

HSPと合わない人

友人に対しては2つの対策があります。

まず1つ目は『困らない状況で会う』こと。

  • 苦手な刺激がない環境で会う
  • 苦手な刺激がない場所で遊ぶ

このように相手が変わらないなら、会う場所を変えるというのが1つ目の方法。

そして2つ目の方法は、新しい友達を作るという方法です。

勇気を出して伝えたのに、友人に理解してもらえないとショックですよね。

でも世の中にはHSPに理解を示してくれる人もいます。

なので中長期的に考えると、付き合う友達を変えるという方法もあるんですね。

おすすめはネットで同じ刺激が苦手な人を探すこと。

ネットではなくリアルな場でなら、優しくて穏やかな人が参加する趣味を持つのも良いですね。

『読書会』とか『陶芸』など、繊細さんが多い場所に行けば気の合う人は見つけやすいです。

参考⋙HSPと相性の良い人の見つけ方!相性の良い悪いを見極める方法

HSPを理解してくれない親や家族に対して

HSPは家族といると疲れる

家族でHSPを理解してくれない人がいると、ストレスは大きくなります。

一緒にいる時間が長いので、ストレスを避けるのは友人関係より難しいでしょう。

一番の解決方法は一人暮らしをするか、自分の部屋を持つことです。

例えば私の場合は自作で防音シートを作って、家族の生活音を減らしていました。

一人暮らしをしてからはストレスが0になりましたが、学生の頃は防音対策で対応。

このように家族が変わらないなら、自分がいる空間を変える工夫が必要になります。

一緒にいるのが嫌なら生活リズムをズラして食事を別々にするだけでも楽ですよ。

親の価値観は30年前のものです。

そう考えると親がHSPを理解できないのも、私たちが親を理解できないのも仕方がないかもしれません。

『家族だから理解し合えるはず』と考えていると、自分自身を苦しめることになるので注意しましょう。

参考⋙HSPと合わない人を避けて波長が合う人との巡り合う方法

HSPを理解してくれない職場に対して

同調圧力

同僚や上司などがHSPを理解してくれないときは2つの選択肢があります。

まず1つ目は、自分でできる対応に集中すること。

私がしたこと

  • 音対策…出社時間を早くして大切な仕事に取り組む
  • 光対策…ブルーライトカットの眼鏡をかける
  • 匂い対策…マスクにお気に入りのアロマを1滴たらす

職場の人でHSPを理解してくれない人がいれば、その人から距離を取ることが大事。

あとは五感の刺激を軽減できるグッズを活用していくという流れになります。

そして2つ目の選択肢は職場を変えること。

もちろんすぐ転職する必要はありません。

それに転職先でHSPの理解を得られるかもわかりませんし。

ただ『ずっとこの職場で我慢し続けるんだ』と耐えるのは、精神的に辛いですよね。

そうではなく『いざというときは会社を変えてもいい』と思えることで、気が楽になります。

転職活動というより、『もし転職するなら、どんな業界や働き方が良いかな』とアンテナを広げてみましょう。

『今の会社しかないんだ』と言い聞かせて働くより、少しだけ視野が広くなり肩の力も抜けますよ。

理解してくれない人との接し方

■友人の場合

  • 苦手な刺激がない場所で会うようにする
  • HSPを理解してくれる人を探す

■家族の場合

  • 自分の部屋の居心地をよくする
  • 一人暮らしを検討する

■職場の場合

  • グッズで刺激から身を守る
  • 今後のキャリアや転職を考える
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HSPであることは全員には理解されない!わかってくれる人を大切にしよう

HSPを世界のみんなが理解して配慮してくれたら、私たちが暮らしやすくなるのは確かです。

ただ残念ながら周囲の人全員にHSPを理解してもらいたいという願いを叶えるのは難しいでしょう。

私たちができることは、できるだけハードルを下げてお願いをすること。

相手が理解してくれるかどうかは相手次第です。

そんな人に対して、接し方をどのように変えていくのかが私たちにできること。

自分の領域と他人の領域を分けて考える。

このように境界線をイメージすれば、『なんで理解してくれないの?』という不満が消えます。

その代わりに『ではどうすればいいか?』と前向きに物事に考えらるようになり状況が改善しますよ。

参考⋙HSP向けの結婚相手とは?結婚生活の現実

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