HSPだと電車でもキツイ状況ってありますよね。
- 満員電車でクラクラする
- イライラしている人が近くにいて怖い
- 電車の音や振動が心臓に響く
私もストレスが溜まって過敏になると電車の音や振動に反応してしまいます。
通勤があるので避けることもできず、悩んでいました。
今回はそんな試行錯誤の時期に試した電車対策をお話しします。
電車の乗り方・座る位置・騒音対策グッズ
これらを使えばHSPさんでも電車乗車中の辛さを軽減することができますよ。
HSPさんは電車が苦手?疲れる原因5選
HSPと言っても音に敏感な人や、人間関係に繊細な人など様々。
そこでまずは電車に乗ってるとき、何が嫌かを見ていきましょう。
① 電車の音や雑音が苦手
私もHSPなのですが、特に騒音が苦手なんです。
なので電車の走行中の音だったり、アナウンスの音声が嫌でした。
心臓に響くというか、耳の奥で響いてくる嫌な音量だったんですね。
そして乗車時は、車内の会話やイヤホンから漏れる音が気になります。
『気にしないようにしよう』と思えば思うほど、ささいな音を耳が拾って大変でした。
電車の音は避けられない問題。
だからこそ我慢するのではなく、積極的な対応が必要になるんですね。
② 朝の電車通勤では視覚にも負荷がかかる
通勤電車になると、乗車するお客さんも増えます。
そうなると聴覚だけでなく、視覚への負担も大きくなりました。
ゾロゾロと行列になって並んでいる構内や、チカチカする広告。
窓を見ても街の景色がどんどん移り変わるので落ち着きません。
特に太陽の光が強いと、それも余計な負担になってしまうんですよね。
こんな状態が続けば、目的地に着くときには疲れ切ってしまいます。
視野をどこに置くかも、HSPが電車に乗る時に必要な配慮です。
③ 満員電車のイライラが気になる
住んでいる地域によっては、満員電車で通学・通勤する場合もあるかと思います。
満員電車がHSPにとって嫌なのは、まず『パーソナルスペース』がないこと。
自分のテリトリーに人がいることで、落ち着かない時間を過ごすことになります。
身動きがとれない状況が続くと不安感も高まりますよね。
また周囲のイライラが自分に向いているような気がして、落ち着かないこともありました。
そもそも満員電車が好きな人っていないですよね。
一人ひとりは些細なイライラだけど、それがHSPにとっては脅威になります。
気が散るし、自分には関係ないのに周囲の顔色を気にしてしまうこともありました。
参考⋙HSPは怒ると怖い?怒りっぽい繊細さんの怒り爆発のキッカケ
④ 電車には苦手な人が1人くらいいる
電車は不特定多数のお客を乗せます。
なので乗客の中には苦手な人もいて、その人のせいでしんどい時間を過ごす場合もありますよね。
特に私は以下のような乗客が苦手です。
苦手な人の例
- マスクしないで咳をする
- 電話で大声で話す
- 酔っ払い
- 体臭が臭い
- 香水が臭い
五感に刺激を与えてくる人が嫌でした。
でも電車はみんなを乗せる交通手段だし、自分のワガママは通りません。
上手く苦手な人を避ける工夫が必要になってきます。
参考⋙HSPと合わない人を避けて波長が合う人との巡り合う方法
⑤ 特急など停車駅がないと逃げ場がない
先ほどのような刺激の負担を、さらに加速させる状況があります。
それが特急列車に乗ること。
停車駅が少ないので、ずっと同じ状況が続き逃げ場がありません。
『逃げ場がない』と思えば、さらに周囲の刺激に過敏に反応してしまいます。
特急列車が苦手な場合は、安全場所を確保しやすい電車の乗り方も考えた方が良いかもしれません。
HSPが電車で苦手な瞬間
- 音がうるさい
- 視界も落ち着かない
- 満員電車のイライラを感じる
- 苦手な人がいるとツライ
- 特急だと逃げ場がない
HSPで電車が疲れるときの対策5選
先ほどの苦手なシーンを踏まえて、対策を考えて行きます。
実際にHSPの私が実験して効果を感じたものを紹介しますね。
① 電車での音を軽減する
まず私が試したのが、駅内や乗車中の騒音対策でした。
基本的に騒音対策は、『①音を減らす』と『②音を上書きする』の2つの方法があります。
耳栓などイヤホンを使う対策が①。
音楽を聴いて音を上書きする対策が②となります。
この2つを両方するために私が購入したのが、ノイズキャンセリングのイヤホンでした。
ノイズキャンセリングのイヤホンを使えば、音量を大きくしなくても周囲の音を遮断できます。
通勤など長期間、電車に乗る場合は、イヤホンの音量を大きくして耳に負担をかけるのも避けたいはず。
そういったときに役立ったのが、ノイズキャンセリングのイヤホンでした。
流す音楽については、あなたが好きな音楽でOK。
ただ個人的には『川のせせらぎ』や『雨の音』などホワイトノイズがオススメです。
自然界にある一定のリズムで刻む音は、人間が落ち着くような効果があるんですね。
YouTubeで『自然音』と検索すれば、たくさん候補が出てきますよ。
② スマホに没入して視覚を固定する
視界が変わっていくのがストレスの場合はスマホを活用しましょう。
動画だとシーンが頻繁に変わるので、漫画などがおすすめ。
漫画なら自分のペースで読み進めていけるので、漫画アプリを使ってはいかがでしょうか。
今は漫画アプリでも多くの作品が無料で読めてお得ですよ。
漫画アプリの例
- ゼブラック(集英社)
- サンデーウェブリ(小学館)
- マガジンポケット(講談社)
漫画以外だと、どうぶつの森など非バトル系のゲームアプリも良いですね。
このようにリラックスして楽しめるエンタメ系のアプリを使ってはいかがでしょうか。
③ 満員電車は乗る場所を工夫する
満員電車に乗るときは、場所取りを意識しましょう。
ドアの出入り口付近は、人の出入りが激しいのでHSPさんには向きません。
一番理想なのは座ること。
座ってさえしまえば、先ほどのようにイヤホンとアプリで自分の世界に入りやすいです。
いくら混雑していても、座っていたら混雑も感じにくいですし。
ただ満員電車なので、必ず座れる保証はないですよね。
そこで私が心掛けていたのが、連結部分付近まで進むことでした。
連結部分は満員電車だったとしても、混雑度合いが”マシ”だったからです。
あくまで理想は座ること。
なのでまずは路線や時間帯によってスペースが空きやすい場所を探しましょう。
学生さんが座っていれば、相手が降りるタイミングで入れ替わって座れるチャンスがありますよ。
④ 乗る電車の時間をズラす
そもそも満員電車を避けられないかも考えましょう。
例えば20分早く家を出れば、満員電車を避けられるのなら、早く家を出た方が良いかもしれません。
朝活として早めに到着駅について、近くの公園やカフェで自分の時間に使います。
勉強や仕事しても良いし、朝ご飯を家ではなくカフェで過ごすのも良いですよね。
また特急電車が苦手なら、早めに出発して各駅停車の電車に乗る選択肢もあります。
各駅停車の電車なら混雑率も特急よりマシ。
このように時間帯をズラして、満員電車自体を避けられないかも検討しましょう。
⑤ 嫌な人から自分を守るルールを作る
同じ車両に嫌なお客が乗っていたら、多くの人は我慢します。
香水が臭いとか、電話でうるさい人がいても、そのまま我慢してしまうんですね。
ただ私はHSPであることを受け入れてから、苦手な人とは極力、距離を置くようにしています。
『電車でも嫌な人がいたら隣の車両に移動する』
たったこれだけのルールを作っただけで、苦手な人から受けるストレスが減りました。
周りの人が我慢しているからといって、あなたも我慢する必要はありません。
もし苦手な刺激を与えてくる人がいれば、停車時に降りて隣の車両に移動しましょう。
【長期的な解決案】電車を使わない生活を送る
先ほどの5つの対策は、次に電車に乗ったときからできるもの。
最後は根本的な解決方法を紹介します。
それが『電車が不要な場所に引っ越す』です。
HSPで電車が苦手だからと引っ越す必要はありません。
ただ次に引っ越すタイミングがあれば、電車の乗車時間が少ない地域を選ぶのは賢い選択です。
引っ越し先の選び方
- 会社の近くに引っ越す
- 始発駅を最寄り駅にして座れるようにする
- 満員電車がない路線を選ぶ
- バス移動できる地域に住む
- 車通勤にする
今すぐにできる対策ではないし、今すぐ考える必要はありません。
ただ次に引っ越すことがあれば、電車など苦手な交通手段を選ばなくて済む地域を候補にしてはいかがでしょうか?
HSP流の電車対策
- イヤホンでホワイトノイズを聴く
- スマホで漫画を読み視野を固定する
- 満員電車は始発で座るか連結部分で立つ
- 乗車時間を早くして混雑率を減らす
- 嫌な人がいたら隣の車両に行く
- 将来的には徒歩圏内で通える場所に引っ越す
HSPで電車が怖いなら苦手な刺激を遠ざけよう
今回はHSPで電車が苦手なときの対応についてお話ししました。
まずはどの刺激や状況が嫌いなのかをハッキリさせます。
苦手なシチュエーションがわかれば、その刺激の遠ざけ方もわかります。
聴覚・視覚・嗅覚・周囲の人etc
あなたは電車に乗車したとき、何に苦手意識を感じますか?
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