HSPだと眠いと感じやすかったり、睡眠時間が長い人が多いです。
周囲の刺激に過敏に反応して、疲れやすいのが原因。
そんな繊細さんの日中の眠気対策には、どんな方法があるのでしょうか?
今回は効果的な昼寝の方法や、眠気を覚ます方法を紹介。
過剰に眠たくなる原因となる不快なストレスを遠ざける工夫もお話しします。
HSPだから眠い?休日でもずっと寝てしまうワケ
まずはあなたの眠気が、HSPという体質と関係しているのかについて。
しっかり寝ているのに眠い場合は、他の原因も考えられます。
① HSPだと眠気が来やすい理由は?
HSPさんには、睡眠時間が長いロングスリーパーが多いと言われています。
これは疲れを溜めやすい体質が関係しているんですね。
周囲の変化や刺激に過敏に反応してしまうので、心身にストレスがかかりやすい。
人間関係の気遣いなども疲労の原因となり、普段の生活で体力が無くなりやすいんです。
こういった慢性的に疲れることから、眠気がやってくるという流れ。
考え込みやすかったり悩みやすい場合も、疲れが人一倍溜まってしまいます。
② HSPだから眠い?診断をしよう
ただ眠気の原因がHSPだけかは、事前にチェックする必要があります。
HSPであれば眠気以外にも、日常生活で苦労が多い。
以下のような診断シートで、HSPの体質かを確認することができますよ。
また日常生活の眠気は、HSP以外が原因の可能性もあります。
例えば睡眠時無呼吸症候群であれば、睡眠時間を確保しても質が悪いので日中も眠くなりやすいんですね。
参考⋙睡眠時無呼吸症候群の診断
このように日中の眠気は、いろんな原因が考えられます。
もし『HSPかも?』と疑っている状態なら、本を読んで本当にHSPか確かめてみましょう。
HSPと眠気の関係性
- 繊細さゆえに疲れやすいのが原因
- 周囲の刺激や対人関係の疲れから眠気がくる
- ただHSP以外の原因も一緒に考える必要あり
HSPで眠いとき!一日中寝るのを避ける方法
HSPさんが名向けに襲われたとき、どのような対策があるのでしょうか?
私が実際に試して効果を感じたのは、次の3つ。
応急処置を2つ、予防法を1つ紹介しますね。
① HSPを逆に利用する!眠気を覚ます五感への刺激
応急処置としては、眠気を今すぐに覚ます方法を試していきます。
HSPの五感への過敏さを利用した眠気解消法。
眠気を覚ます方法
- 太陽の光を浴びる(視覚)
- EDMを聞く(聴覚)
- ミントのガムを噛む(嗅覚・味覚)
このように五感をあえて刺激することで、眠気を覚ましていきます。
HSPであれば、一般的な眠気解消法も人一倍効果がありますよ。
私の場合はこういった刺激に加えて、運動を行います。
強制的に体を起こすことができるし、運動不足解消にもなるのでおすすめ。
② まだ眠いHSPさんにはカフェインの力も活用した昼寝がおすすめ
眠気を覚まそうとしても、まだ眠い
そんなときは戦略的な昼寝にトライしてみてはいかがでしょうか?
実はパフォーマンスを上げるための昼寝があるんですね。
それがパワーナップという昼寝。
昼食後の14時~16時の間に20分ほどの昼寝をすることで、脳をスッキリさせるという方法です。
ポイントは20分以上は寝ないようにすること。
理由は午後に20分以上寝ると、その日の夜の寝つきが悪くなってしまうから。
上手に20分で起きるために使うのがコーヒー(カフェイン)。
昼寝の前にカフェインを摂れば、20分ほどしてカフェインが利いて自然と目が冴えてくるんですね。
もちろん本当に寝なくても良くて、目を閉じてボーっとするだけでも効果があります。
どうしてもそのまま寝てしまうなら、座った体勢で寝るなど姿勢も気を付けましょう。
パワーナップのやり方
- コーヒーを飲む
- タイマーを20分に設定
- アイマスクを付ける
- 20分後のアラームで目を覚ます
- ストレッチで体を起こす
③ HSPさんは休みの日に楽になる方法を試す!眠くなりやすい日々にサヨナラ
平日の眠気は、刺激や昼寝で応急処置をします。
ただ毎日のように眠気がくるなら、休日の過ごし方も意識していきましょう。
仕事で疲れるのは仕方ないので、休みの日に楽ににある方法を探すんですね。
HSPさんにおすすめなのはデジタルデトックス。
SNSやニュースを見ない時間を作るという過ごし方です。
他人の言動が気になるタイプのHSPさんに、おすすめのリフレッシュ方法ですね。
私はスマホを家に置いて、公園を散歩するようにしています。
自然の中で散歩をするとストレスも解消されるので一石二鳥ですよ。
HSPの眠気対策
- 五感への刺激で眠気を覚ます
- それでも眠いならパワーナップを試す
- 休日は刺激や対人関係がない時間を作る
HSPで眠いと感じやすいときに根本的な対処法について
先ほどは今すぐ試すような眠気への対応をお話ししました。
最後はもっと根本的な問題について。
繊細さゆえに日常生活で疲れを感じやすいことを踏まえた過ごし方を見ていきます。
眠気以外にもストレス対策にも効果的ですよ。
① 日常生活の嫌な刺激を減らしていく
まずは余計に消耗しないために、日常生活の不快な刺激を減らしていきましょう。
仕事の人間関係など、ストレスが大きいけど避けにくいのはスルー。
それよりも『すぐに対応できる刺激』から遠ざけていくと効果を感じやすいです。
すぐに減らせる刺激の例
- 満員電車…出勤時間を早くしてズラす
- 騒音…ノイズキャンセリングのイヤホン
- 寝室の明かり…アイマスク
- 他人の悪臭…アロマ・ガムを噛む
心身へのストレス度よりも、すぐに対応できるものを優先。
質よりも量を優先することで、不快な刺激を減らしていきます。
参考⋙HSPでニュースがつらい!辛い事件など見れないときの対策
② 人と会うと疲れるHSPさんへ!対人関係の整理
他人の言動が気になりやすいHSPさんは、人間関係の整理も必要です。
人間関係もストレス度ではなく、『切りやすさ』を優先しましょう。
(職場に苦手な人がいるからと、すぐに転職できるわけではありませんし)
すぐに減らせる対人関係
- 苦手な人からの誘いは仕事を理由に断る
- 職場で嫌な先輩がいたら、その先輩が苦手な上司と仲良くなる
- 嫌いな芸能人がテレビに出たらすぐチャンネルを変える
- 苦手な友達がいたらSNSをミュートにする
このようにスグ対応できる人間関係から整理していく。
その上でご近所さんが嫌なら引っ越し先を探したり、職場が嫌なら転職先を探すなども検討しましょう。
人と人の相性の悪さは、お互いに落ち度はありません。
なので相手の誘いを断ることに罪悪感を持つ必要もありませんよ。
参考⋙HSPだと人と会うと疲れる!話すと消耗する原因と回復方法
③ 睡眠の質の向上すればよく寝る問題も解決!
不快な刺激や対人関係を減らしたあとは、睡眠の質について。
睡眠の質が高くなれば、無駄に寝ることも日中の眠気も予防できます。
睡眠の質を高くするナイトルーティンは以下の通り。
おすすめの夜の過ごし方
- 寝る3時間前に夕食
(寝る直前に飲食をすると消化活動で睡眠の質が落ちる) - 寝る2時間前に入浴
(入浴後に体温が下がって自然な眠気がやってくる) - 寝る1時間前からスマホを断つ
(ブルーライトは入眠を妨げるので) - 寝る30分前にストレッチ
(ストレッチ後に体温が下がり眠気がくる)
あとは心地の良い刺激を与えたり、不快な刺激を遮断するグッズも使いましょう。
私はアロマを使ったり、光対策として遮光カーテンを使っています。
アイマスクや耳栓であれば100均で揃えられるのでお手軽な睡眠グッズですよ。
HSPさんの疲労対策
- 不快な刺激を遠ざける
- 苦手な人間関係を切る
- 睡眠の質を高める工夫をする
HSPだと眠い時間が長い!ずっと寝てしまうときは疲れを減らそう
普段の生活で消耗しやすい体質のHSPは、日中に眠気と戦うことが多いです。
まずは五感を刺激させて、眠気を解消できないか試してみましょう。
それでだめならパワーナップという20分の昼寝をするのがおすすめ。
応急処置はこの2つですが、根本的には日常生活の暮らしにも目を向けると良いです。
不快な刺激や人間関係は、1つずつ減らしていくこと。
そして睡眠の質を高めるために、夕食や入浴の時間を調節するのも効果的ですよ。
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