私もHSPですが外食が少し苦手です。
家で食事するようにリラックスできず、小食になることも。
特に密集した飲食店や、お酒のニオイがキツイ場所が苦手でした。
でも少しずつ外食への苦手意識を薄めていくことはできますよ。
この記事でわかること
- HSPだと外食が苦手なワケ
- 次回の外食でおすすめの準備
- 苦手意識を克服する方法
外食を得意になったり大好きになる必要はありません。
ただ家族や友人・恋人など、大切な人との時間に集中することはできますよ。
HSPだと外食が苦手な理由3選
なぜ繊細さや過敏さがあると、外出しての食事が苦手になりやすいのか。
飲食店特有の五感への刺激や、食事シーンでの人間関係が関係しています。
① 外食する空間が苦手で吐き気がする
私が外食が苦手な理由が嗅覚への刺激になります。
ビールなどアルコールのニオイや、飲食店特有の料理のニオイが苦手なお店があるんですね。
五感への刺激に敏感な繊細さんだと、飲食店で受ける刺激がきつくて避けがちになります。
飲食店での苦手な刺激
- お酒のニオイ
- 他人の咀嚼音
また立ち飲み屋など密集して食事をする場合は、周囲の人の香水が気になることもあります。
食欲が薄れてしまうような刺激があり、飲食店での食事が苦手でした。
私の場合はお店選びを自分で行うことで、苦手な飲食店を避けるようにしています。
② 真面目だと誰かと食事するのが苦手
すごい真面目なタイプの人は、外食で気を遣うから苦手という人がいます。
例えば食事のペースを周りに合わせたり、食事量を周りと同じにするなど。
また料理人の人への『せっかく作ってくれたから残してはいけない』というプレッシャーが緊張を生み食欲不振になる人もいます。
外食で気を遣う場面
- 相手と食事のペースを合わせる
- 相手と食事量を合わせる
- 残さず食べないといけない
このように周りの人への気遣いが疲れるので、家で食べたいと思う人は多いです。
この場合は目の前の食事や、相手との会話に集中すること。
そして食事を残してしまうときは、店員さんに一声フォローするだけでも罪悪感はなくなります。
③ 外食するときの人間関係が落ち着かない!人前で食べれない
外食するときは一人ではなく、誰かと一緒に食べることが多いはず。
そうなると苦手な人間関係で食事をするのが苦痛に感じることもありますよね。
苦手なシチュエーション
- 嫌いな上司との飲み会
- 苦手な知人がいるランチ会
- 愚痴っぽい友達との食事
美味しいはずの料理も、苦手な人と一緒にいると不味く感じてしまいます。
コミュニケーションに疲れると、次第に外食自体に苦手意識を持ってしまうかも。
この場合は苦手な人からの誘いを断る勇気も必要になってきます。
誘ってくれたことに感謝して、相手を傷つけずに断れるようにしたいですね。
HSPだと外食が苦手な理由
- 飲食店の香りが苦手
- プレッシャーを感じやすい
- 食事中の人間関係が嫌
HSPは次回の外食でどうすればいい?苦手な状況への対処
来週に外食する予定があって憂鬱だ
こんなときは次回の外食にどのように望めばいいのでしょうか?
私が苦手な外食があるときにしている準備を紹介します。
① 直前の食事を抜いていくと食欲が落ちない
苦手で小食になってしまうのが気になる
こんなとき私は直前の食事を少なくして、外食に臨みます。
夕方に外食するのであれば、その日の昼食を少なめにしておくんですね。
そうすれば夕食の段階でお腹がペコペコになります。
いつも通り食べられるし、お腹が減っているからこそ食事を楽しめるようになります。
それでも食べきれないときは、無理をして食べきる必要はありません。
私は料理を残すとき、店員さんに一声だけフォローするようにしています。
すごい美味しかったです。残してしまってごめんなさい。
このようにフォローすればお店側の人も嫌な気分にはならないはず。
当日の食事量を減らしたり、フォローすることで小食問題はクリアできます。
② 緊張することを見越して胃腸の漢方薬を飲む
緊張すると自律神経が乱れて消化力も減ってしまいます。
するとさらに緊張したり食欲が抑えられてしまうという悪循環に。
しかも外食するときの料理は脂っこいものや甘いものが多いですよね。
そこで私は外食するときは胃腸の漢方薬を持っていくようにしています。
そうすれば食事中の胸焼け・胃もたれなどはなく食事を純粋に楽しめるようになります。
しっかり食べれた経験が自信となり、外食への苦手意識も薄まっていきますよ。
薬を使うのが抵抗があるという場合も、ドラックストアの漢方薬なら試しやすいはず。
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③ 途中参加や途中退席をして負荷を減らす
どうしても苦手な人がいる
こんなときは急用を作ってしまうという対処法もあります。
当日の予定を作ってしまえば、途中参加や途中退席で負担を減らせるかもしれません。
欠席するのは申し訳ないというなら、飲食店で滞在する時間を減らしてみましょう。
もちろん毎回、使える手ではありません。
ただたまにしか合わない知人との機会であれば、途中参加はけっこう有効な手段となります。
苦手な外食を控えているとき
- 直前の食事の量を減らしてお腹を空かせる
- 緊張するなら漢方薬を用意する
- どうしても嫌なら途中参加・途中退席をする
どうしても外食が苦手なHSPさん向けの対策
今後、ずっと外食に苦手なイメージを持たないといけないの?
このように将来を考えると不安を感じるかもしれませんが大丈夫。
今後の外食はいろいろな方法でストレスを避けることができます。
苦手意識を薄めるためには、次の3つを意識しましょう。
① 苦手な人からの食事の誘いは断る勇気を持つ
そもそも論として苦手な人からの食事の誘いは断るのも正解です。
上司や同僚など何度も断るのは関係性が悪化するかもしれません。
でも外食に苦手意識があるうちは、”1回でも減らす”という考えで自分を守ってあげましょう。
相手を不快にさせないように断れば、大きな問題にはなりませんよ。
断り方
- “ありがとう”と誘ってくれたことに感謝する
- “その日は予定がある”と用事のせいにして断る
- “申し訳ない”と謝罪する
感謝→用事で断る→謝罪
この流れで断れば、相手も嫌な気分にはなりません。
全ての誘いは断れないかもしれませんが、1回でも断ることで苦手な状況を避けましょう。
② 家族や友人との外食は自らお店を選ぶ
大切な人と一緒にいる時間を過ごしたいけど外食は苦手
こんなときはあなたが過ごしやすいお店をピックアップするのがおすすめ。
私もよくやるのですが、自分から誘って自分からお店を予約するんですね。
そうすれば苦手なお店や苦手な料理を避けることができます。
外食が苦手な人におすすめのお店
- 料理をシェアするメニュー
- テーブルごとの距離感がある
- 清潔感がある
- 個室でプライバシーが保てる
家で食べているときと似たような空間を作れるお店がおすすめ。
普段から散歩するときに『ここのお店ならリラックスできそう』と思ったら記録しておくと良いですよ。
私は旅行なども自分でプランを立てて苦手な場所を避けるようにしています。
参考⋙HSPだと旅行は疲れるから嫌い?楽しめない苦手意識の薄め方
③ 外食への不安や恐怖があるなら暴露療法がおすすめ
外食が苦手というか不安や恐怖すらある
こんなときに有効な方法が暴露療法というものです。
これは高所恐怖症などを克服するときに使う心理療法の1つ。
大丈夫な高さから試していって、少しずつ高さに免疫を付けていくという方法です。
この暴露療法という方法は、苦手なシチュエーションを克服したいときに有効。
私も使ったことがあり、”楽な外食”から試して自信をつけていきました。
暴露療法の例
- 一人で外食をする
- 家族と近くのお店で食事する
- 友達とスイーツなど軽食をする
どんなシチュエーションが楽と感じるかはあなた次第です。
体感で『7割は大丈夫だけど3割は不安』くらいのシチュエーションを選ぶこと。
その状況に身を置くことで少しずつ慣れていき、苦手だった状況も平気になりますよ。
好きな人との食事が苦手といった人でも、少しずつ慣れていくことができます。
外食が苦手なとき
- 苦手な人からの誘いは1回でもいいから断る
- 大切な人との食事は自分でお店選びをする
- 不安や緊張があるなら暴露療法で慣れていく
HSPだと外食が苦手になりがち!アプローチ次第で問題解決できる
飲食店という空間は、HSPさんにとって苦手なものが多いです。
そんな場所をいきなり好きになることはできないかもしれません。
ただ苦手意識を克服して、その場にいる人と楽しく食事することはできます。
小食になるなら、直前の食事の量を減らしてみましょう。
緊張してしまうなら胃腸の漢方薬を用意しておくと良いですよ。
それでも嫌な人からの誘いは、1回でも断って負荷を減らしていきましょう。
苦手なお店に共通点があるなら、お店選びの段階でそういったお店を避けるのも効果的です。
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